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【Mclimb/Weed】コダワリが強い!サーフ専門店Weedの185サーフが今買い!

昔ハイラックスサーフに乗っていたけど、もう一度乗ってみようか、古くなった4WDだから安くなっているでしょ……と思って検索したら、驚くほど高騰している現実を突きつけられた人は多いだろう。新車なら定価が存在するし、品質もメーカーが定めた基準内に収まっているので安定している。それに対して中古車の場合は走行する頻度や路面状況、保管場所のコンディション、そしてオーナーの走らせ方で同じクルマは存在しないと言われるほど違いがある。
 エムクライムグループが展開するショップ「ウィード」がメインで扱う185サーフは、最も新しい個体でも2002年式。つまり20年少々経っており、それなりに経年劣化はまぬがれないのだ。
 もちろんリフトアップやタイヤ&ホイールなど各部をカスタムして付加価値が加えられているが、プライスボードを見たユーザーからしたら「ちょっと高すぎるんじゃない」と思ってしまうのも無理はない。しかしここには理由がある。百聞は一見に如かず。今回はウィードが製作する極上ハイラックスサーフの裏側に迫ってみた。
 ウィードがサーフを専門に扱い始めた当時は、気軽に乗れるカッコイイ4WDが欲しいと願う若いユーザー層が多かった。さらに215サーフが新車販売されていたので、全体的なプライスは低めだった。だが近年はビンテージカーの感覚で求める人も多くなり。エクステリア&インテリアのリフレッシュはもちろん、機関部などに信頼性を求めるユーザーも増えたという。
 そのためウィードでは納車するほとんどの185サーフでラジエター交換を実施。さらに時にはリビルドエンジンへ換装するなど、可能な限り新車に近いクオリティのサーフを提供する。
 そう、プライスが高いのにはしっかりとした理由があるのだ。コトワザではないが、安いサーフを買って日々の修理代に苦労するのか、購入時は高くても毎日しっかりと乗れる安心感を重視するのか。その答えは、火を見るよりも明らかだと思う。

■HILUX SURF 185 BK STYLE

ウィードのコンプリートで随一の人気を誇るのが、このBKスタイル。基本的にオールブラック(orオールホワイト)でまとめ、都会的なスポーティさを強調したシティオフローダー仕様だ。オーバーフェンダーはボディ同色の艶のある塗装のほか、この車両のようにラプター塗装で仕上げることも可能。20年以上前のクルマとは思えない、美しい仕上がりだが、機関面も手が加えられた、「いい意味で普通に乗れるビンテージ4WD」だ。
本格4WDの中でも、アメリカン・スポーティなキャラクターを持つハイラックスサーフ。その雰囲気を活かして、左右4本出しのオリジナルマフラーを装着。バンパーのメッキパーツと、見事に調和した迫力あるスタイルがGOOD!
撮影車はオリジナルスプリングで2インチリフトアップ。さらに新品のショックに交換するなど、乗り心地や快適性も重視。ユーザーからのリクエストがあれば、純正ショック以外の社外品に変更可能で、乗り味をグレードアップできる。
エムクライムのオリジナルホイール「カノン」をセット。大砲(カノン砲)の砲身をモチーフした4WDらしい力強さを演出した6スポークホイールだ。185サーフが新車販売の当時のホイールは16インチが主流だったが、現代的な17インチを組み合わせて新しいサーフ像を生み出す。

■HILUX SURF 185 4RUNNER STYLE

ハイラックスサーフのUSA仕様である4RUNNER(フォーランナー)。それをイメージしたのがこのモデルで、あえてナロースタイルに変更していることが特長だ。オーバーフェンダーのないスッキリとした姿はシンプルだが、エムクライムのオリジナルルーフキャリアやリヤサイド出しのUSマフラー、リフトアップなど様々なカスタムを実施。最近多くのトヨタ車オーナーが装着する三連のTRDマークは、この4RUNNERスタイルにこそハマる!
撮影車両はシートカバーだけでなく、ドアトリムやフロアマットも交換。アームレストもシートカバーと同色なので、統一感のある車内が実現できる。

185サーフに新たな命を宿すメニューWeedオリジナル[リビルドエンジン]

内外装がいくらきれいに仕上がっていても、クルマはやはり走ってナンボ。とはいえ185サーフだと年式的に厳しい部分もあるのだが、ウィードではサーフに新たな心臓部をリフレッシュして搭載し、快適な走りを提案。ファクトリーから戻ったエンジンはリビルトエンジンの証として赤くペイントされる。さらにプラグ類のエンジン補機なども、もちろん新品に交換しているのだ。

ウィード流185サーフの主な整備・レストア

ここにズラリと並べられた新品部品は、全てサーフのもの。ウィードで販売される185サーフはこれくらいの部品を交換するのが一般的なケースだそう(もちろん車両状態により、必ずこれらの部品を交換するわけでは無い)。ラジエーターはほぼ全ての車両で交換を実施するほか、冷却系や電気系、さらには制動部品など、すべて安全に関わるものを整備。そのため御覧の通り、一旦ほぼ分解される。動いているうちは大丈夫ではなく、前もって整備することが、結果的に費用を抑えることになる。何より「不安のないサーフを提供する!」のがウィードのポリシーなのだ。

WEEDでは、今後さらに高品質なハイラックスを提供するために、あるプロジェクトを進行中。エンジンを下ろして、フルレストアと言っても過言ではないレベルの車両が提供できる日も決して遠い未来ではない。

厳選した良質なノーマル車をNewペイント→徹底整備→新品パーツでカスタム

ビフォー⇔アフターのポーズが示す通り、ウィードの手に掛かれば極上のノーマルサーフがカスタムされたアグレッシブな4WDへ大変身する。ショールームには様々な仕様にされたBKスタイルや4RUNNERスタイル、XCスタイルが勢揃い。ちなみに分解している姿も見せたが、これはオールペイント塗装や室内のリフレッシュにも有効。ウィードは自社でオールペイントの専門工場を設け、分解/ボディ補修/下地処理/塗装を一貫して施工。丁寧過ぎるほどの塗装は要チェックだ!
ウィードでセールスを担当する遠藤彩さんは「普通のクルマ屋さんと違い、お客様のニーズに合わせた1台を提供できるのが嬉しいです」と語る。185サーフのシートカバーの中でも、彼女の推しはこのブルーストライプデニム。
  • 本店ショールーム ☎0794-73-8000
     所在地:兵庫県三木市府内町401-1

  • 土山ショールーム ☎078-942-1600
     所在地:兵庫県加古川市平岡町土山776-6

  • 鯖江ショールーム ☎0778-52-3333
     所在地:福井県鯖江市神中町2-9-26

  • Weed HILUX SURF SPECIAL WEB
  • https://hilux-surf.jp/
  • Weed OFFICIAL WEB
  • https://www.weed10.com/