TOP > 記事 > 「4×4プレゼンツ」軽トラカスタム先駆者のアゲトラ最新術!

「4×4プレゼンツ」軽トラカスタム先駆者のアゲトラ最新術!

宮城県・仙台の地で、20年に渡り4WDのカスタムを手掛け続ける4×4プレゼンツ。今でこそ軽トラをリフトアプするカスタムは大ブレイク中と言えるが、実は今から遡ること16年前に、4×4プレゼンツではST31キャリイのリフトアップスタイルを提案していた。最近ではSUVブームが再来し四駆が脚光を浴びているが、16年前となると、少々四駆人気が冷え込んでいた時代。そんな時に自身のノウハウを駆使し、何か面白いカスタムを提案したいと思い、軽トラをリフトアップしたそうだ。
そんな軽トラカスタムに長い歴史を持つ4×4プレゼンツでは、まさにユーザーの好みに合わせ様々なカスタムを実現してくれる。鮮やかなブルーにオールペンした63キャリイは、2WDがベースでプロスタッフのキットを使用してリフトアップ&4WDに変更。ノーマルと比べると15インチものリフトアップを行ない、スチール製のガードを追加し、オフロード色を強調している。
一方、クラシカルな雰囲気を感じさせるS83ハイゼット。この年代となるとカスタムパーツは皆無に等しいが、4×4プレゼンツでは他車種の流用やオリジナルのブロックを製作し、7インチリフトアップを実現。タイヤサイズの大径化もあって、ダンプらしいシルエットを実現している。
もちろん最新モデルもお手の物で、スーパーキャリイは4インチリフト。車種や年式を問わずリフトアップしてくれるので、理想の1台に仕上げてくれるだろう。

33×12.5R15のオープンカントリーM/Tを装着し、メッキの輝きが西海岸的な雰囲気を演出。33インチのMTタイヤを収めるべく、巨大なオーバーフェンダーを追加。フロントバンパーはプレランナースタイルを採用し、スクエアなLEDランプを並べる。リヤバンパーはパイプタイプで非常にスッキリとするが、その下にもウインチを搭載する。各部ガードやベッドはタフコートで仕上げ、見た目だけでなく実用性や耐久性もアップさせており、単なるドレスアップとは一線を画すカスタムだ。
前後バンパーとドア下のサイドシルガードは、4×4プレゼンツのオリジナル。可能な限りコンパクトなサイズとしており、オフロードカーらしいテイストを引き出す。いずれのパーツもタフコートで仕上げることで、ワイルドな印象を演出している。
ベッド部分にもタフコートを塗布。荷台に荷物を積載する際、でラフに使ってもキズがつかないので軽トラにはマストな塗装と言える。
アオリ部分には、アメ車のダッジにインスパイアされたグラフィックを施し、レーシーな雰囲気も醸し出す。
ステンレスの美しい仕上がりに魅了される、ワンオフのサイド出しマフラー。パイピングを折り返すことで長さを確保し、ヌケすぎないように配慮している。

15インチリフト&4WD化を実施!

15インチもの大幅なリフトアップを実現するには、ノーマルの独立懸架サスでは不可能。そこでプロスタッフのキットを使用し、前後ともコイルリジッドに変更。フロントはハイステア化を実施しており、ここまで車高をあげても違和感のないハンドリングを実現している。
リヤは単純にジムニーのサスペンションを組み込むのではなく、5リンクに変更し、Wショックを装着。フロントだけでなくリヤにもウインチをマウントしており、万が一オフロードでスタックしても、リカバリー能力は極めて高い。まさに4×4プレゼンツの理想を凝縮したような1台だ。

前後ともJB23ジムニーのホーシングを流用。これにオリジナルのスプリングなどを使用してリフトアップを実施。ちなみにエンジンはキャリィのオリジナルのままで、これにジムニーのトランスファをドッキングする。

無いものは作れば良いそんな思想を凝縮する

16年前にプレゼンツが製作したST31キャリィを見たことで、こちらのオーナーさんもカスタムを決意。だがオリジナルパーツはどこもリリースしていない状況。そこで4WDのカスタムで培ったノウハウを駆使し、オリジナルの7インチキットを製作。単なるブロックを挟み込んで車高をあげるのではなく、そのブロックを連結することでサブフレームを構築。これにより、高い剛性も実現している。
ちなみにフロントショックは他車種のロングストロークを流用しており、きちんとストロークするようにセッティングが施されている。ちなみに四駆らしさを強調するため、キャビンとベッドの隙間を活かし、スペアタイヤをマウントするのもポイントと言える。
リヤのスプリングとショックはノーマルのままで、6インチのブロックを組み込む事で車高をアップ。独創的な左右のブロックを繋ぐ構造を採用することで、安定感や信頼性も追求している。
フロントショックはダイハツの他車種用を流用し、ノーマルよりもストローク量をアップ。
キャビンとベッドとの間には元々隙間が空いており、そこにマウントを追加してスペアタイヤを装着する。
タイヤはヨコハマのY-757(6.00-14)。このタイヤが履きたいが為にリフトアップを決意したそうだ。

最新モデルのリフトアップも対応

デビューから丸3年が経過したスーパーキャリイ。まだまだパーツが豊富とは言えないが、4×4プレゼンツではさりげないリフトアップスタイルを提案中。
キープスラントの4インチリフトアップキットを装着し、タイヤサイズは175/60R16をセット。ホイールはラクティスの純正にビードロック風のリングを追加したもの。パーツを交換すれば良いのではなく、アイデア次第でここまで変わるカスタムのお手本だ。
4インチのリフトアップキットはキープスラント製をチョイス。4インチリフトアップしたことで、TOYOのオープンカントリーR/T(175/60R16)を装着可能としている。
フェンダーガーニッシュを追加することで、サイドの立体感を強調させる。ブラックとベージュのツートンに変更するがフロントのメッキグリルは敢えて差し色として残している。