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【ROAD HOUSE】新しいデリカ王道スタイルを目指しスマートに仕上げたAR4流D:5

 アグレッシブな7インチリフトアップのエクストリームスタイルと、街乗りの安定性や立体駐車場なども問題なくクリアする実用性を追求したAR4スタイルという、異なる2つのカスタムスタイルをデリカで提案するロードハウス。
 そもそもAR4スタイルのコンセプトは「アウトドアを楽しめるのはもちろん、都会の街に溶け込むような洗練された雰囲気を併せ持つ」というもの。要は、大幅なリフトアップを行なわないなど普段の街乗り仕様としてもしっかりとタフな姿と機能を持っているということ。リフトアップ量は1インチなので、挙動変化もあまりないし、ファミリーからカスタムの許可が出やすい!そんなユーザーのニーズに寄り添ったスタイルでもある。
 ちなみにロードハウスでは2台のデリカD:5をデモカーとして導入しているのだが、今回新たなパーツ開発のために、ついに3台目のデモカーを導入!既存のパーツに加え、フロントマスクやテイストの異なる2種類のオーバーフェンダー、さらに高さを抑えつつ積載力も重視したルーフキャリアなどを新開発。AR4スタイルの完成形がついに誕生した!
 全体的の印象としてはスッキリとシンプルにまとめられているが、確実にノーマルとは違う個性と機能美に溢れている。これまで培ってきたノウハウが注入された、ファミリーユースにふさわしい〝新時代の王道デリカ〟なのである。

KADDIS ルーフキャリア

ルーフレールラックの大ヒットで、オーバーランドスタイルの元祖として君臨するロードハウス。その第2弾はキャリア本体の高さを180㎜に抑えつつ、軽量のアルミパイプΦ45を2段使用して強靭さをアピールする新たなルーフキャリアだ。トレンドのロープロファイルスタイルながら、積載性能も重視。本体素材は軽量なアルミ、フット部分にはスチールを採用。側面にはKADDISのロゴプレートをあしらい、所有感と高級感も演出する。ランプ取付けステー付きでデモカーは、前面にIPF製ライトバー642SDをセット。サイドカバーはKADDISロゴ入りプレートとなる。

ルーフキャリアの側面には、あらかじめサービスホールが設けられており、ここを使うことでARBサイドオーニングのボルトオン装着も可能。他にもいろいろ積載できるように拡張性を考慮した設計となる。
●キャリア本体寸法:長さ約2050㎜×幅1260㎜×高さ180㎜
 ※高さを抑えることで、1インチリフトアップ時でも2.1mの駐車場の利用が可能
●キャリア有効寸法:長さ約1700㎜×幅1170㎜(※70ℓのBOXを4個積載可能)
気が付かないうちに傷つけてしまっているドアハンドルのカップ部分。そうした傷防止やワンポイントアクセントとして有効なのが、ドアハンドルプロテクター。装着してあるブラックカーボンとホワイトカーボンのほか、ブラッシュドスチールやアクティブオレンジといったバリエーションも。
ドアの内張加工が不要な9㎜ワイドのオーバーフェンダー。写真の通り、フェイクリベット有り(写真上)/無し(写真下)で2タイプを用意。このリベッドの有無でイメージが大きく変わるので、無骨さを強調したい人もスマートに仕上げたい人にもオススメ。材質はFRP製ブラックゲルコート仕上げ。
ちなみにフェンダーの後ろ側を見てみると、バンパー下部、ドアパネル下部のボディに沿うようにしっかりとフェンダーが回り込んでフィットしている。こうした高品位な所にも要注目。この造形にすることで、9㎜ワイドとは思えない視覚的な厚みを生み出している。
1インチリフトアップしたことで、タイヤは245/65R17サイズの装着が可能に。オフロードタイヤの代名詞というべきBFグッドリッチのA/T KO2のホワイトレターを履く。ホイールはMONZAのHI-BLOCK ERDE(ハイブロック エルデ)で、スポーティな6本スポークとビードロック的テイストが融合した迫力を持つ。
デリカD:5はバンパーの両端にフォグランプを配置するが、ダートの飛び石や林道走行の枝などで破損しないか不安がある。そこでテールレンズガードと同じテイストで、フロントのフォグランプガードも新設定。スパルタンなイメージも強める。

KADDIS XTREME 7inch-UP (右)

ウォーカーサプライズの6インチキットとロードハウスの車高調の組み合わせによって7インチのリフトアップが図られたエクストリームスタイル。170㎜以上の車高アップを実現し、タイヤサイズも265/70R17と大幅拡大。また、今やデリカカスタムのスタンダード的なアイテムであるルーフレールラックやリヤラダーのほか、エアロボンネットやランプステー、ルーフマーカーランプといったKADDISらしいアイテムを装備。これらはスタイリングも機能も両方満たしたパーツなのだ。

KADDIS AR4 1inch-UP(左)

後期型D:5の金属的な雰囲気のフロントフェイスを払拭し、ラジエターグリル部からバンパー部までをカバーする横フィンタイプのフェイスマスクTYPE-3を新たにリリース。デモカーのように塗り分けすることで、よりレーシーに、より立体感を強調することもできる。中央エンブレム付属。素材はFRPゲルコート仕上げとなる。このスッキリしたフェイスに似合うように、KADDISフロントランプブラケットを使ってIPFの900XLST2をスマートに装着。バランスや、コンセプトを考えた組み合わせといえよう。

KADDISオリジナルの1インチアップコイルを装着。数値にして約25㎜の車高アップだが、これでちょっと外径が大きいタイヤ交換にも不安がなくなるし、ミニバンからSUVらしさのあるスタイルに一気に進化することが分かる。
フロントマスクと同様、リヤビューもシンプルにまとめているのがこのデモカーのポイント。1インチアップの車高なら一段目からリヤラダーに十分アクセス可能であるからだ。また、リアビューに凛々しさを加えるテールレンズガードや立体的なデザインを採用したフュエルリッドプロテクターは、同時にセット装着を推奨したい。
シンプルなデザインだが、ステップやサイドシルのガードとしても役立つサイドステップTYPE-V。従来モデルよりステップの前後長が伸びて機能性も向上。