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プロフェッショナルとはなにか?を追求し、それを具現化させていく「ブレインストーム」

ランドクルーザープラドやデリカなど、定番の国産四輪駆動車からマニアックなアメリカンSUVまで、様々な四輪駆動車のカスタムスタイルの提案、パーツ開発、メンテナンスまでを手掛ける奈良県のブレインストーム。

今回の取材用車輛について相談したところ、用意してもらったのが2ドアのJKラングラーだ。どちらかと言うと手数は控えめで、過剰なカスタムが施されたジープとは真逆ではあるが、そこがブレインストームの魅力を伝える上での肝となる。
 今回はオーナーであり「アノラーメン製作所」の所長である、おーやん氏が、安心して愛車のカスタムやリファイン、メンテナンスを任せられるブレインストームの手腕について、ユーザー目線で語ってもらう。
 実は購入当初、コイルだけで2インチほどリフトアップを施していたラングラーを、乗りやすく快適にアップデートしてくれたのがブレインストームだったとのこと。ラテラルロッドによる補正やラフ&カントリーのステアリングダンパーの追加で、別物のようにシャキッとしたラングラーは、昨年オープンしたばかりの二号店と一号店をピストンする際の移動時間も快適そのものだと話してくれた。プロフェッショナルとはなにか?を追求し、それを具現化させていく姿勢こそ老舗であるブレインストームの強みなのである。

◆2ドアショートボディで理想的なアーバンオフローダーを提案

オリジナルらしさを損なう事なく、ワンランク上の風格とインパクトをさりげなく取り入れたJKラングラートレイルエディション。ほんのりリフトアップを施し、純正よりワンサイズ上のオールテレーンKO2を履きこなす。前後はスチールバンパーに換装。2ドアモデルは4枚ドアに比べて小回りが利き、駐車も楽々という利点がある。ショートボディを活かしたナチュラルなスタイリングは実に好印象で、かつ利便性にも優れている。

ラングラーらしさを継承し、濃厚な味わいを持つ2ドアモデル。4ドアよりもホイールベースが短い分、乗り味は全く異なり、ステアリングフィールもダイレクト。撮影車輛は2インチリフトアップと控えめな上げ幅ながら、幅や長さに対しての高さも絶妙で、まさに黄金比を具現化させたスタイリングである。トータルプロデュースを手掛けたブレインストームが最も大事にしている部分がまさにここで、やみくもなリフトアップやワイドフェンダーのゴリゴリ系にするのではなく、ストリートからアウトドアまでをカジュアルにこなすスタイリングとプロポーションに徹した仕立てが実に好印象だ。サハラタンのベージュカラーにアクセントとして無造作に取り入れたステッカーや、オシャレなneeds REPERの落書き風の文字をはじめ、ユーザー自身の店舗ロゴをモチーフにしたアンテナボールなど絶妙な脱力感も相まって、背伸びをしないナチュラルなカッコ良さを提案している。

◆ショートボディを活かしたスタイル

元々コイルサスペンションのみで2インチ程度のリフトアップを施していた車輛。車体のフラツキが気になって入庫した際に、ラテラルロッドで軸のぶれを補正。ダイヤル式のショックアブソーバーでオーナーが好む硬さ設定を自在にコントロール可能にするなど、細部まで抜かりはない。