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【200万円で“らしさ”を味わえる有力モデル候補/Mercedes-Benz編/Vol.2】4代目Eクラス(W212)

200万円という予算で購入できるメルセデス・ベンツは、実はお買い得感とコンディションが程よいバランスにある価格帯。クルマ自体も古すぎず、走行距離もほどほどで、かつメルセデスらしさを堪能できるモデルが多いのである。第2回目は4代目Eクラス(W212)だ。

 

前期型と後期型では
フェイスの印象が異なる

4代目Eクラス(W212)
●生産期間:2005~2016年
●後期型:2013年~

 エレガント路線のデザインから脱却し、大きなグリルが印象的な新しい時代のメルセデスの顔を持つ。ひと回り大きくなったボディには、全体の72%に高張力鋼板が使用され剛性を強化。サスペンションは走行状態に合わせて減衰力を自動調整、ステアリングも可変ギアレシオと、ハイテクが満載されている。ドライバーの眠気を感知するとステアリングを振動させて注意を促すアテンションアシストなど、安全装備も大きく進化している。
 W212こと4代目Eクラスは、2005年~2012年までの前期型、2013年以降の後期型でフロントフェイスなどが大きく異なる。人気は後期型だが、程度のいい割安な前期型をお得に購入するという手もある。デザインは好みが分かれるところだと思うが、前期型もEクラスに相応しい装備を備えている。
 トラブルについては、ヘッドライトに水分が浸入してライトユニットを壊してしまうケースが増えてきている。構造上の問題なのか、ライトユニット内部に除湿剤のようなものが装着されていて、水分を限界まで吸うと逆にはき出してしまうケースがあるので、その時は整備工場に相談を。

まだ先代型だけにインテリアの雰囲気はとてもモダンで高級感も高い。世界ではじめて成層燃焼リーンバーンとターボチャージャー、排ガス再循環装置(EGR)の組み合わせを実現したのもトピック。上の写真は前期型で、フロントフェイスの印象が大きく異なる点に注目しておきたい。

代表モデルの中古車価格例

2015年式E220
走行6.1万km/ブラック/199.9万円
2014年式E250
走行3.5万km/ブラック/157万円

フロントフェイスが精悍になった後期型は200万円という予算の中でも、たくさん探せる。人気のボディカラーも選び放題。前期型は100万円以下の物件も探せるほど値落ちが進んでいるから、あえてこちらを選ぶという手もある。