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中古車販売 整備

2022.05.19

【整備工場に聞いたドイツ車ライフを変えるヒント/AUTO FIELD】長い付き合いができるファクトリー

 長くメルセデス・ベンツの整備に携わってきた、メルセデス・ベンツ専門店がオートフィールド。確かな技術で、年式問わず対応してくれるファクトリーである。

CP診断機を駆使してトラブル原因を迅速に特定

 埼玉県久喜市にあるメルセデス・ベンツ専門店「オートフィールド」。ここは往年のメルセデスフリークも通う頼れるプロファクトリーである。まずヤングクラシック世代に関しては経験豊富なメカニックが在籍しており、W124を始めとする角目世代のメンテナンスを得意としている。一方で高年式モデルのメンテナンスにも力を入れており、先代、先々代モデルを中心に、たくさんのメルセデス・ベンツを修理。高度な電子制御システムを搭載するようになった近年のメルセデスでも、コンピュータ診断機を駆使しながら、迅速にトラブル原因を特定してくれる。診断機は使いこなせないと意味がないが、オートフィールドでは的確な故障診断でユーザーからの信頼を得ている。
 同社のサービスで注目なのが、50項目に及ぶ部位を無料で点検してくれるメニュー。しかも熟練のメカニックが車種に応じて細部に至るまでチェックしてくれるので、愛車の健康状態を知るには打ってつけ。クルマの点検というのは有償であるのが常識だが、ユーザーの役に立ちたいという想いのもと、長きに渡ってこのサービスを継続している。
 また、中古車販売も行なっており、オーダーでクルマを探してもらうことも可能。購入を検討している人は相談してみよう。もちろん、在庫車両は整備工場ならではの視点で厳選した上質車。見た目のプライスだけではなく、中身で選んだのがオートフィールドの販売車両なので一度実車を見に行くことをお勧めする。

広大な敷地内にある待合スペースには往年のメルセデスが展示される。ここで商談や整備の相談ができる。これから来る夏に向けて、エアコンのメンテナンスがお勧めだ。

ファクトリーが販売する車両にこそ上質車あり! そのチェックポイントを聞いてみた!!

オートフィールドで販売されている2015年式のE250ステーションワゴン・アバンギャルド。程度がよくお勧めの1台。
●検付き●走行5.3万km●イリジウムシルバー●右ハンドル●ディーラー車●記録簿●価格:225万円
 
外装はモールの劣化具合。ここで保管環境の状態がある程度予測できる。エンジン回りは判断が難しいが異音がないかなどを確認。
ワゴンの場合、ペットを飼っていたユーザーの可能性もある。気にならないなら問題ないが、カーゴルーム下などにペットの毛がないかをチェック。
中古車を見るときに重要なのがインテリア。この時代メルセデスはビニールレザーとの繋ぎ目がヤレているクルマが多い。パネルのキズも確認。
S212で発生しているのが、テールランプの不良。純正品が高価なのだが、社外品もあるとのこと。高年式モデルのヘッドライトも高価だ。
以前に比べて高年式モデルでは長持ちするようになったが年式を問わず足回りの劣化は必ず進んでいく。異音や振動が出始めたら早めにチェックしてもらおう。近年ではCクラスにもエアサスが搭載されるなど、装備が豪華になっているので、足回りには注意したい。
高年式モデルの整備は消耗品の交換がメイン。大きなトラブルは少ないが、定期的なメンテナンスがその後のトラブルを防ぐ。
オートフィールドではメルセデスなどドイツ車に対応したコンピュータ診断機を完備しているので高年式モデルでも安心して任せることができる。
 
オートフィールドからユーザーへ
応援コメント

「いまヤングクラシック世代のメルセデスに乗っているユーザーさんは本当にそのクルマが好きで乗っている方々ばかりなので積極的にメンテナンスしてくれます。一方で、現在リーズナブルな価格帯のメルセデスではトラブルが少ないせいか乗りっぱなしの傾向があります。とはいえ、センサー不良など突発的な事例もありますのでオイル交換ついでの点検がお勧めです」

SHOP DATA

○ 所在地:埼玉県久喜市樋ノ口1-6
○ TEL:0480-25-4811
○ HP:http://www.autofield.co.jp/