TOP > 記事 > 【次こそは乗りたい! 憧れの絶版名車SELECTION】Selection 05 BMW E24
6シリーズ BMW E24

2023.02.15

【次こそは乗りたい! 憧れの絶版名車SELECTION】Selection 05 BMW E24

 憧れのあのクルマはいくらで買える? 維持は大変? ここでは気になる憧れの名車たちのキャラクターついて解説していこう。第5弾はBMW初代6シリーズ(E24)。

 

クルマから離れる時に振り返ってしまうほどの美しさ

理想のスタイルを追求した
この時代だから生まれた形

 低いトランクデッキを持つワイド&ローの姿には、空力や燃費など気にせず理想のスタイリングを追求した、割り切りの美学を感じる。初期モデルはメッキのドアミラーやバンパーを装着して全体的に細い線で構成されていたが、安全対策から末期には大型のウレタンバンパーとなりボリューム感を増している。クラシカルな雰囲気を重視するなら、初期~中期モデルが魅力的だろう。
 インテリアは、ダッシュボードが階段状の二段構造になっていて、空調の吹き出し口が奥の方にあるのが特徴的。でも基本的にはこの時代のBMWに共通のテイストでまとめられていて、奇抜さはない。パワーシートがやたら細かく調整できたり、後期モデルではリアシート専用のエアコンシステムが搭載される(クーペなのに!?)など、装飾より実用的な装備を重視しているのがドイツ車らしいところ。
 左ハンドルのみで大きなドアを持つクーペは、実際に使ってみると乗り降りにも不便なことが多いけれど、クルマから離れる時に思わず振り返って見とれてしまう。デビューから40年が経っても変わらないカッコ良さは、本物だと思う。

繊細なボディラインを持つクーペとして、当時は世界一美しいと言われたエクステリアデザイン。後期型ではビッグバンパーが装着されたことから、E24本来の美しさを持つのは中期モデルまでという声も多い。撮影車は社外品のアルミホイールを装着している。
独特な形状のダッシュボード。ATは電子制御式だ。
滑らかな吹け上がりが魅力のビッグシックスを搭載している。

旧世代ならではの作りの良さを感じるポイント

ファーストクラスのようなリアシート
リア用のエアコン、フカフカのセパレートシートなどまるで飛行機のファーストクラスのような贅沢さが感じられるリアシート。当時の7シリーズとも引けを取らない、いや、それ以上に高級な作りになっているのである。
 
Profile

ボディは名門コーチビルダーであるカルマン社が担当。エンジンは直6SOHCのビッグシックスを搭載。ブレーキサーボがエンジンの負圧でははなくアキュームレータに溜めたガス圧で作動するなど、凝ったメカニズムも。日本仕様ではATのみ。

代表的グレード

633CSi/635CS

MTモデルはないの?

日本仕様の初代6シリーズはATのみの設定なので、MTモデルはない。超希少だがM6であればMTを搭載している。

維持するのは大変?

外装パーツに欠品が出てきているが、機関面についてはまだまだ心配するようなことはない。専門店できっちりと仕上げてもらうことが大切だ。

生産期間

1976~1989年
1987年~後期型

主な小変更

●76年、633CSiの導入を開始。●84年10月、マイナーチェンジを実施。バンパー形状やエンジンが変更され、635CSiにチェンジする。●87年、マイナーチェンジを実施して大型のウレタンバンパーを装着。

 

Specifications      86年式635CSi

全長           4755㎜
全幅           1725㎜
全高           1365㎜
ホイールベース      2630㎜
トレッド(前)      1430㎜
トレッド(後)      1460㎜
車両重量         1490㎏
エンジン方式       直6SOHC
総排気量         3430㏄
最高出力         185ps/5400rpm
最大トルク        29.5㎏-m/4000rpm
トランスミッション    電子制御式4速AT

 

※GERMAN CARS 2016年4月号特集より