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【MOTOR LABEL】北の大地を征する圧倒的な走破性

拠点はあくまで北海道札幌市だが、そのクルマ造り、カスタマイズ手法には、全国に多くのファンを持つ「モーターレーベル」。未開の大地や酷寒を走るために鍛え上げられたカスタムは“本気”の完成度。とくにランドクルーザーのユーザーたちがシンパシーを感じてしまうのは必然であろう。
 そんなモーターレーベルが今回、推奨するのは2台のランドクルーザー。1台はランドクルーザー40。ベースは昭和58(1983)年式のBJ46Vだが、エンジンは初期の70系に搭載された直噴ターボ、13B‐T型にスワップ、トランスミッションも5速MTに変更している。さらに駆動系ではトランスファのローギアード化、サスペンションでは60系ホーシングへの交換や、様々な板バネをブレンドしたオリジナルリーフの採用など、走りの部分を徹底的に見直しているのが特徴だ。
 そして、それに加えてエクステリアにもこだわったのがモーターレーベル流。バンパーフェンダーなどにはオリジナル加工を施し、LEDのヘッド&フォグランプを採用するなど、今どきのギミックも所々に備えられているのだ。
 そしてもう1台は、平成6(1994)年式のランドクルーザー70、HZJ73V。こちらもモーターレーベル・オリジナルの深みのあるレッド×ブラックにペイントされ、カスタムもパフォーマンスの向上と、時代にあったエクステリアパーツがバランスよく採り入れられている。
 2台に共通しているのは、思わず乗ってみたくなってしまう仕様、ということ。オフローディングの楽しみや、ワクワクの冒険心、そしてアウトドアへの好奇心。モーターレーベルの哲学が感じられる2台なのだ。

■BJ46V

Britpart社製LEDヘッドライトや、バハデザインLEDフォグランプ(クリア&イエロー)で、今時のフェイスにメイク。ワンオフのフロントバンパーにはWARN8274ウインチを搭載して、頼もしい存在感をアピールする。
ボディは“ベッドライナービースト”で全塗装。表面が少しザラザラしたもので、汚れやキズが付きにくくなっている。カラーはメタリックも少し入ったマットなレッド。幌&幌ドアはベストップ社製を採用している。
前後のホーシングはランクル60のものにスワップ。ワイドトレッド化を実現するため、そして何より純正の前後マニュアルデフロックを装備するためだ。リーフスプリングは様々な仕様をブレンドしたオリジナル仕様。
フロントパイプフェンダーも、リアパイプフェンダーもワンオフで製作。リアはステップも兼ねるサイドシルガードから取り回され、ボディ自体を強固にプロテクトする役目も。オフロードに対するノウハウが生きている。
タイヤはマキシス(38.5×12.5R16)。これをビードロックホイールに組んでいる。オリジナルにブレンドしたリーフスプリングによるリフトアップ、ワンオフのパイプフェンダーで、伸縮時もボディやインナーへの干渉はなし。

■HZJ73V

上の40より、少しマイルドなテイストに仕上げた70。サスペンションはオールドマンエミュのキットで2インチアップ、タイヤはサイメックスの36×12.5R16、ホイールはレイズのTE37鍛造。WARN M8000ウインチを搭載するのはワンオフバンパーだ。
札幌駅からクルマで15分ほどに位置する「モーターレーベル」。良質な本州仕入の中古車や、実直なまでに性能重視で仕上げられたコンプリートカーなど、車両販売をメインに、カスタムや整備、車検など、クルマに関するすべてのサービスを実施している。さらに競技会や走行会などイベントも。専用のプライベートキャンプ場もあるのだ!