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BMW M6

2022.10.19

【いま買えるBMWのキャラクターがまるわかり】M6

 今やフルラインナップと言えるほど豊富な車種展開となっているBMW。コンパクトな1シリーズからフルサイズの7シリーズ、さらにBMWではSAVと呼ぶSUVまでカーライフに合わせて最適な1台をチョイスできるようになっている。ここでは今買える注目のBMWを紹介しながら、各モデルのキャラクターを解説していこう。

 

M6カブリオレ(F12)

トップを開けるとエレガントな姿に

 クーペの屋根を取り去り、約19秒で開くフルオートのソフトトップを装着したのがM6カブリオレ。トップを閉じた状態ではクーペとほぼ同じだが、オープンにすると2+2レザーシートが顔を出し、低く長いスタイルがより強調された豪華な姿に。両サイドとリアのウインドーを立てて走れば、前席では風の巻き込みはまったく気にならない。ボディサイズやエンジン出力はクーペと同じだが、オープン化のために車重は130㎏増加。0‐100㎞/h加速はクーペに0.1秒劣る。

M6カブリオレはディテールの処理が素晴らしい。特に、前フェンダーのからドアに向かって落ち、水平を保って後ホイールアーチに向かうキャラクターラインはドキっとする。
ソフトトップの開閉に掛かる時間は、オープン時が約19秒、クローズド時は約24秒。時速40km/h以下ならば、走行中にも操作できる。ソフトトップは全部で3色で、ブラック、ベージュ、シルバーを織り込んだブラックを用意。
搭載されるエンジンはM6クーペと同じ、560ps/69.3㎏‐mの4.4ℓV8ツインターボ。
カーボンファイバーのインテリアトリムがスポーティな雰囲気を醸す。ステアリングは標準型6シリーズとは異なってギア比が固定となり、パワーアシストも油圧式を採用する。
注目モデル

■ベースグレード (V8DOHC+T/7M DCT)

 

M6グランクーペ(F06)

M5に勝る加速力を発揮する

 M6の第3のバリエーションであるグランクーペ。ホイールベースは5シリーズと同じ2965㎜で6シリーズの2ドアクーペより115㎜長い。全幅は6シリーズと同じ、全長は標準ボディの7シリーズに近いという大柄なサイズ。ただし乗車定員は4人。同じエンジンを搭載するM5との比較では、M6グランクーペの方が僅かながら5㎏重い1875㎏。ファイナル・ドライブレシオは同じ3.15。にもかかわらず0‐100㎞/h加速はM6グランクーペがM5より0.1秒速い4.2秒。

全長5015×全幅1900×全高1395mm、ホイールベース2965mm。普通のスタイルのM5やM6よりも個性的であり、7シリーズが持つ居住性とラグジュアリー感を堪能できる。
6シリーズグランクーペの長所をそのままに、冷却効率と空力性能を考慮しれたフロントグリル、前265/35R20、後295/30R20というタイヤ、4本出しテールパイプなどがMモデルらしいスパイスを効かせる。凹状になったカーボンルーフはノーマルルーフ車に対して23kg軽い。
シャシーはM5と共有するが、リアシートはセパレート式の2人掛け。素材にこだわったシートはエグゼクティブな空間を演出。
ドライバーオリエンテッドにデザインされたインテリアは、手作業で仕上げられ、高級感を醸し出す。10.2インチのディスプレイは見やすく、多彩な情報が表示される。
注目モデル

■ベースグレード (V8DOHC+T/7M DCT)