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【WORK】チーム三菱ラリーアートが参戦したAXCRのラリートライトンの足もとに2年連続で採用「CRAG T-GRABICⅡ」

◆CRAG T-GRABICⅡ

WORK製のホイール、CRAGシリーズにおける最新のトピックが、8月にタイで開催されたアジアクロスカントリーラリー2024に参戦したチーム三菱ラリーアートの4台のラリースペック・トライトン(T1仕様=改造クロスカントリー車両)の足もとに『CRAG T‐GRABICⅡ(クラッグ・ティーグラビックツー)』が採用されていたことだ。

グリミットブラックカットリム

アッシュドチタンカットリム

ちなみに同チームのチャヤポン・ヨーター選手はレグ5まで総合1位だったが、マシントラブルによって無念のリタイヤ……。しかし日本人ドライバー・田口勝彦選手が総合5位に入賞するなど、総走行距離2075.54㎞、うち競技区間939.58㎞を走破したラリースペック・トライトンを大きくサポートした。
今回装着されていたT‐GRABICⅡは基本的には市販品スペックと同等だが、LT235/80R17サイズのタイヤに合わせて、別注サイズとなる17×7.0Jをセット。またカラーリングもブラックのスペシャルカラーとしていた。

写真上の製品版は、光沢を持たせてラウンドする曲線を描くビードロックホイールのような形態を造り込んだリムフランジがアイデンティティとなる。特にこのティーグラビックⅡのビードリング形態は、別体式にしか見えないほどの立体感を誇る。もちろん単なる見映えだけでなく、ラウンドアウターフランジ形状とすることでフランジの強度や剛性アップも図り、走行中の飛び石の直撃を避けやすくする効果も獲得。アウトサイドスポーク付け根のリングから座面までの高低差も強く、一層コンケイブ感が際立ち、また外輪の開口部の広さは、細かな石などを詰まりにくくするためと軽量化に配慮したゆえ。さらに特徴的なインサイドスポーク形状の開口部も広くしてディンプルを設定し、高い耐久性と高剛性を実現している。

サイズやカラーこそラリーマシン専用の別注仕様だが、高い耐久性と高剛性を実現するそのフォルムは市販品そのまま。ティーグラビックシリーズのホイールは、その根底にレース直系のDNAを持つことを証明した。

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