■4WDモデルをサンプルに純正サイズ+カスタムを検証
新車販売が好調にスタートし、大好評のデリカミニ。たくさんのファンがいる本家デリカファンにとっても気になる存在であることは間違いない。
そんなデリカミニをカスタムするなら、まずはタイヤ&ホイール。見た目を大きく変えられるのはもちろん、性能面においてもアップデートできる。 今回はデリカミニの4WDモデルをサンプルとし、純正のタイヤサイズに加えて、今後の指標になるであろうカスタムサイズのマッチングについても検証してみることにした。タイヤは横浜ゴムのジオランダーA/TとトーヨータイヤのオープンカントリーR/T。どちらも純正タイヤに比べるとオフロード感が出せるタイヤなので、デリカミニをよりアグレッシブな雰囲気に変えることができる。
アルミホイールについては、大手メーカーであるMID(マルカ・インテリジェント・デザイン)とレイズに全面協力してもらい各サイズにピッタリのホイールをチョイスしてもらった。タイヤとのマッチングも含めてカスタムのイメージを膨らませてほしい!では早速、気になるマッチングの検証結果を見ていこう。
DELICA MINI T Premium(4WD)
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タイヤ選びで重要なのは「外径」と「幅」
タイヤを選ぶ際のポイントになるのが、タイヤの「外径」と「幅」。純正サイズよりも外径や幅が大きすぎるとインナーフェンダーなどへ干渉することもあるので、タイヤを選ぶ時は純正サイズ内に収めるのが理想だ。デリカミニの純正サイズの外径は557〜579mm、幅が155〜165mmなので、カスタマイズする場合はこの数値を参考にするとよい。
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T →155/65R14(外径:557mm 幅:155mm)
G →155/65R14(外径:557mm 幅:155mm)
T Premium→165/55R15(外径:563mm 幅:165mm)
G Premium→165/55R15(外径:563mm 幅:165mm)
T →165/60R15(外径:579mm 幅:165mm)
G →165/60R15(外径:579mm 幅:165mm)
T Premium→165/60R15(外径:579mm 幅:165mm)
G Premium→165/60R15(外径:579mm 幅:165mm)
■3つの方法でタイヤ履き替えを検証
今回のテストではノーマル車高+オフロード系タイヤの組み合わせで、デリカミニの四駆らしさの変化を検証。その手法として下にある3つの方法でテストしていく。
STEP❶ 純正サイズと同じタイヤにする
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165/60R15→165/60R15
タイヤサイズを変えずにオフロードタイヤなどに変更することで手軽に足元の雰囲気を変えられる。サイズが変わらないのでインナーフェンダーなどに干渉することもない。
STEP❷ タイヤを肉厚タイプにする
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165/60R15→165/60R14
ホイールをインチダウンすることでタイヤのハイトが上がり、見た目にも四駆感を演出できる。オフロードタイヤであれば機能面においてもオフロード性能が向上する。
STEP❸ タイヤの外径を大きくする
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165/60R15→165/60R14
4WDグレードであればサイズアップが可能。タイヤサイズを上げることでアプローチアングルが上がり、オフロードでは有利になる。迫力あるスタイルも魅力。
STEP-01→165/60R15 純正サイズ×オフロードタイヤ
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外径:579mm
幅:170mm
●タイヤ:OPEN COUNTRY R/T
オフロードでのトラクション性能とオンロードでの耐摩耗性能や走行安定性を両立したオープンカントリーR/T。ノイズ低減を重視したブロック配列や排土性を考慮したスリット形状、ストーンインジェクターなどあらゆるシーンで高い性能を発揮。また、サイドウォールが左右で異なるデザインになっている。
●ホイール:TEAM DAYTONA FDX-K( 15×5.0J 4H/インセット48/P.C.D.100)
FDXシリーズに加わったFDX-K。ビードロックテイストやFDXならではのリムデザインを継承しつつ、8スポークを採用、ディープ感も演出しながら、外周のドリルドピアスもアクセントになっている。
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STEP-02→165/65R14 純正同等の外径×インチダウン
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外径:570mm
幅:170mm
●タイヤ:GEOLANDAR X-AT
ジオランダーX-ATはトレッドデザインが伸張した形で凹凸量の大きいブロックをサイド上部まで展開。両側のサイド部で異なるデザインを採用したオールテレーンタイヤ。オフロードでの性能はもちろん、サイド部の耐カット性能を強化したX-AT専用の新構造となり、耐久性にも優れた設計となっている。
●ホイール: BRUT BR55( 14×5.0J 4H/インセット45/P.C.D.100)
幾何学的な2×9クロスのスポークデザインや、ホイールの顔でもある彫り込まれた深めのセンターパートを巧みに融合したフォルムが特徴のBR55。個性とスタイリッシュさを融合したホイールである。
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STEP-03→165/65R15 カスタムサイズにチャレンジ!
