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BMW X3 Xシリーズ

2023.07.21

【ジャーマンSUVスペシャル】BMW Xシリーズ①

 BMWは初代X5からSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)と呼び、さらにクーペのようなルーフラインを持つモデルをSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)として追加し、現在では充実したラインナップを持つようになった。そこでここでは、中古車でも購入できるSAVとSACの個性や装備、メカニズムについて紹介していこう。

 

程よいボディサイズとユーティリティ
想像以上に走りを楽しめるX3

ベースとなっている3シリーズ同様エッジの利いたデザインが、SUVスタイルともマッチしている。程よいサイズで取り回しもしやすい。
●検なし●走行1.5万km●アルピンホワイト●右H●AT●サンルーフ●レザーシート●ディーラー車●記録簿 価格:ASK
 

SUVでもBMWらしさをしっかりと主張する

 BMW初のSUV(BMWではSports Activity Vehicleと名乗る)は、2000年に登場した初代X5(E53)だった。ベースとなっているのはE39の5シリーズで、当初はV8ユニットだけを搭載しメルセデスのMクラスよりやや上級に位置するイメージだった。走らせると車高が高いことを忘れさせる安定感とステアインフォメーションで、SUVにおいてもBMWらしさをキッチリと主張することに成功。現在では、X5/X3/X1がSAV、X6/X4/X2がSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)とカテゴリーを分けながらラインナップを拡大している。
 BMWはどんなモデルにおいても、「いかに気持ち良く走れるか」という部分においては他メーカーと比較しても突出している。そこまでやらなくてもいいのでは? と思うことであっても、BMWのエンジニアは決して妥協しない。走りがもっと良くなることであれば、それに挑戦し実用化してきたのだ。可変バルブ機構であるバルブトロニックやマグネシウム合金を用いた直6エンジンなど、世界で初めて実用化した技術も多い。
 そんなBMWのこだわりと最先端の技術は、これから紹介するSAV&SACモデルにも投入されている。スポーツやラグジュアリーなど、これまでパッケージオプションだったものを、デザインラインとして設定。ユーザーのニーズに応える車種展開を行なっているのだ。
 ここでは中古車を含めた各モデルのキャラクター、ポイントとなるメカニズムなどを紹介していく。その中で、現在販売されている中古車の中から気になるモデルをピックアップ。埼玉県越谷市にあるつたえファクトリーで販売されている2012年式のX3の2代目モデルで、走行距離が1.5万㎞と新車のようなコンディシションとなっている。しかも人気のMスポーツパッケージで、ボディカラーも人気のアルピンホワイト。本誌発売前に売れてしまうと確信できるほど魅力的な1台である。

 

Mスポーツインテリアとなる室内。ステアリングやシートに専用品を装備する。ドライビングポジションが高いので運転しやすいのも魅力。
アルミホイールにもMスポーツ専用品が装着される。取材車はXドライブ35iで、3ℓの直6ターボを搭載。車重は2トンを超えているがそれを感じさせないパワフルな加速力が魅力のパワーユニットとなっている。ラゲッジルームフラットで使いやすく、リアシートを倒せば広大なスペースを作り出すことができる。
 
●問い合わせ:つたえファクトリー
TEL:048-961-8591
URL:http://www.tsutae-f.com/