歴代ジムニーの登録台数を見ると、普通乗用車系のジムニーの登録台数は、軽ジムニーと比較するとかなり少ない。しかし、現行ジムニーのシエラはかなり多くの台数が登録され、人気を集めている。実は乗用車からの乗り換え組が多く、古くからのジムニー乗りのような先入観がいい意味でない。
当然各メーカーも専用パーツの開発が必要となり、タニグチでもJB74で問い合わせの多い20㎜アップサスをリニューアル。1G姿勢が前下がりでなく、水平を保った仕様で、乗り味は普通にレベルが高い。道路の段差などはしっかりと認識できるが、見事にいなしている。それでいてきちんとストローク量が確保してあるので、適度な姿勢変化をした後に踏ん張ってくれて、ワインディング走行も楽しい。ステアリングの応答性も敏感すぎずリラックスできるし、直進安定性も高く、いわゆる肩肘張らずに運転できる味付けだ。タニグチが提唱する〝FUN TO ADVENTURE〟の如く、ジムニーをパートナーとして考えた時に、最適なセッティングだろう。
今回の取材で注目すべきアイテムがもうひとつ。最新のジムニーJB64・JB74の4型にはパーキングセンサーが装備された。これは法規的に義務付けされるアイテムなので、社外バンパーの装着もどうにかしないといけない。そこでタニグチでは自社のバンパーにはもちろん、すべてのアフターバンパーに装着可能な後付けユニットを販売開始した！
■TANIGUCHI JB74クレイジーカラー
タニグチのスキッドプレートはかなり本気仕様。スキッドのステーに、牽引フックが装着できるほど強固な造りが魅力だ。そのスキッドプレートに、直線基調のシャープさとワイド感を演出するフロントバンパーはジャストフィット。本格オフ仕様パーツの合わせ技は秀逸。
タニグチのリアバンパーは、ノーマルテールレンズ流用タイプ。つまり純正のオーバーフェンダーからのラインが美しく収まりがいい。また大阪オートメッセでお披露目されたNEWデザインのクロステールガーニッシュも販売開始。さらにJB74専用設計のリアアンダーバンパーも完成した。法規適合タイプで絶妙な太さの見た目もかっこいい。背面のスペアタイヤにセットしたホイールセンターキャップによって、隙のない仕上がりに。
SOLVE ACE Ride20サスペンションキット
従来のソルブACE20サスペンションをJB74シエラでも、バッチリ使用できるようにリニューアル。しなやかでありながら応答性の高いセッティングは、ノーマルサスより扱いやすく、スポーツ走行もしっかりとこなせる仕上がり。ツインレートのコイルによる適度なコシの高さは実に好印象で、ワインデイング走行が楽しくなる。一方不快な横揺れも皆無で、減衰力調整式のダンパーとの組み合わせで、セッティングも自由自在だ。
プロテクション系のガードパーツは、オフロードをガチ走行する人以外には必要ないような風潮があるが、キャンプ場や河原などの不整地では何があるか分からない。基本的には純正でも装着されているガードをグレードアップするイメージで装着しておきたい。転ばぬ先の杖がある安心感は何物にも代えがたい。
HKSと共同開発を行なったタニグチオリジナルのコンペマフラーR。カールファンネルの砲弾タイプ・斜め出しというスタイルで、リアビューのルックスも抜群。性能特性も常用域を重視していて使いやすい。もちろん法規適合マフラーだ。
旧規格時代から継承されるタニグチサイドステップ（写真下）。メッシュ構造が靴底についた汚れなどを落としてくれる機能的なカタチで、歴代ジムニーで愛用者が多い。さらにロックスライダー風のデザインのバータイプも新登場！ ドレスアップ効果も高い。
人気のフリクションドアオープナーもモデルチェンジして、販売開始。大きな荷物の積み下ろし時には、ゲート開口角度が大きい方が利便性が高い。これまでよりドアの開口角度が大きくなり、約90度開くのは◎。さらに任意の位置でゲートが止まる仕様は使い勝手良好だ。
ロングドライブを快適にこなすためには、シートはかなり重要。ブリッド・ユーロスターⅡクルーズタニグチVer.は、スポーツ走行を行なう際のホールド性も高く、ドライビング時の疲労も軽減。また防汚機能の高いシートカバーを新たに開発し、アウトドアでの使用にもピッタリ！
泥などの汚れがカーペットに落ちない立体ラバーのフロアマット、踏みやすくズレにくいシフトペダル、足に馴染んで踏ん張れるフットレスト、ずっと握っていたくなるシフトノブ、操作しやすいトランスファーノブなど、アウトドアアクティビティでの使用を考慮して、室内用に様々なアイテムをリリース。
■TANIGUCHI JB64スポーティジムニー
ソルブACE 40サスペンションを装着してリフトアップしたJB64デモカー。リフトアップ量は40㎜と抑え気味だが、なんとダンパーはあえて60㎜用をコンビ。低重心・ロングストロークを実現している。なお、コイルスプリングはツインレートを採用し、オンロード・オフロードを問わず、本気のスポーツ走行ができる。さらにスチール製のウインチバンパー&スキッドプレートにはウォーンのウインチを装着。かなりハードなオフロード走行にも対応できるガチなスペックとなっているのだ。
現行型の最新ジムニー（＆シエラ）4型が搭載しているパーキングセンサー。これをブラケット内に固定し、バンパー本体に装着することが可能なアイテムをリリース！防塵・防汚機能に優れたケースを採用し、繋がっている部分を切断して使用することも可能だ。またタニグチ製以外のどんなバンパーにも装着できる。
JB74シエラ用だけでなく、JB64専用リアアンダーバンパーも開発が完了し、販売開始。スチール製のタニグチリアバンパーにもジャストフィット。絶妙なクリアランスはさすが！
- オフロードサービス タニグチ
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