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【JAOS】ユーザーファーストの思いから生まれるジャオスパーツの高機能

2011年の初代トライトン販売終了以来途切れていた三菱製ピックアップトラックの系譜、そして2019年のパジェロ国内販売終了以来途切れていた三菱製フルフレームクロスカントリーカーの系譜、それぞれを一気に復活させてくれたのが現行のLC2T型トライトンだ。1990年代にパジェロやデリカスペースギアで独自のスタイルを構築したジャオスにとって、それは待望のビッグニュースだったという。ところが、カスタマイズパーツ開発のためにトライトンの実車を目の当たりにし、実際にドライブしたジャオススタッフは押しなべてその完成度にうならされた。空白期間の間にきっちり進化をしていたことを実感したのだ。
しかし、進化についてはジャオスの開発力も同様だ。ハンドレイ(手作業)が中心だった樹脂パーツの開発はより精密な3D‐CADへ、素材はFRPからABSへと切り替わった。また、純正サプライメーカーとのタッグによって約20年ぶりにルーフラックも復活、PVCを得意とするサプライメーカーとの連携で樹脂プロテクターのラインナップも日に日に充実している。全ては、安心安全や使い勝手の向上を叶えるユーザーファースト思想実現のため。待ちに待ったトライトン、そしてそのユーザーに喜んでもらえるよう、機能とデザインを併せ持った様々なパーツ開発が今も行なわれている。ジャオスのトライトンカスタムはさらに深化し続けるのだ。

40㎜リフトアップが生み出す心的マージン

自動車メーカーが自信をもってリリースしているクロスカントリーモデルなのだから、国内で合法に走れるシーンでは標準車高でもまず問題などない。だからこそ「プラス40㎜&タイヤの1サイズアップ」で生まれる心的マージンは絶大。さらにスキッドバーやサイドステップ、そしてマッドガードなどでボディプロテクションを行なえばおのずと冒険への扉が開かれるのだ。

迫力あるクロスカントリールックのジャオス・トライトンだが、実は装着されているパーツ点数はそれほど多くない。しかし、それぞれが4WD専売メーカーとして40年間培ってきたノウハウの賜物。要所を押さえた設定とツボをついたデザイン、写真からも伝わる高品質感によって紛う方なき「ジャオススタイル」を作り出している。車体に復旧不可能な加工をほとんど必要としないパーツ設計もユーザーオリエンテッドなジャオスパーツの特徴だ。

「しなやかでコシのある」BATTLEZライド

初めてトライトンをドライブしたとき、JAOSのサスペンション開発担当者はピックアップトラックとは思えないその上質な乗り味に舌を巻いたという。しかし、JAOSのサスペンションコイルには大きなアドバンテージがある。UHS1900と呼ばれるチタン配合鋼材を使用したコイルは、例えば同じレートで設計しても1ランク上のしなやかさが得られるのだ。

JAOS ボンネットプロテクター

シボ上の表面にテフロン加工まで施したシート形状のアイテムがボンネットプロテクターだ。小石などによるチッピングからボンネットをガードすると共に、艶を抑えたブラックカラーによって反射光による幻惑を抑える効果も期待できる。

BATTLEZ リフトアップスプリング Ti-W

チタンが配合されたUHS1900鋼材を使用したBATTLEZ Tiコイルをフロントに組み入れたトライトンは、リフトアップサスペンションにありがちな突っ張るような挙動なく、自然なターンインとさらに上質な乗り味を両立している。

JAOSマッドガードⅢ

4WD&SUVリアビューの定番と言っても過言ではないエクステリアパーツ。装着するだけでヨンクらしさが増すビジュアルだけではなく、大きなタイヤからはね上げられた泥などからボディを守る機能性は万人が認める。

JAOS フロントスキッドバー

どのようなSUVでも、装着すると途端に「JAOS style」に仕上がるというキラーアイテム。撮影車両に装着されているのはブラックバーと梨地プレートの組み合わせだが、ポリッシュバーやブラックプレートとの組み合わせなども可能だ。

JAOSサイドステッブラック

乗降性というステップ本来の機能とサイドシル部分のガード、そして極太チューブによる4WDらしいスタイリングを兼ね備えた人気アイテム。ステップ部分には高品質なインジェクション成形樹脂を採用しているのはいかにもジャオス製品らしい。

JAOS ベッドラック

ベッド上部に積載される「ベッドラック」が設定された(フラットラックのフロアパネルを使用しているので同製品のオプションパーツが流用できる)。一般的なコンテナボックスを積載してもルーフから飛び出ないよう高さが設定されている。

一見、クローズドボディのSUVと比べて積載能力が優れているように思えるピックアップだが、物を重ねて積載することが難しいことなど不自由な部分もある。そこで、ベッド面積の約半分を二段に使用できるよう開発されたのがJAOSベッドラックだ。同様の商品が他にないわけではないが、同社のフラットラックのパーツを流用することで拡張性の高さも引き継いでいる。

BATTLEZマフラーZS-S

デリカD:5用マフラーでもお馴染みのサイド出しマフラー。SUVでは機会の多い、荷物の搬出入など後部作業の際に排気ガスが直接かかることを防ぐ。高品質なオールステンレス製。もちろん新騒音規制をクリアしたリーガルモデルとなる予定。

JAOSフェンダーガーニッシュ

GSRは標準で立派なホイールアーチモールを装備していることからフェンダーガーニッシュの設定が検討されたが、やはり欠かすことはできないという判断で開発された。フューエルリッドまでカバーする構成とダミーボルトがスタイリングの決め手だ。

◆JAOS TRIBE CROSS

ジャオスが運営するTEAM JAOSのモータースポーツマシン用に、日本の誇るホイールメーカー「ENKEI」と共同開発された4WD専用ホイール。Wフランジリムやディスク外周に配されたリブ形状がそのパフォーマンスを物語る。