ランクル250の実力はオンロードで走ってみなければ分からない!
今回のオンロード試乗は市街地のみ。いわゆる高速走行はできていない…。しかも短い取材時間しかとれなかったため、すでにランドクルーザー250には、相当乗っているさなげアドベンチャーフィールドの支配人・藤岡さんにインタビューした内容を基にオンロード試乗記をお届けしよう。撮影車両は特別仕様車のZX〝ファーストエディション〟で、2.8ℓディーゼルエンジンモデルだ。
まず市街地を流して感じたのは、エンジンフィールが快適だということ。これはやはり新採用された8ATの効果があるようで、スタートはそっと踏んでも、スッと出てくれるといった出足の良さを感じる。もちろん踏み込めば、8ATの多段制御によって力強いレスポンスを発揮する。そのため、実は燃費も良好になっている。
続いて乗り味だが、とっても気持ちイイ!なんていうか、乗り心地がバツグンすぎる。ランクル300などで感じる重厚感とはまた違っており、ただただ突き上げをいなしてくれて、しっとりシルキーな乗り心地なのだ。
さらに電動パワステになったことで、オンロードの快適さは半端なし。軽いハンドリングだが、手になじむ重さもしっかりあって、コーナーもスっと曲がってくれる。オフロードでは解除できるスタビライザーの効果もあって、スポーティーに走ることもできるが、サスペンションに硬さは全くない。しかも程良くしまっているため、ボヨンボヨンとしたピッチングなどもほとんど感じることはない。
フレームとサスペンションの進化があって、特にリアのサスペンションが相当いい動きになっているようだ。もちろんショックアブソーバーの動きにもこだわってつくられているのだろう。
またオフロード試乗の時にも感じたが、視界が広く確保されているために見切りも良い。さらに小回りも効くので、ボディの大きさを感じにくい。
ただしボディサイズが小さくなっているワケではないので、駐車場などでは注意が必要だ。藤岡さん曰く「ある程度乗って車両感覚をつかんだと思って車庫入れしようと思ったら、線ギリギリで…。やはり大きかった」とのこと(笑)。
LAND CRUISER “250” EXHIBITION
ランドクルーザー”250シリーズが発表された直後区の4月20日(土)と4月21日(日)の土日で、急遽開催されたイベント『LAND CRUISER “250” EXHIBITION』。新たに発売されたランドクルーザー”250″シリーズを、多くの人に見てもらうための催しもので、東京は秋葉原の展示会場・ベルサール秋葉原にて行なわれた(一方、関西では4月27日(土)と4月28日(日)にグランフロント大阪ナレッジプラザで開催された)。
「ノーマルとカスタムの違いが分かりやすくて良かった(30代・男性)「実車でボディ色を確認したくて来ました。この後ディーラーへ行きます!(50代・男性)」「丸目ライトと角目ライトで、スタイルがどう違うのかが見られて良かったです(50代・男性)」「JAOS仕様もディーラーで買えるのはありがたいですね(30代・男性)」「やっぱり実車でカスタムモデルを見ちゃうと、欲しくなりますね(30代・男性)」といった、注目度の高さを感じた。