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【JAOS】〝JAOSらしい個性〟が詰まった製品に隠された面白さの秘密!

海外モータースポーツへの継続的な参戦や自動車メーカーとのコラボレーションなど、活動の幅を年々広げ続けているジャオスだが、「アフターパーツメーカーである」という基本スタンスにブレはない。そんなジャオスでは新型4WD&SUVがリリースされると、まずは「①商品開発対象車種かどうか」、次には「②どんなコンセプトでどのような商品を開発するか」が検討される。しかし、中には①を飛ばして即②の検討に入るモデルもあるという。そしてデリカミニもそんな重要開発対象モデルの一つだった。それはデリカD:5をはじめとするデリカシリーズへのジャオスの強い想いはもちろん、なによりデリカミニのそのツボを押さえたうえで構築されたデザインにジャオススタッフ一同が魅了されたからに他ならなない。それでは②はどのように検討されたのか。「車名とデザインを見た瞬間に『パジェロとパジェロミニの関係性を再現したい』と思い立ちました。」とはジャオス企画宣伝部の内田氏。
 2代目パジェロが市場を席巻していた1994年、そのパジェロのイメージをギュッと濃縮したパジェロミニがデビューして瞬く間に人気モデルとなった。もちろん既にパジェロ用オリジナルパーツで人気を博していたジャオスからも様々なパジェロミニ用パーツがリリースされた。当時発行された同車ワンメイクムックには「大人の服を借りてきた子供にはしたくなかった」というジャオスのメッセージが掲載されているのだが(実はこのコメントも内田氏によるもの。このあたりの継続性が老舗メーカーならでは。)今回、デリカミニに対して行なわれているパーツ開発もそのメソッドに則っている。ただの「デザイン縮小」ではなく、「コンセプトの共有」ということなのだ。
 まだまだデリカミニへのパーツ開発は発展途上だというが、熟成の域に達しているデリカD:5と、そのコンセプトを受け継ぐデリカミニ。今ページではその2つの〝JAOSスタイル〟について紐解いていきたい。

■その関係性をリスペクトした2つのJAOSスタイル

スタイルアップに効きます

ただの”サイズダウンダウン”ではない、コンセプトの共有によって新たに創作したデザインだからこそ表現できるJAOS エクステリアパーツが面白い。

快適・楽しく移動ができます

チタン配合鋼材によって「柔らかいけどコシがある」乗り味を実現。さらに長期におよぶヘタリ保証を付随したBATTLEZスプリングTi-Wが面白い。

ラフロードもなんのその

サスペンションの上下動を周波数ととらえ、バイパスバルブを介して減衰力調整を自動で行なうハーモフレックを内蔵したBATTLEZダンパーが面白い

積載性を大きく高めます

「単に積むだけ」であればルーフラックはどれも同じ。しかし、国産へのこだわりや軽量性の実現など安心安全ににこだわったフラットラックが面白い。

■DELICA D:5【JAOS style】

「前後プロテクションとラダー」「マッドガード」「フェンダーガーニッシュ」でエクステリアを固め、リフトアップで仕上げるというデリカD:5カスタムのスタンダードともいえる“JAOSスタイル”。その源流をたどればデリカスペースギアに辿り着くトラディショナルスタイルだ。しかし、プロテクションに新たな樹脂製を設定、さらにはボンネットへのブラックアウトアイテムを加えるなど、その進化は留まるところを知らない。

JAOSフラットラック

昨今のJAOSヒットアイテムと言えばこちら。国内のメーカー純正サプライヤーと共同開発したアルミ製ラック。耐久性など製品クォリティの高さは言わずもがなだが、各種の品質試験にも合格した安心安全の逸品。豊富なオプショナルパーツも人気の要因だ。

JAOSサイドステップ

数多のミニバンと比較した際、デリカD:5の数少ないネガティブポイントと言えるのは地上高の高さゆえの乗降性。そこで、極太チューブと樹脂製ステップの組み合わせでデザインと実用性を両立した。

