モデル末期に登場した希少なステーションワゴン
E30こと2代目3シリーズは3シリーズの原点からの流れを受け継ぐ最後のモデル。軽量コンパクトなFRで、必要にして十分なパワーの良く回るエンジンを持つ楽しいクルマ。輸入車のハチロクとも言われている。日本ではちょうどバブルで外車が一気に増えた時期に販売されていたため、非常に馴染みのある存在だ。サスペンションはストラット/セミトレの組み合わせで、エンジンはスモールシックスか4気筒。4ドアと2ドアがあって、2ドアのMテクニック仕様も人気が高かった。
そして、モデル末期になって登場したのが、BMW初のステーションワゴンモデル。ツーリングのネーミングは2002にラインナップされたノッチバックモデルに由来する。テールゲートの開口部はテールランプ部分が大きく張り出して、積載力という面ではあまり期待はできないものの、抜群のスタイリングで今なお人気が高い。左ハンドルのみの設定で、325iツーリングが輸入された。次世代のE36のデビュー後も、93年まで販売されている。
シンプルオートではこうしたヤングクラシックモデルも得意としており、豊富な経験と知識、そして当時を知るスタッフやメカニックも在籍しているからレストアも得意分野。取材車はシンプルオートでレストアされた車両で、内外装はとてもキレイ。機関部にも手が入っており、当時の走りを見事に再生させている。気になる人は、シンプルオートまで問い合わせてみよう。
直線的なボディラインがクラシカルな雰囲気を醸し出す。カーゴスペースは十分の容量を確保しており、普段の足としても実用になる。ボディはとてもキレイでコンディションの良さを見て取れる。
インテリアはキレイでシートコンディションも良好。電子制御式の4速ATのシフトは走行シーンに応じてスポーツモードやスノーモードなど3つのモード切替え機能付き。当時としては最先端のテクノロジーだった。
2.5ℓの直6SOHC、通称スモールシックスを搭載。滑らかに吹け上がっていくフィーリングは、多くのファンを魅了する名機。これを令和の時代に楽しめるのは非常に贅沢なことだといえる。メンテナンスはクラシックBMW専門店であるシンプルオートがサポートしてくれるので安心して楽しむことができる。
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