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【200万円で“らしさ”を味わえる有力モデル候補/Mercedes-Benz編/Vol.1】4代目Cクラス(W205)

200万円という予算で購入できるメルセデス・ベンツは、実はお買い得感とコンディションが程よいバランスにある価格帯。クルマ自体も古すぎず、走行距離もほどほどで、かつメルセデスらしさを堪能できるモデルが多いのである。第1回目は4代目Cクラス(W205)だ。

 

200万円でハッピーな
メルセデスライフを実現

 中古車を購入するメリットは、お買い得感が一番の魅力。だが、100万円以下のメルセデスでは「壊れるのでは?」といった不安や、デザイン面で古さを感じてしまうこともあるはず。もちろん、そのクルマに惚れ込んで一番だと思っているなら価格帯など気にせずに、自分の好みで選ぶのがベスト。だが、多くの場合、ある程度モデルを絞り込むにしても、まずは予算ありき、というのが一般的だと思う。
 そう考えた場合、200万円という予算で購入できるメルセデスには魅力的なモデルがたくさんある。先代モデルや先々代モデルあたりが中心になるから、デザイン面で古さを感じることはない。メルセデスというブランド性を高く感じながら所有する満足感を得ることだってできる。性能の面においても、現代のメルセデスはとても快適で先端の安全装備も搭載されているから安心感も高い。
 何より中古車になっても「メルセデス感」がしっかりと残っていて、消耗品などのメンテナンスをすれば長く乗れるというのはメルセデス・ベンツの大きな魅力といえる。
 価格と程度のバランスに優れた200万円という価格帯。現在、世界情勢や新車の納車遅延などで中古車相場全体としては若干上昇傾向にあるが、それでも200万円クラスの中古車は百花繚乱。ここではメルセデスらしさと近年のトレンドも考慮した有力モデルをピックアップしてみたので、メルセデスの購入を検討しているなら参考にしてほしい。

 

軽量ボディと
最先端の安全装備で充実の内容

4代目Cクラス(W205)
●生産期間:2014~2021年
●後期型:2018年~後期型

 モデルチェンジごとに豪華になっていくCクラス。W205はCクラスとして4代目にあたるモデルでメルセデスの最先端技術をふんだんに盛り込んだ意欲作。アルミをボディの約50%を使用しながら、高張力鋼板などを組み合わせることで軽量で高い剛性を持つボディを作り上げた。これにより俊敏ハンドリングによるスポーティな走りと高い燃費性能を充実。エンジンは1.6ℓと2ℓの直4ターボを搭載。また、AMGスタイリングパッケージなどを装備する人気グレード「AMGライン」も用意する。
 最先端の安全装備も搭載。ディストロニックプラスやBASプラスなど充実した内容を誇る。ミリ波レーダーセンサーとステレオカメラによる部分的自動運転も実現している。このようにW205はかつてのCクラスとは思えないほど、充実した装備と最先端の安全装備を搭載し、高い完成度を誇っている。
 そんなW205は先代モデルであり、中古車相場はこなれてきた感がある。現在では200万円の予算でグレードからカラーまで選び放題。クルマとしての性能、装備を考えてもこれはお買い得だといえる。

インテリアは現代のメルセデスらしいスポーツテイストを感じられるデザイン。最先端の安全装備が投入され、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させるという、インテリジェントドライブを採用する。

 

代表モデルの中古車価格例

●2014年式C180AVG
走行5.9万km/シルバー/149.5万円
●2016年式C200AVG
走行3万km/ブラック/199.9万円

新車時に売れたCクラスだけあって、中古車の流通台数は豊富にある。ホワイト、ブラック、シルバーは人気色で、200万円の予算でも色々と選べる状況となっている。走行5万km以下の物件も多く探せる狙い目モデルである。