BATTLEZ リフトアップキット

機能品ブランド「BATTLEZ」の名を冠したサスペンション。減衰力固定式ダンパーVFSや、フロントの車高調整機能と減衰力調整機能まで備えたVFCAなど計3タイプ。約25㎜のリフトアップスプリングは全てチタン配合のTi-Wだ。

JAOSフロントバンパーガード

昨今の「JAOSプロテクションアイテム」に則った新アイテム。アウトドアギアらしいプロテクション形状に、角型LEDランプをビルトイン。抜群の存在感を発揮する。

JAOSフロントグリル

特徴的なダイナミックシールドフェイスを、あえてシンプルなフロントグリルへと変貌させた上で、3連のLEDをビルトイン。JAOSスタイルの象徴的アイテム。

JAOSマッドガードⅢデリカD:5専用タイプ

マッドガードⅢは、縁(フチ)の角を型押しした高品質アルミプレートがハンガープレートとして使用されている。デリカD:5に設定されているのはあらかじめカットされたフラップ本体を含めた専用タイプ。レッドとブラックの2タイプで左右2枚セット。

JAOSリヤラダー

装着が難しいので一旦は開発が中止されたが、ユーザーの強い要望によって商品化されたという。結果、ナンバープレートの装着面を取り付けに使用するという新たな方法が編み出された。ブラックとポリッシュ、そしてハンドレールの有無が選択可。

■DELICA MINI【JAOS style】

デリカD:5とデリカミニ、見比べてみると実はそれほど似ているわけではないことが分かる。正に「デザインの縮小」ではなく「コンセプトの共有」によってシリーズであることを表現している。そこで、ジャオスでもデリカD:5用パーツに固執せず、デリカミニに最も相応しいデザインとして開発が進められた。その仕上がりはご覧の通り。残念ながらフロントグリルは間に合わなかったが、それでも紛うことなきデリカシリーズのJAOSスタイルがここにある。

JAOSフロントスキッドバー

JAOSの象徴的なアイテムと言えば「JAOSスキッドバー」だ。ところが、オーバーハングの限られているデリカミニへの設定は難しいだろうと半ばあきらめていたところ、ベテランスタッフによって実現できたのがこちら。ストレートバーがデリカミニらしさを際立たせている。

JAOSフェンダーガーニッシュtypeX

デリカミニのカスタマイズに「フェンダーガーニッシュ」設定は必須。そのスタイリングについても迷いはなかったという。2トーン設定されているデリカミニだが、標準の「塗分け」では少々おとなしい。そこで塗分けのシルエットを立体化、その上でピアスボルトを配することで、デリカミニのイメージを生かしながらワイルド感を付加することに成功している。

BATTLEZマフラーカッターTi

テール部分にブルーの焼き色も鮮やかなチタンを採用したマフラーカッター。マフラー本体は純正をそのまま使用するので、音質や音量の変化や車検の心配もなくスポーティなリアビューを演出できる。

JAOSマッドガードⅢ

新規車種の場合、実は取り付けブラケットのみリリースされるのがジャオスの商品展開の法則だが、デリカミニには初めから車種別キットが設定された。

BATTLEZ リフトアップスプリングTi-W

チタン配合鋼材の採用によって乗り心地と操安性を高い次元で両立した約25㎜アップスプリング。その優れたパフォーマンスと共に、使用過程で万が一ヘタってしまった場合には商品が販売されている限り交換に応じるという長期保証も人気の要因だ。

JAOSフラットラック 専用タイプ

昨今のオーバーランドムーブメントの中、デリカミニ用商品企画が行なわれた際、ルーフラックの設定はフェンダーガーニッシュと共に必須であった。デリカミニには、車幅に合わせたコンパクトサイズのラック本体と、ルーフ形状に合わせた専用フットがパッケージされる。近日発売予定。

大多数ユーザーが自身の生活環境では不必要な機動力を備えたSUVは、非日常へつながる扉ともいえる。そして、普段使いでは十二分ともいえるSUVの積載能力をさらに高めるルーフラックも非日常を感じさせるイメージギア。その組合せによってオーバーランドへの夢は広がる。