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【To Fit】静かに進行していくサビから愛車を守るラストストッパーの効果

 本格的なオフロード性能を誇るジムニー。悪路での走破性の高さは多くのファンを魅了しているが、アームや下回りなどをヒットし塗装が剥がれ、そこからサビが発生しているケースは少なくない。
 クルマの塗装は飛び石やこすり傷はもちろん、ブレーキやカーブのGなどの負荷の影響で、見えない部分の接合部分に塗装部分に亀裂が入り、鉄部の密閉部分に空気(湿気)や水分(雨)が侵入し、塗装というバリアが破られサビが発生する。塗装には肉眼では見えない凹みや穴が多く存在し、塗装の劣化にともない、金属部まで達していることもある。そこに直接水分が侵入し、金属の持つ電子が水に奪われる現象が起こると中側からサビが発生。これは自動車に限らず、エアコンの室外機やシャッターなどでも起こっている現象である。
 さらに近年の気候もクルマに負担をかける要因になっている。例えば、温暖化によって大型台風が何度も発生。その影響を受けて、沿岸部だけでなく海から20㎞近く離れた広範囲の内陸部にまで海の塩が潮風で運ばれてくる。また中国大陸の発達によって、工業有害物質(PM2.5など)も飛来する。さらに、これらは集中豪雨と一緒に流され、そして乾いて舞う…。つまり、従来は考えられなかった塩害が起きているのだ。言うまでもなく今は融雪剤、潮風が多い時期、そして偏西風の時期なのでしっかりと対策しておく必要がある。
 普段から定期的に洗車できていればまだいいが、塩や工業有害物質や粉塵はどうしてもボディ各所の見えない水の流せない場所にたまりがち。さらに塗装の劣化や傷をつけてしまうことによってサビは一気に進行していく。サビの補修というのは手間のかかる作業であり、部位によっては高額な費用がかかるケースもある。加えて、多湿で酸性雨や塩害にさらされる日本は、1年中サビが発生しやすい環境にあるのだ。

走行中にアームをぶつけていたりすると、下回りの塗装が剥がれてサビが発生するケースは多い。さらにボルト類はよりサビやすいポイントだ。サビは見えるところより見えないところの方が怖い。

■電子サビ防止装置 ラストストッパー

レギュラータイプ/軽リッターカータイプ

ヘビーデューティータイプ

 その対策としてお勧めなのがラストストッパー。旧車ファンにとっては定番のアイテムであり、そのメカニズムは科学・化学的に証明され、欧米では50年以上前からこのサビ抑制が、コンビナート、地下パイプライン、海沿いの水道施設、橋ゲタなどの鉄の腐食防止にも応用されている。
 ツーフィットではそれを自動車用として開発し、入念なテストを実施。北海道から沖縄まで地域による違いにも対応するほど高い完成度を誇っている。ディーラーやユーザーからもラストストッパーの装着の有無で、数年後のボディの輝きが違うとの声もあるほど高い効果を発揮。12V&24V用をラインナップし、すべてにオートプロテクト機能付きのラストストッパーを導入すれば、洗車ができない内側でもサビへの不安を解消できる。

塩水を使った実証実験

ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑えているのに対して、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生していたことからも高い効果があるのがわかる。

専門知識がなくてもDIYで簡単取付け可能

バッテリーにアクセスするためエアインテークを取り外す。2つの12㎜ボルトを緩めて引き抜くだけだが、固く締まっている場合もあるのでCRC塗布後に大きめのメガネレンチやラチェットでボルトを緩めることをオススメしたい。
本体を装着する場所を決めて、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに配線する。
※ターミナル接続の際、端子をバッテリーから完全に外さない。
黒い線をバッテリーのマイナスターミナルに配線、本体のLEDランプが点灯していることを確認する。
エンジンルームの適当な場所にボディアースと同じ要領で塗装されているボディのボルト等にクリアワイヤー(短い方)を配線する。配線を引き延ばして後方部分でポイントを取るのもいい。各ワイヤーは振動抑制や回転部に絡まないように付属のタイラップでしっかりと固定。
※スケルトンワイヤーは必ず塗装面に接続。剥き出しの金属に取り付けると、サビがそこに集まってしまう。スケルトンワイヤー(長い方)はフレームに接続して使うと良い。

過酷な使用環境にも配慮した防塵・防水設計

ラストストッパーは完全防水仕様。水分が装置内部に浸入するのを防ぐためにケースは密閉され、さらに基板にも防水処理を実施。水気や湿気に対する対策も万全だ。