TOP > 記事 > 【ELFORD】レクサスLX600で構築するオフロードスタイルの足もとに性能も見た目も極めた〝ブラスト〟

【ELFORD】レクサスLX600で構築するオフロードスタイルの足もとに性能も見た目も極めた〝ブラスト〟

◆Blood Stock SL

カスタムの第一歩でもあるアルミホイールへの交換。そこに求めるものは何か?真っ先に思い浮かぶのは、やはりスタイルやデザイン性。もちろん否定はしない。ただしホイールも機能部品の1つで、選択次第で愛車の走りが変わることを知って欲しい。
 4WD・SUV総合パーツメーカー『エルフォード』からリリースされているオフロードホイール「Blood Stock(ブラッドストック)」シリーズは、ファーストモデルの誕生から四半世紀を超える歴史をを刻んできた名作ホイール。もちろんそのヒストリーの中で様々な試みやモデルを〝進化〟させて、生み出してきた。今回紹介するのは、ランクル300やLX600対応サイズをリリース中の最旬ホイール『ブラッドストック・SL(スーパーライト)』。その名称からも分かる通り、ホイールに求められる軽さを満たす機能パーツだ。

 軽さと強さとデザイン性を満たすため、鋳造フローフォーミング製法を採用。それも大きなポイントだが実はこのSL、特許取得済みの独自のテクノロジーを採用していることが最大の特長だ。
 それが「アンチエアリークシステム」という特殊機構。簡単に言えば、タイヤと接するリム部分に突起を設け、エア漏れやタイヤがホイールから脱落するビード落ちを防止するというもの。イメージとしてはOリングが入っているようなものだ。理屈は分かるが実際の効果はどうなのか?エルフォードでは、ホイールのリム部に加工を施し実証実験を行ない、さらに特許取得。そう、アンチエアリークシステムの有用性は証明されている。つまり、オフロード走行で岩などにホイールをヒットしてしまいリムを破損した場合や、エアーを落として走る機会には真価を発揮するということだ。
 そもそもこうした試みは、長きに渡ってオフロードホイールと向き合ってきたエルフォードだからこその発想だろう。オフロードで不安の無いホイールであることを前提に、さらに剛性や高い強度性能のある異形丸穴ディッシュデザインにコダワリを感じさせる。
 この新たな特殊機構アンチエアリークは、今回のSL以外にも現在販売しているブラッドストック・シリーズにも展開中。安心してオフロードを走れる機構を備えた超絶的な機能性により、オフロードホイールの未来と凄味を見た!

特許取得済みの独自の特殊機構「アンチエアリークシステム」をホイールに搭載するほか、その名の通り軽さを追求した20インチホイール『ブラッドストックSL(スーパーライト)』。フローフォーミング製法によって鍛造ホイールに迫る強度と軽さを確保しつつ、鋳造ホイールのデザイン性やコスパに優れた価格を実現できることを特徴だ。シリーズの伝統でもあるフォルム〝異形6丸穴ディッシュデザイン〟を踏襲するが、さらにブラッドストック史上、最も大きな開口部を持つ究極のラウンドホールを採用。そのエッジにはミーリング加工が施され、肉抜きによる軽量化と放熱性の向上を実現する。

アンチエアリークシステム特許取得

アンチエアリークシステムとは、ホイールに設けてある通常フラットな形状のビートシートにエア漏れを防ぐリブ(突起)を設けた特殊機構。タイヤのビート(タイヤをホイールに留める部分)とホイールのビートシートとの接点を増やすことで、より強固にタイヤを抑える機構となる。アンチエアリークシステムによって、万が一リムを破損した場合やオフロード走行などでタイヤが変形した場合でも、タイヤ内の空気がタイヤとホイールの勘合部よりの微量のエア漏れを防ぐことが出来る。

LX600用エルフォード・スプリット4本出しマフラー

LX600で左右4本出しマフラーの装着を実現させるエキゾーストシステム。テールエンドは2種類あり、今回装着したのが多面体造形美が美しいタイプX。120×85㎜のスクエア形状のテールを2×2に配置したモデルだ。ほかにオーバル感を強調した113×85㎜のテールチップを2×2に配置したタイプWも設定。純正のメインタイコはそのまま使用するリアピースのみ交換するマフラーのため、静粛性に優れている。街乗りでもお洒落に乗りこなしたいユーザーにオススメだ(交換用マフラー事前認証制度対応マフラー)。
※フローフォーミング製法とは?
鋳造したアルミ素材を回転させながら、ローラーで熱間鍛圧(スピニング)加工を行ない、リム部の板厚形状を完成品と同等まで成形する製法。リムを引き伸ばし肉薄化することで鍛造特有の金属結晶組織であるメタルフロー(鍛流線)を鋳造で生み出すことができ、鋳造でありながら鍛造と同等の剛性や伸び等の強度性能を実現。リムを引き伸ばして肉薄化することで、軽量化も実現できる製法だ。