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【ELFORD】長く・細く・大きく魅せるプラド専用〝最軽量〟22インチ「SONIC ART」

◆SONIC ART

ランドクルーザーシリーズにおけるボディメイク巧者として名を馳せるエルフォード。特に近年はランドクルーザープラドに注力し、数々のボディキットやエクステリアで、大人のカスタムスタイルを生み出してきた。
 そんなエルフォードのもうひとつの顔が〝ホイールサプライヤー〟である。ホイール単体履きでも良し、当然自社エアロパーツとの同時装着にも良しなホイールとして、“性能と見た目の美しさの融合”と“ プラド専用ホイール”をコンセプトとするのが、2×5スポークの「ソニックアート」だ。
 文字通り、足もとを支えるホイールは、デザインだけでなく性能面でも優れていなければならないが、それらを満たすエルフォード流の回答が、鋳造製法ながら鍛造並の軽量ホイールを実現できるフローフォーミング製法(※)。結果、22インチという大口径サイズにして、約13.4㎏/本(ホイール関連パーツ類を含む総重量)の軽量化を達成!もちろん剛性、耐久性なども高いレベルにある。
 また、ホイール自体の美しさを保つための塗装品質にもコダワリがある。降雪などの日本の厳しい条件での使用を踏まえ、防錆性のある特殊なパワークリア塗装によって、「塩水腐食耐久試験 1000時間」をクリア。
 さらにこの度、ソニックアートが新たな機能的側面を加えて、改良を受けた。それがエルフォード独自の特殊ホイール機構である「アンチエアリークシステム(特許申請中)」を採用したこと。その構造やメリットといった詳細は本ページ上のコラムを参照していただきたい。
 性能面のブラッシュアップは、ここまで列挙してきた通りに目覚ましいものだが、もちろん、見た目もスポーティかつ華麗。これは150プラドに装着ターゲットを絞ったことで、22インチという数値以上に見える大径感のアピアランスを披露できているから。それは、まさに芸術品のような姿とさえ言えるだろう。

軽量感ある2×5スポーク形状を基本デザインとするソニックアート。リム最外周部からセンター部へ落とし込むコンケイブ形状を採用し、見るからにスポーティなツインスポークが、さらに伸びやかなイメージに強調されている。またスポーク自体には段を与えた上で、その天面を切削加工することで、よりシャープな印象が与えた。
P.C.D.139.7でセンター部の大きなプラド用ホイールは、そのナットホールが影響してデザインが制限されがちだ。そこでソニックアートはナットホールがデザインに影響しないよう、デザイン性を重視したセンターカバータイプを採用。また徹底的な軽量化と質感の向上を目指し、センターカバーやエアバルブにアルミ製を採用。

アンチエアリークシステム  エルフォードの特殊ホイール機構【特許出願中】

アンチエアリークシステムは、通常フラットなビートシートに深めの2本のリブを設けた独自のホイール機構。これが走行中のエア漏れ防止に効果的。例えば、空気圧が落ちてタイヤが変形した場合や不意の接触などでリムを破損してしまった場合も、アンチエアリークシステムで増した接触圧力によって、タイヤ内の空気がタイヤとホイールの勘合部(リム)から漏れるのを防いでくれるシステムなのだ。

※フローフォーミング製法とは?

鋳造素材を回転させながら、ローラーで熱間鍛圧(スピニング)加工し、リム部の板厚・形状を完成品と同等まで成形するのが「フローフォーミング製法」。鍛造製法特有の金属結晶組織であるメタルフロー(鍛流線)を鋳造でも生み出せるため、鍛造ホイールに匹敵する強度や剛性、伸びや絞りなどの高品質を実現。またリムを引き伸ばしながら肉薄化できるため、軽量化にも貢献する。ソニックアートにおいては、22インチという大口径サイズながら「13.4㎏/本(センターカバーなどのパーツ類含む)」を達成し、プラド専用“最軽量”22インチホイールという称号を手にしている。

全5体のスタイルで彩るエルフォードのプラド・カスタム

ローダウン&エアロSUVというカスタムを提唱し続けてきたエルフォード。ここでソニックアートとマッチングしたのは、その現行型・後期150プラドの代表的カスタムスタイル。右のホワイトは、レクサスのスピンドルグリルをモチーフとしたデザインのオリジナルのフルバンパー仕様。リヤにももちろんマフラーレスルックのフルバンパーを装着する。一方左のブラックはハーフタイプながらフルバンパーに迫るイメージチェンジを図れるハーフスポイラー仕様。リヤにはサークル左右4本出しマフラーとハーフスポイラーのセットでボディメイクしている。これ以外にも純正・モデリスタエアロやTRDエアロににプラスオンするボディキット、ワイドフェンダー装着のリフトアップ仕様まで、後期型だけでも全55体のエルフォードスタイルのプラドが存在しているのだ。