クラシックBMWの中でも強い個性を持っているのが、2000C/CS。3200CSの後継として65年にデビューし、その独特なフロントフェイスに注目が集まり話題となったモデルだ。
3200CSはベルトーネのデザインによる美しいボディと、これまで同様の丸型ヘッドライトが与えられていたが、2000C/CSでは逆スラントしたノーズに角型のヘッドライトを装着。控えめなグリルに、これまでのクーペモデルにない個性的なフロントフェイスとなっているのが特長だ。
今の感覚で見てもクーペらしい流麗なボディラインは美しく、ドアハンドルとサイドのメッキモールが一体になっているかのように見えるデザインが印象的。さらに、メッキのバンパーや希少なホイールキャップが上品な印象を引き立てている。Cピラーには七宝焼のエンブレムを装着。新品が入手できないため、今となっては希少なパーツだ。ちなみに、ボディはカルマン社がコーチワークを担当している。
インテリアを見ると、ウッドパネルを贅沢に使った高級感溢れる雰囲気。ダッシュボードがポケットのような形状になっていて、手荷物などを置けるようになっているのが特長だ。三角窓からは心地よい風を効率的に室内に取り込める。こんなところもクラシックならではの魅力だと言えるだろう。
メカニズムにおけるトピックとしては、BMWでは初となるATが2000Cにオプション設定されたこと。これはZF製の3速ATで、Pレンジが下にくるタイプである。標準ではC/CSともに4速タイプのマニュアルミッションとなっている。
搭載されるエンジンはC、CSともに2ℓの直4SOHC。Cはソレックスのシングルキャブレターで、CSはツインとなる。3200CSよりも排気量は小さいが、空力性能を高めたデザインによりCSでは最高時速185㎞/hを記録している。
日本にもバルコムトレーディングを通じて正規輸入されたが、現在まで残っている数は非常に少ない。
3200CSはベルトーネのデザインによる美しいボディと、これまで同様の丸型ヘッドライトが与えられていたが、2000C/CSでは逆スラントしたノーズに角型のヘッドライトを装着。控えめなグリルに、これまでのクーペモデルにない個性的なフロントフェイスとなっているのが特長だ。
今の感覚で見てもクーペらしい流麗なボディラインは美しく、ドアハンドルとサイドのメッキモールが一体になっているかのように見えるデザインが印象的。さらに、メッキのバンパーや希少なホイールキャップが上品な印象を引き立てている。Cピラーには七宝焼のエンブレムを装着。新品が入手できないため、今となっては希少なパーツだ。ちなみに、ボディはカルマン社がコーチワークを担当している。
インテリアを見ると、ウッドパネルを贅沢に使った高級感溢れる雰囲気。ダッシュボードがポケットのような形状になっていて、手荷物などを置けるようになっているのが特長だ。三角窓からは心地よい風を効率的に室内に取り込める。こんなところもクラシックならではの魅力だと言えるだろう。
メカニズムにおけるトピックとしては、BMWでは初となるATが2000Cにオプション設定されたこと。これはZF製の3速ATで、Pレンジが下にくるタイプである。標準ではC/CSともに4速タイプのマニュアルミッションとなっている。
搭載されるエンジンはC、CSともに2ℓの直4SOHC。Cはソレックスのシングルキャブレターで、CSはツインとなる。3200CSよりも排気量は小さいが、空力性能を高めたデザインによりCSでは最高時速185㎞/hを記録している。
日本にもバルコムトレーディングを通じて正規輸入されたが、現在まで残っている数は非常に少ない。
ウッドパネルを贅沢に使った高級感溢れるインテリア。ダッシュボードはポケットのようなデザインで、小物などが置けるようになっている。現代のクルマにはない雰囲気が味わい深い。
エンジンは直4SOHC。燃料噴射装置はソレックスのシングルキャブを搭載する。
ゆったりとしたボリュームのあるシート。通常は布シートとなるが、取材車は2000CSのようなビニールレザーに張り替えてある。
トランスミッションは、Pレンジが下になるZF製の3速ATを搭載している。