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【RINEI】普段乗りしやすさはそのままにJEEPらしさを際立たせたJL

 長年に亘り、国内外の様々な4WDを手がけてきたリンエイ。JKラングラーが登場するまでは、オフロード志向の強いユーザーが大半を占めていたが、アンリミテッドが登場したことで、今まで見向きもしなかったファミリーユーザーが飛躍的に増加。その流れはそのままJLにも継承され、折からのキャンプブームの後押しもあって、現在ではJEEPがファミリーカーとして確固たるポジションを確立したと言えるだろう。
 最近JEEPに乗り始めたユーザーの傾向としては、ライフスタイルにこだわりを持ち、ファッションにも敏感で、スタイリッシュにJEEPを乗りこなしたいというユーザーが圧倒的多数を占める。ノーマルのままじゃ物足りないけれど、本格的にオフロードを走る訳じゃない。できればもう少し使い勝手も向上したいという、良い意味で欲張りな人が多い。そんなにユーザーに向けて提案するのが、このスポーツグレードをベースにカスタムを施したデモカーだ。
 リフトアップ量は3インチUPにとどめつつ、それでもタイヤサイズは35インチに変更。立体駐車場にも問題なく停められる実用性を保ちながらも、前後のバンパーを変更し、パイプフェンダーを追加するだけで、ノーマルとは比べ物にならないほどワイルドな雰囲気を醸し出している。

金属バンパーの様に見えるデザインだが、実はFRP製というエルフォードのエクストリームバンパー。軽さもポイントではあるが、純正フォグランプをそのままビルトイン可能なのも嬉しい所だ。
リヤバンパーは薄くデザインされたDV8に変更。中央にぶら下がるようなナンバープレートは左端にオフセットし、バンパー下がヒットしないように改善。スペアタイヤブラケットに補強も施し、35インチタイヤをしっかり固定できる様にしている。
フロントウインドーの上には、コンパクトだが存在感のあるエルフォードのルーフマーカーランプを装着。アメリカンな雰囲気を強調したいなら、マストアイテムと言えるだろう。
ホイールはAEVのセブグレIIで、JLとJT専用モデル。3インチリフトアップしたことで、タイヤはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(35×12.5R17)をチョイス。オンロードしか走らなくても、JEEPにはやはりMTタイヤが断然似合う。
純正フェンダーに追加する形で、パイプフェンダーを装着。本体はアルミ製で、ブラケット部分は錆びにくいステンレスを採用。保安基準の関係で公道ではパイプフェンダーが必だが、オフロードではタイヤと干渉するのを防ぐため、脱着可能としている。
バイクからの視認性を向上させるために、フェンダー部分にLEDウインカーを追加。カスタムと言うと、ついつい見た目ばかり気にしてしまうが、リンエイでは安全面をについても考慮している。
スプリングはリンエイのオリジナルで、レッドスネークコイルの3インチリフトをチョイス。ショックはビルシュタインを組み合わせ、リヤのラテラルロッドも水平となるように補正を実施。3インチと思うかもしれないが、河原などでも格段に安心感が向上する。
わずか10秒でオープン⇔クローズが可能な、MYTOPの電動ソフトトップ。ルーフだけ開くのでなく、クウォーター全体が開くので、フルオープン状態と言っても過言ではない。モーターユニットも非常にコンパクトで、積載性能をスポイルしない。