【MOTORAGE】長年培ったノウハウを凝縮し、新型のナナマルを早くもカスタム
オリジナルビルシュタインが安定性と快適性を両立する!
本格的な4WDを見た目だけでなく、その機能を向上させるカスタムを提案し続けるモトレージ。その歴史はランクル70とほぼ一致し、共に歩んできたと言っても過言ではない。そんなモトレージが3たび国内販売を始めた新型70を見過ごすはずはなく、早くもデモカーを完成させた。
特に注目したいのは足回りで、基本的には2インチか4インチリフトとなるが、フロントスプリングは搭載エンジンや金属バンパー、ウインチの有無で何と11種類のバリエーションを設定。同じ76でもGDJとGRJではフロント軸重が160㎏も違うので同じスプリングを使用できない。だがモトレージでは今まで様々なユーザーのためにきめ細かく設定していたので、わずか数ヶ月で製品化を実現した訳だ。
また、70系専用のビルシュタインショックアブソーバーの発売もスタート。柔らかめのスプリングをしっかり押さえ込むことで、オンロードでの安定感や快適な乗り心地を実現しつつ、オフロードではしなやかでノーマルを凌ぐストロークも実現。ノーマル車高用も設定しており、乗り心地に悩む人に特に推奨したいアイテムだ。他にも軽さを追求したウインチバンパーや床下のガード類もラインアップ。ナナマルのオフロード性能をフルに引き出したいならこれらのアイテムを装着するのはマストだと言えるだろう!
◾️LAND CRUISER GDJ76
4インチリフトアップした事で、BFグッドリッチのKM3(315×75R16)が装着可能。ホイールは70系にベストマッチといえるブラッドレーVを組み合わせる。
待望のディーゼルエンジンを搭載したGDJ76。前回発売されたGRJ76よりもフロント軸重が160kgも重いので、同じスプリングでは車高をアップできない。だがモトレージでは様々な仕様をこれまで設定しており、いち早くGDJ76に最適な仕様を開発。前後バンパーやタンクガード、デフガード、リヤコンビランプなどエクステリアパーツはGRJ76用が使用可能。新しいクルマにも関わらず、今すぐにでもカスタムを始めることが可能だ。
軽さを追求しつつ、ウインチも搭載できるオリジナルのFRP製バンパー。高さを抑えたM8000のウインチをチョイスすることで、ミリ波レーダーとの干渉もしっかり回避する。
スペアタイヤブラケットもモトレージのオリジナル。右斜め上にオフセットし、35インチタイヤを装着しても左側のドアが開閉可能。尚且つコンビランプとの干渉も回避する。
デパーチャーアングルを最大限拡大した金属製のMTRバンパーに交換。またLEDのリヤコンビランプを追加し、視認性や安全性を向上させている。
早くもGDJ76に対応したスプリングを開発し、4インチリフトを実現。ビルシュタインショックとの相性は抜群で、ノーマルで感じる突き上げも見事に解消している。4インチリフトに伴い、前後のアームもブラケットを追加して4インチ下側にオフセット。これによりキャスター角がしっかり補正され、高い直進性を実現している。
タンクガードやデフガードはGRJ76と同じパーツが使用可能。オフロード走行を行なう予定があるユーザーは、オフロードデビューの前に装着しておきたいパーツだといえる。
トランスファレバーはGRJと共通なので、オリジナルのトランスファノブが装着可能。文字がしっかり読めるので、運転時の視認性を高めることができる。
◾️LAND CRUISER GRJ76
2015年に期間限定で販売された、ガソリンエンジンのGRJ76。モトレージでは積極的にオリジナルパーツをラインアップしており、サスペンションやエクステリアパーツだけでなくオルタネーターやブレーキなど、実に様々な機能部品をリリースする。なおこのGRJ76も4インチのリフトアップを行っているが、ガソリンエンジンの方がディーゼルエンジンよりも軽いので自由長が短い専用品を装着。細部にまでモトレージのコダワリが凝縮されている。
エンジンルームに効率的に空気を導くフロントスポーツグリル。小石などでラジエターやエアコンコンデンサーを痛めないようメッシュネットも付属する。
フロントバンパーはGDJ76と同じFRPスポーツバンパーで、こちらは標準のマットブラック塗装。ミリ波レーダーがないので、ウインチは背に高いZEON 10Sを搭載する。
運転席からの視界を妨げない、FRP製のシュノーケルを装備。艶消しのブラックペイント仕上げで、吸気効率を高めてくれる。またダート走行が多い人には必須アイテム。
クルマの真後ろをしっかり確認できるアンダーミラー。上から見ることで、遠近感やバックカメラの死角をカバー。クラシカルな70には意外とよく似合う。
ホイールは本格的なオフロード走行にも対応する、ビードロックルックのタービンZ1。これに315/75R16のジオランダーM/T G003を組み合わせる。
トヨタ4WDに共通するが、ノーマルブレーキの初期制動は甘い印象がある。そこでモトレージではパッドやローターの交換で制動性能を向上。安心感が格段にアップする。
GRJ76用は、トランスファだけでなくシフトノブも発売中。縦方向に長いデザインを採用するので、上からだけでなく横からも握りさすいのが特徴と言える。