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ランドクルーザー

2025.11.28

【CRUISER FEST 2025 & Moab Off-road Trail REPORT】ランクルミーティングやオフロードの聖地でアメリカのランクルを満喫する!

今回のランクルジャーニーは、10年ぶりに参加する『Cruiser Fest.』への参加が第一の目的だ。これはアメリカにおけるランドクルーザーの最大の祭典で、毎年ユタ州ソルトレイクシティーで開催。会場には多くのランドクルーザーとそのユーザーが集まる。またユタ州と言えば忘れてはいけないのが、オフロード4WDの聖地『MOBA』。そこではMoab Off-road Trailを満喫することができたのである。

1日目(9/5)TestTuneWorld of Speed

9月4日の夜、アメリカのSalt Lake City(ソルトレイクシティ)に到着。夜が明けて翌日は、ランクル45で北米オフロードレースKThe MINT 400などに参戦しているRusty Nail RacingのRob Tygartさんに会う。

今回Utah(ユタ州)のBonneville Salt Flats(ボンネビル・ソルトフラッツ)で開催される『Test & Tune & World of Speed 2025(9/5-9/8)』に参戦するという。
Danielさんのクルーザーリムジンがホテルまで出迎えに来てくれて、いざBonneville(ボンネビル)へ応援に。車で約2時間半ほど移動した。行く途中、一面の塩原の景色が目に入ってくる。まさにこれがSalt Lakeの名の由縁なのだ。

Fwy(フリーウェイ)から塩原へ少し走るとそこにはBonneville Salt Flatsの看板が!先に進むとクルマと人混みが見えてきた。受付を済ませて早速競技車両があるピットへ。そこにはクラッシックカー、2輪をはじめとするさまざまはジャンルの競技車両がたくさん駐車されていた。その後Robさんのクルマが出走の準備をしているスタート地点に行くが、そこにはスタートを待つ車両が列をなしていた。Robさんのランクル45を見つけてご挨拶。スタートをしっかりと見送って、アメリカの広大さと自動車文化と歴史を深く感じることができた。

Bonneville Salt Flatsは長さ約19㎞、幅約8㎞の広大でフラットな塩原。これまでに何度も陸上速度イベントが開催され、多くの陸上速度世界記録が樹立されている。今回Test & Tune & World of Speedに出場したRobさんの記録は、87.79mile/h(141.3㎞/h)だった。

ボンネビルへの移動は写真上のDanielさんのランドクルーザーリムジンで。

その後Salt Lake Cityに戻って、夜はCruiser Fest2025前夜祭として“Expedition GREENLAND”のVIP完成試写会に参加させてもらった。氷河のGREENLANDと挑む冒険心と勇気を感じる映画でした。

2日目(9/6)#16th Cruiser Fest 2025

ついに10年ぶりのCruiser Festに参加。アメリカのランドクルーザー最大の祭典であり、毎年ユタ州ソルトレイクシティーで開催され、多くの歴代ランドクルーザーとそのユーザーが集まる。そこには世界で唯一のランドクルーザー博物館の『ランドクルーザーヘリテージミュージアム』がある。
今回はExpedition OverlandのClay CroftとExpedition PortalのScott Bradyを迎えた講演、さらに専門家による館内ガイドツアー、ワークショップなど充実のプログラムの1日だ。

なおこの日は会場には約300台のランドクルーザー/500人超のファンが来場していた。昨年ドイツで開催されたBuschtaxi treffenで会ったTLCAのHeather RoystonさんやYukon Kitさんにも再会。多くのランクルユーザーの皆さんと出会い、たくさんお話をさせていただきました。楽しい。
また同行していた4×4エンジニアリングさんがイベントでプレゼンテーションをしている途中、突然私の名前が呼ばれステージ前に出て挨拶することに(恥)。そして最後にもGregさんからもサプライズで私はステージに呼ばれ、そこでも来場者に紹介して下さったのだ(感謝)。

楽しい1日はあっと言う間に過ぎてしまいましたが、その夜はカングーローレーシングのメンバーが歓迎会をしてくれて、皆さんと楽しいひと時を過ごすことができました(本当に感謝)。

今回のランクルジャーニーに日本から参加したメンバーは、4×4エンジニアリングサービス:楠神 卓さん、滝本 凱さん、ランクル友の会:勝間田拓巳さん、橋本健太郎さん、小林洋介さん、そして私(ランクル語り部:小鑓 貞嘉)の6名。

※Gregさんをはじめ7人の冒険家がハイラックスでGREENLAND横断に挑んだドキュメント映画。Greg Miller, Scott Brady, Clay Croft, Emil Grimmson, Torfi Jóhannsson, Jon Solberg, Kurt Williams

LCHM代表GregさんとKurtさん。下は7月にLCHMを引退したDanさんとその愛車のランクル80。Danさんには感謝状を送った。

Cruiser Festが開催されるユタ州ソルトレイクシティーにはランドクルーザーヘリテージミュージアム(LCHM)がある。世界唯一のランドクルーザー博物館として常時100台を超える歴代のランクルを展示。
https://landcruiserhm.com

