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【German Neo Classics Selection】260E long 圧倒的な個性こそが旧車の醍醐味! ズームカーコレクション

W124シリーズの中でも特異な存在となっているモデルがある。それが、セダンをベースに6枚のドアを持つ260Eロングである。しかも前オーナーによるカスタムで遊び心のある1台に仕上がっている。

1991y
Mercedes Benz

260E long

市場に出回ることが希な
W124のロングボディ

 260Eのホイールベースを80センチ延長したストレッチリムジン。正面から見ると普通のW124に見えるが、横から眺めるとその長さに驚く。ドアが3枚あり、2列、3列目の居住スペースもしっかりと確保されているのはメルセデスらしいところ。エンジンはSOHCの直6ユニットだが、取材車は300TE‐24用のツインカムエンジンに載せ替えて公認済みだ。重くなった車重に対応するためのカスタムで、前オーナーのこだわりが見られる部分。
 日本に正規輸入されたのが10台程度と言われており、89年モデルと91年モデルのみ輸入された超希少なW124のロングである。W126系のリムジンと異なるのはストレッチ部分にもドアが備わっていることで、後席の足元を広げるのではなく3列シート化しているのが特徴だ。VIPのためのリムジンではなく、送迎用として大人数を一気に移動させるためのクルマと言えるだろう。
 こうした今では絶対に作られないであろう個性的なクルマがあるのもネオクラシックの醍醐味。それをベースに自分好みに仕上げていくのもクルマ趣味として楽しいものだ。前オーナーはこれでゴルフに行くこともあったというから、注目度はとても高かったと想像できる。
 このクルマを販売しているのが、世界中の趣味車を販売しているズームカーコレクション。厳選した程度な良好なクルマのみを厳選。全国から多くのカーマニアたちが同店に訪れるのも納得できる。

他にはない希少性の高さが
所有する満足感に繋がる

横から見るとドアが3枚あり、それぞれにシートを設置。新車当時は送迎用として使われることが多かったようだが、今見るととても個性的。ボディカラーはアークテックホワイトに全塗装済み
ステアリングはAMGに交換している。基本的な快適装備は揃っているから、今でも十分に実用になるレベルだ。
2列、3列目用のウインドースイッチが追加されているのが、ノーマルのW124との違い。それだけでも特別感を楽しめる。アルミホイールは500E用を装着し、タイヤも交換済み。走行距離は11万9000kmとなっている。
300TE-24用のエンジンをスワップしてパワーアップ。公認済みなので車検などでも安心できる。しかもオーバーホールしてから少ししか走っていないという。

SPECIFICATIONS
●全長:5540mm ●全幅:1740mm ●全高:1480mm ●ホイールベース:3600mm ●エンジン方式:直6SOHC ●総排気量:2597cc ●最高出力:165ps/5800rpm ●最大トルク:23.0kg-m/4600rpm ●トランスミッション:機械式4速AT 
 

BMW 3.0CS

BMWファンには堪らないであろう3.0CS。きっちりとレストアされた個体で、エンジンなど各部も絶好調。
 

ズームカーコレクション

世界中の趣味車を販売しているズームカーコレクション。神奈川県横浜市に店舗を構えており、車両はすべて屋内に保管されている。ショールームにはバイクや自転車など、趣味人の心をくすぐるアイテムが揃えられており、見に行くだけでも楽しめてしまうショップだ。近年の旧車ブームにより店頭に並ぶとすぐに売れてしまうことが多いそう。
<問い合わせ>
ズームカーコレクション

○所在地:神奈川県横浜市都筑区勝田南1-1-40 グレース代官1
○電話:045-482-3256
○HP:https://www.zoomcar.jp