TOP > 記事 > 【データシステム】ジムニー専用設計されたマルチビューのフロントカメラ登場

【データシステム】ジムニー専用設計されたマルチビューのフロントカメラ登場

■ジムニー専用マルチVIEWフロントカメラ

ジムニー専用(ジムニー用、ジムニー シエラ/ジムニーノマド用)のフロントカメラをデータシステムが開発中だ。ロワグリルへのスマートな専用取り付けと6種類の表示パターンを切り替えられる機能性を備えた注目のフロントカメラになる。今秋冬の発売予定が待たれるモデルだ。
近年充実が進んでいるフロントカメラ。視界確保による安全性や保安基準への対策を考慮する上で4WD車にフロントカメラを取り付けるケースが増えている。

そんな中、データシステムがジムニー専用の新しいフロントカメラを開発中との情報を入手した。データシステムはすでにジムニー専用の「エンブレム フロントカメラキット」やフロントカメラを内蔵したオリジナル「フロントグリル」を用意する。しかしエンブレム フロントカメラはノマドへの取り付けは不適合。そこで開発をスタートさせたのが「ジムニー専用マルチVIEWフロントカメラ(仮)」だった。
専用のブラケットでバンパー中央のロワグリル部にカメラを取り付ける。ロワグリル内なのでアプローチアングルに影響する心配も無い。ジムニーとシエラ/ノマドではバンパーのサイズが異なるため、それぞれに専用パーツを用意する予定だ。もうひとつの特徴は〝マルチVIEW〟のネーミングからも分かる通り、映し出す映像を切り替え可能な点。水平方向180度を見渡すスーパーワイドビューに加えて、水平方向120度のノーマルビューや、左右のコーナーを映し出すコーナービューなど6パターンの表示切り替えが可能となっている。
デザイン性、機能性も兼ね備えたジムニー専用の新しいフロントカメラで視界確保を実施しよう。

ロワグリル内へのスマートな取り付けとビュー切り替えの機能性が自慢のカメラ

バンパー部に開口しているロワグリルに取り付ける「ジムニー専用マルチVIEWカメラ(仮)」は、デザイン性と機能性を両立させたデータシステムならではのフロントカメラだ。まず、取り付けはロワグリルのハニカム部を前後で挟み込むようにして固定するスタイル。ロワグリルに溶け込むデザインでカメラの存在感を感じさせない。これは車種専用設計されていることによる取り付け精度の高さ故だろう。また機能性ではビュー切り替え(6種類)が魅力だ。フロントまわりを広く見渡すノーマルビュー(水平120度)やさらに広い範囲(水平180度)をカバーするスーパーワイドビューを用いればフロント周りの視界を広くカバーできる。

ビュー切り替えの機能性が大きな魅力

スーパーワイドビューに切り替えると水平180度、垂直120度の画角を映し出す。バンパーの真横部分にカラーコーンを置いてもしっかりとカメラ画像に写り込んでいるのが確認できた。

コーナービュー

ノーマルビュー

スーパーワイドビュー

スーパーワイドビュー

スーパーワイドビュー/トップビュー

トップビュー

同じ場所で6種類の表示パターンを切り替えてみた。スーパーワイドビュー、ノーマルビューに加えて、左右のコーナー部分を左右二画面で表示するコーナービュー、上から見下ろすトップビュー、さらにスーパーワイドビュー/トップビューの上下二画面、スーパーワイドビューとコーナービューを組み合わせた画面が付属のボタンで切り替え可能だ。

データシステムのジムニー用フロントカメラ

オリジナルフロントグリル(ジムニー、シエラ、ノマド共通)にはカメラ内蔵タイプが用意される。グリル内にカメラをビルトインしたデザイン性が自慢のモデル。

エンブレム フロントカメラキット(ジムニー/ジムニーシエラ 型式:JB64W/JB74W 年式:H30.7〜 ※ジムニー ノマドは不適合 FCK-76JS3)はその名の通りスズキのエンブレムにカメラを内蔵したモデル。フロントカメラの存在感を払拭できるのも大きな魅力となる。

カメラの取り付けはロワグリルの中央部分に設定されている。バンパー形状の違いからジムニー用とシエラ/ノマド用が用意される。

横から見ると、カメラはブラケットによってグリルを前後から挟み込むように固定されているのが分かる。取り付け位置がずれる心配も少ない。

ジムニー専用モニターも同時開発中

データシステムでは、5インチの薄型・小型モニター「スーパースリムモニター(SSM-W5.0Ⅱ)」をラインナップしている。このモニターを、ジムニーのグローブボックス上部にある小さなパネル面に固定できる専用ステーも開発中で、ジムニー専用のモニターとして設置可能になる予定だ。運転席近くにモニターを置けるため視認性が高く、ダッシュ上に設置してフロントウインドウを遮ってしまうこともないのが魅力。こちらも発売が待たれるパーツである。