3〜5日目(9/7〜9/9)オフロードの聖地『Moab』へ

3日目の朝9時、我々が滞在するソルトレイクシティーのホテルに集合し、カングーローレーシングメンバー、JeremiahさんのProffitt’s Land Cruisersメンバー、4×4エンジニアリングメンバーがそれぞれのクルマに分かれて移動を開始!目指すはオフロードの聖地『Moab』。途中の街 “GREEN RIVER”でハンバーガーにて昼食をとった。
その後、ついに『Moab』へ。まずはオフロードコースのひとつ“HELL‘S REVENGE”に挑戦する。
入口ゲートを通り、駐車場でランクルのタイヤの空気圧を下げ、オフロード走行に備える。そうして待っている間にもレンタルのATV車両がひっきりなしにコースに入場し、人気の高さがうかがえる。そして我々もいざコースへ!入口からいきなり岩場の急斜面で左右岸壁(柵やガードレールなし)でミスしたら終わりの状況…。そう、アメリカは自由の国であると同時に自己責任の国なのである(驚)。
コースを走る途中でたくさんのオフロードカーやATVに出会うが、老若男女で皆さんオフロードトレイルを満喫している。笑顔でいっぱいだった。
途中で出会ったスズキのジムニーにも同乗させてもらい、最難度のコースをトレイル!Great!!日本では絶対に経験できない巨大な岩場のトレイルで、周りの景色も壮大で素晴らしい。
はMoabの街のイタリアンレストランで夕食。トレイル話で楽しいひと時を過ごして夕食を終えると、再びHELL‘S REVENGEに戻ってキャンプとなる。満月で少し明るい夜だったが、皆で薪火を囲んで楽しいランクル談義をした。

 ■Moab 2日目は昨日の行った場所から少し走った別のコース“FINS and THINGS”に。このコースは岩と砂地が入り組み、さらに急斜面がところどころあってなかなかテクニカルだ。前方の路面状況によっては同乗者に降りてもらい、誘導してもらいながらの走行が必要となる。

写真を見ればこの達成感と感動は伝わるのではないでしょうか。2日に渡るMoab Off-road Trailをランクルで満喫することができた。感激!
午後はMoabで有名なArches National Park(アーチズ国立公園)のDelicate Arch(デリケートアーチ)へ観光。クルマを停めて1時間半の山登りトレッキングの必要がある。汗をかいたが、そこで眺める景色は超最高だ!
その夜は彼らがお気に入りのサンファエルのキャンプ場所のエメリーを目指す。広大な平原を爆走する途中で綺麗な虹が遠くに見える。まさに幻想的な風景だ。2年前に来たことがキャンプ場所付近に到着して、手際よく夕食とキャンプの準備。ステーキとトウモロコシが最高だった。その夜は薪火を囲みつつ、朝3時ごろまでランクル話で楽しいひと時を。少し飲みすぎてしまった(笑)

オフロードの聖地『Moab』でのオフロードトレイル初日はHELL‘S REVENGEというコースに挑む。ここは多くのATVライダーに〝トップトレイル〟として評価されている場所だ。初めてこのトレイルに足を踏み入れる者を怯え怖がらせるための、長く急な滑らかな岩の上の登り坂がいくつか含まれている。

■5日目 楽しかったMoabからSalt Lakeへの帰路の途中、Buckhorn Draw Pictograph Panel、Little Grand Canyonに立ち寄ってSalt Lake Cityに到着。バックホーン・ドローピクトグラフ・パネル(Buckhorn Draw Pictograph Panel)は、サン・ラファエル・キャンプ場と橋の北約4マイル、ユタ州中部のサン・ファエル・スウェルのバックホーン・ドローにあるロックアートだ。もうひとつのリトル・グランドキャニオン(Little Grand Canyon)は、何百万年も前にサン・ラファエル川によって削られたもので、名前の由来でらうアリゾナ州のグランドキャニオンほど有名でも大きくもないが、よりコンパクトなスケールで壮大な景色を眺めることができる。サン・ラファエル・スウェルに位置する峡谷に並ぶ赤みがかった岩壁は、4000万年から6000万年の歴史をたどる。日の出や日没の峡谷の縁、またきらめく星空の下に立つと、時代を超越を感じることができる。峡谷の亀裂、塔、曲がり角はそれぞれが遠い昔の物語を語っている。

『ランドクルーザーヘリテージミュージアム』がある。アメリカのユタ州ソルトレイクシティーで毎年開催されるCruiser Fest。アメリカ最大のランドクルーザーの祭典であり、この日は会場には約300台の歴代ランドクルーザーと500人超のファンが来場。数々のランクル仲間と再会を含め合うことができた。今回はExpedition OverlandのClay CroftとExpedition PortalのScott Bradyを迎えた講演会のほか、専門家による館内ガイドツアー、ワークショップなどプログラムが充実。

Moabオフロードトレイルの2日目はFINS and THINGS。さまざまな障害物、挑戦的な上り坂と下り坂の組み合わせがあって信じられないほど楽しい。そして幻想的な景色が望める人気のコースだ。

ユタ州モアブ近郊のアーチズ国立公園(Arches National Park)。様々な地形と2,000を超える自然に作られた砂岩のアーチを有している。中でもデリケート・アーチ(Delicate Arch)はユタ州のシンボルでナンバープレートのデザインとなっている。
こうしてあっという間の楽しいCruiser Fest 2025 &Moab Off-road Trail旅はこれにて終了。今回も本当に皆さんに感謝。

ランクルで繋がり、集い、笑顔を”“の旅は続きます。
ランクル語り部:小鑓 貞嘉