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外径:595mm
幅:170mm
●タイヤ:OPEN COUNTRY R/T
カスタムサイズへのチャレンジとしてチョイスしたのもオープンカントリーR/T。トラクション性能に優れた「マッドテレーンタイプ」とオンロードとオフロードとのバランスをキープする「オールテレーンタイプ」という2つの特性を両立するラギッドテレーンを採用。ホワイトレターが足元のインパクトにも繋がっている。
●ホイール:TEAM DAYTONA M9+(15×5.0J 4H/インセット45/P.C.D.100)
1ピース構造ながらまるで別体パーツで構成されているようなビードロックリングデザイン。レイズ独自の表面処理技術であるA.M.T.など最新技術も投入されている。
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■番外編 2WDグレードの場合は?
今回は4WDグレードをメインにしたタイヤマッチング検証だったが、番外編として2WDグレードのケースも紹介しておこう。純正サイズを基本に、オフロードタイヤに履き替えただけで四駆感が増し、性能面においてもオフロードでの走破性が向上する。また、2WDグレードに4WDグレードのオフロードタイヤ(純正サイズ)を装着するとインナーフェンダーやホイールハウスに干渉することを確認しているので要注意!
165/55R15 2WD上位グレードサイズ
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外径:563mm
幅:170mm
●GEOLANDAR A/T G015
ジオランダーA/T G015は専用構造となっており、サイドデザインに合わせてサイド部の剛性を確保することにより、耐久性と操縦安定性を向上させている。装着したのはPCパターンで、静粛性を高めるために小ピッチデザインとなっている。
●MID GARCIA Chicago5(15×4.5J 4H/インセット45/P.C.D.100)
ネオクラシックテイストの5スポークデザイン。絶妙なバランスに加え、リムは深く構成され、スポークの立ち上がりを目立たせるなど新しさも両立している。
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2WD上位グレードサイズのオールテレーンタイヤを装着。純正ベースグレードに比べてタイヤ幅が大きくなったことで迫力が増し、ホイールを強調したスタイル。トレッド幅が増したことで走行安定性や操縦性もアップしている。
155/65R14 2WDベースグレードサイズ
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外径:558mm
幅:157mm
●GEOLANDAR A/T G015
オンとオフ性能を両立したSUV向けオールテレーンタイヤ。果敢な走りをイメージさせるアグレッシブパターンを採用し、オフロードやスノー路面でのトラクション性能が向上。寒冷地での十分な性能を発揮できる証であるスノーフレークマーク付き。
●MID NITRO POWER M29 STINGER(14×4.5J 4H/インセット45/P.C.D.100)
ネオクラシックテイストの5スポークデザイン。絶妙なバランスに加え、リムは深く構成され、スポークの立ち上がりを目立たせるなど新しさも両立している。
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■MIDに聞いたデリカミニのホイール選びのポイント
ホイールやサイズによって楽しみ方が広がる
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- 取材協力
- MID(http://mid-wheels.com)
- 撮影協力
- TOYO TIRES(https://www.toyotires.jp)
- YOKOHAMA(https://www.y-yokohama.com)
- シルクロード(https://silkroad-jp.com)