◆LT225/70R16 vs LT235/70R16
デリカD:5の前・中期型では定番タイヤとされていた「LT235/70R16」と、純正からワンサイズアップできる「LT225/70R16」というサイズで新型デリカD:5のマッチングを検証してみた。装着したタイヤは両サイズ共にBFグッドリッチオールテレーンT/A KO3のホワイトレター仕様だが、太い分235サイズの方がよりデリカがたくましくなっている印象がある。
LT235/70R16
LT225/70R16BFGoodrich ALL-Terrain T/A KO3
ホワイトレターの存在感が圧倒的なATの中のATタイヤ

新世代のオフロードタイヤである「KO3」はKO2の後継として開発され、BFグッドリッチのオールテレインタイヤとしては第5世代目となる。耐摩耗性と耐久性を高める設計に定評があり、さらにオン/オフ/スノーといったまさに全地形で高いトラクション性能を発揮。特に3PMSFマークを得ていることで、雪道での走破性はなかなかのもの。氷には対応していないので、あくまで不意の降雪などのエマージェンシーではあるが、役立つのは間違いない。またサイズバリエーションが豊富に揃っており、ユーザーが自分のクルマにあったタイヤを選ぶことができるのも特徴だ。
新型デリカD:5に合うタイヤと装着サイズは?
オールラウンドミニバンSUVとして唯一無二の存在であるデリカD:5がビッグマイナーチェンジ。〝史上最強のデリカ〟と謳われるほどに、性能も見た目もハイレベルになった。ボチボチ納車も進み始めているが、デリカに乗っているならやっぱりカスタムしたくなる。ただしタイヤ&ホイールの交換をしたいが、まだまだ装着マッチング情報は少ないようだ。ならば4WD専門誌として検証しよう! 今回は『LT225/70R16』と『LT235/70R16』という2つのタイヤを実際にデリカD:5で履き比べてみた。
まず〝225〟は、既存のD:5に設定されていた純正215/70R16からのワンサイズアップ仕様なので、何の問題もなく履ける。もちろんホワイトレターであったり、BFGのATタイヤであることを強くアピールできる。一方の〝235〟は、これまでのデリカで不動人気のサイズ。ただし新型は通常走行では問題はないが、オフロード走行で干渉する恐れがあるという情報も。
今回は新型デリカD:5とBFグッドリッチのATタイヤで、大きく4つの違いを検証。見た目の違い、オンロード走行とオフロード走行での違い、最後にタイヤ干渉などのネガティブな要素のチェックだ。
まず見た目について。235は純正車高でギリギリ履ける王道サイズなだけあり、タイヤのむっちり感が強調され、オフロードテイストの強い迫力あるルックスに仕上がる。もちろん両サイズとも70偏平のため、サイドウォールの厚みが増してゴツさがアップ。この恩恵は見た目だけでなく、実際に乗った際にしっかりとタイヤのたわみとして体感することができる。
続いて走りの違いだ。225のメリットは、オンロードでわだちにハンドルを取られにくく、ロードノイズも比較的静かで加速性能も悪化しにくい点にある。ただし、見た目のインパクトという点では235に比べると大人しい印象だ。対する235のメリットは、タイヤが太くなったことによる泥濘地や岩場での走破性アップ。さらにエアボリュームによる十分なたわみが、良好な乗り心地をもたらしてくれる。
最後に、235最大の懸念点と思われていた干渉リスクの検証だが、ステアリングをフルロックした時やオフでサスペンションが縮んだ時にインナーフェンダーや泥除けへ干渉する可能性が危惧されたが、今回使用したホイールとのマッチングでは、一切干渉はなかった。
結論として、日常的な使いやすさと安全性を重視するなら225のバランスの良さ、見た目のインパクトとより悪路走破性を求めるなら235を選択すべきだ。もちろんBFGのAT KO3は、どちらのサイズでも新型デリカD:5のポテンシャルを解放してくれるはず。

今回装着したのはともに70扁平であるため、それぞれちゃんとオフロードテイストの迫力は出せる。235の方が太い分サイズの存在を走り出しに若干感じるが、それ以外では重さのようなものもほとんどない。また両サイズともオフロードではたわんでくれるため、乗り心地がイイ。タイヤの踏ん張りがきちんと感じられるので、デリカに履かせても十分なトラクション性能を発揮してくれる。

アグレッシブなルックスから想像されるような硬い乗り味やタイヤノイズの賑やかさはほとんど感じない。これは一般的なATタイヤの中でも相当静粛性が高いと思う。さらに言えば、しなやかな乗り心地の良さとグリップ性能のレベルがハイバランスであり、感心させられる。ドライ/ウェットを問わずに安定感のある乗り味を披露する。ちなみに225と235のサイズの違いは、走りにはさほど影響がない。あえていうなら、225サイズの方がハンドリングが軽く、レスポンス良くスポーティに走れる印象はあった。
後期型とも呼ばれる新型デリカD:5とこれまでのD:5の外装面での大きな違いは前後バンパーが変更されていることだ。さらに純正フェンダーとしてアーチモールを標準装備している。こうしたことから、LT235/70R16サイズを装着した場合、干渉する恐れがあったのは事実。今回の検証ではLT225/70R16ではなんのネガティブ要素もない。さらにMKW M204の「16×7.0J+25」との組み合わせで装着したLT235/70R16も不安を払拭して、タイヤが干渉するようなことはなかった。ただし個体差によってはどうなるか分からないので、装着する際はプロショップやタイヤショップにご相談の上、対応していただきたい。
- BFGoodrich
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