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【RAYS】〝レースで培った技術による〝4WDホイール最強〟の称号「VOLK RACING TE37XTR」

◆VOLK RACING TE37XTR

レースに参戦し、勝つためのホイールを生み出してきた『RAYS(レイズ)』だが、その中でも最高峰のアルミホイールとして名高いのが『ボルクレーシングTE37』だ。そして、この鍛造製法でつくられるメリットを存分に生かすTE37直系の4WD・SUV専用ホイールが『TE37XT』。長きに渡って6スポークというバランスの取れたシンメトリーデザインで確実な強度と剛性、軽さを提供してきたが、そのTE37XTが2023年に新たな進化を果たす。
 それがTE37XTを超える軽さと高剛性化の仕組みを盛り込んだボルクレーシングの最新モデル『TE37XTR』だ。

マットガンブロンズ

 例えば走行時はアウターリムに最も荷重がかかるため、スポークはアウターリムから伸ばして、強度・剛性を確保する必要がある。アウターが強くなれば必然的にインナー側も強くなるが、代償としてホイール全体が重くなってしまうというデメリットが…。その矛盾を解消する手法が、スポーク部に入れたウェイトレスホールや新しいスポーク天面の造形だ。これらは、GT500といったレースシーンで培ってきた技術をフィードバックしたデザインで、さらに軽量化と高剛性を追求した絶対的なフォルムでもある。なお、センターパートも6ホール専用デザインとすることで、ナットホールも最もバランスの良いシンメトリーに、均一に配置した。
 こうして技術的にも飛躍的に進歩したTE37XTRは、まさにタフユースな〝史上最強の4WD用鍛造ホイール〟を名乗るにふさわしい存在だ。それゆえ外周のリムフランジには、十分な強度を誇る証として「VOLK RACING」のロゴが刻印されている。

6スポークというVOLK RACING TE37から続く、伝統的な応力分散に優れたシンメトリーデザインを踏襲しながら、新しいフォルムを獲得したTE37XTR。スポーク部ウェイトレスホールやGT500よりフィードバックした技術を応用した天面デザインなど、徹底的に解析された機能美を誇る造形を与えることで、強度・剛性・軽量性などをさらに追求している。
6ホール専用デザインとすることで、スポーク根本に均一に配置されたナットホールは最もバランスの良いシンメトリーデザインに。そのセンターキャップ篏合部にはデザイン鍛造を行ない、周囲をマシニングにて彫刻。さらに外周部リムフランジにもA.M.T.による『VOLK RACING』ロゴを刻印。十分な強度を誇る証をマッシブにアピールする。
カラーはマット系2色で、マットガンブラック(写真奥)とマットガンブロンズ(写真手前)を設定。シンプルなカラーはどんなボディにもマッチ。またアルミ地のシルバーのアクセントも秀逸だ。サイズは17インチ6H-139.7のみを設定(インセットは3パターン)。

※鍛造製法のメリットとは?

TE37をはじめ、数々のレースシーンをサポートしてきたRAYSの鍛造ホイール。溶かしたアルミを型に流し込んで成型する「鋳造製法」に対して、アルミの塊を加圧して成型する「鍛造製法」は内部組織が均質化され、強度や機械的な性質に優れたものとなる。アルミホイールとした時には肉厚を薄くしながら必要十分な強度を保てるため、鍛造ホイールは軽さと強さを高レベルで実現できる。RAYSではTE37シリーズやA-LAPシリーズといったアフターマーケットモデルにも⾃動⾞メーカー向けホイールにも、レーシングモデルと同じ「デザイン成型金型鍛造工法」技術を貫いている。