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2021.08.05

「データシステム」リアカメラ1台の汎用取り付けで上空から見下ろした映像が表示可能に

2022年からバックカメラなどの新型車への装着義務化が始まり、ますますクルマ周辺の安全確認に対する認識が高まっている昨今。車両を上空から見下ろしたような映像を表示する360度カメラ(アラウンドビューやパノラミックビューなどと呼ばれる)が各クルマメーカーで装備されている。
そんな先進の機能をアフターパーツで可能にしたのがデータシステムの「1カメラスカイトップビューSKY812」だ。最大の特徴はシステムのシンプルさ。モデル名の通り1カメラだけでこの機能を実現しているのが驚きだ。
そのため取り付けも簡単で、既存のクルマへの設置も無理なく行なえる。今回は編集スタッフの愛車であるエクストレイル(T31型)に取り付けを実施。リアカメラ&本体の設置に加え、各部の配線処理で作業が完了するスマートさ。これなら古いクルマにも気軽に搭載できる。
では同モデルはなぜ1カメラでスカイトップビューを可能にしたのだろう?それは映像の記録・合成がカギになっている。同モデルは後退時に周囲の映像を記録し、それを合成した上でスカイトップビューとして表示する。結果、画面には自車と周囲の位置関係がよく見えるようになるのだ。これで車庫入れなどの安全性は飛躍的にアップする。
手軽に最新の安全装備を投入できる同モデル。愛車の安全性をグレードアップするのに要注目だ。

カメラ1台+本体のシンプルシステムで取り付けも簡単

1カメラスカイトップビュー SKY812
価格:23,980円

データシステムの「1カメラスカイトップビュー SKY812」は取り付け性に優れたシンプルなシステムで、スカイトップビューを実現するのが魅力。セット内容は本体に加えリアカメラ、リモコンや配線類、さらにはキャリブレーションシートといたってシンプル。これで自車を上空から見下ろすスカイトップビューとリアビューをモニターに映し出せるようになる。一般的に360度カメラは複数のカメラを使った映像の合成が必要だが、このモデルは映像を記録して合成するのでこのシステムとなったのだ。
※スカイトップビューは記録した映像を合成して表示するためリアルタイム映像ではない。

1台のリアカメラの設置でスカイトップビューを表示

このモデルは後方の映像を記録して合成してスカイトップビューを表示している。そのため後退を始めた時点では記録されていない部分がありスカイトップビューは一部が黒く表示される。
少し後退を始めると映像が記録され、スカイトップビューの表示される面積が一気に広がる。これで自車周辺の様子が分かりやすい。ただし記録した映像の合成なのでリアルタイム映像では無い。
このように後退時に見にくい周辺の駐車車両や駐車枠なども鮮明に見える。しかもハーフトーンで表示される自車位置との位置関係も明確で、リアカメラとのコンビで後退がスマートになる。
駐車枠にピタリと沿った駐車が完了。周囲と自車の距離や位置関係もスカイトップビューなら俯瞰して見られるのでハンドル操作のサポートにも最適。車庫入れの強い味方になってくれるシステムだ。

取り付けの手間も最小限でOK

❶シンプルなパーツ構成なので取り付け時間や工賃でメリットありだ。リアカメラは既存の配線口を使ってケーブルを車外に出して設置。
❷カメラからの配線と電源などを本体に接続。本体の設置はグローブボックスの裏側など目立たない場所でOK。サイズもコンパクトだ。
❸ナビのバックカメラの映像入力に接続。リバース連動でカメラ映像がナビ画面に表示される設定になるので使い勝手も良い。
すべてのユニットの設置が完了したらカメラの設定(キャリブレーション)を行なう。付属のシートを車体後部の規定の位置に敷いてメニュー操作で調整するだけ。これがあるので車種や取り付けるカメラ位置に関係なくスカイトップビューが表示できる。

装着車両:エクストレイル(T31型)