メンテナンスはノーマルと変わらない?
チューニングコンプリートモデルとなるアルピナ。とはいえ、消耗品などはBMWのパーツを使用しているケースがほとんどであるため、スペシャルショップを頼れば、BMWと変わらぬ費用で済むことが多い。
ウィークポイントもノーマルのBMWとほぼ同じなので、ウォーターポンプやサーモスタットなどの水回りのほか、コイルやプラグといった点火系、燃料系は燃料ポンプやフィルターといったところだ。
アルピナの繊細なチューニングを長く楽しむためにもオイル管理はしっかりと交換サイクルを守るようにしたい。近年ではロングライフのエンジンオイルが主流だが、規定の粘度を守って定期的な交換を心がけたい。
年式別に見ていくと、2000年以降のモデルでは、高度な電子制御を搭載しているので定期的にコンピュータ診断を受けておくことが大事。センサーや電子ユニットの状態は目視ではわからないので、突然ダメになるケースもある。そうしたリスクをできるだけ避けるためにも、現状を把握しておくことは重要なことなのである。
それ以前の低年式モデルでは、全体的な点検とメンテナンスが必要になるが、アルピナに強い専門店で販売されている車両は仕上げた状態で売られるケースが多い。完璧を求めるならレストアレベルの作業が必要になる場合もあるが、壊れた部分をコツコツと直しながら乗るというよりは、最初に仕上げてしまった方が結果的に費用も安く済み、安心感も高まる。やはり、低年式モデルを選ぶなら専門店を回るのが正解で、購入後のメンテナンスの面倒を見てくれるところがベスト。
メンテナンスとしては高年式同様に消耗品の交換が中心になるが、部品はベース車と共通している部分がほとんどなので、アルピナだからといって費用がかかるわけではない。専用部品に関しては、部品によって調達に時間がかかるものもあるかもしれないが、部品の供給で困ることはないので安心してほしい。
こうして見ていくと、エンジンや足回りに専用品を装着するものの、メンテナンスの方向性としてはノーマルと変わらない。専用部品はノーマルに比べて価格は高めだが、それと引き換えに高性能を得ているわけだからある意味仕方がない部分。それよりも、メンテナンスを怠ったことが原因でトラブルに繋がってしまう方が怖い。それゆえ、オイルや冷却水の管理はしっかりと行ない、定期的な交換を心がけよう。