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レクサスLX

2022.02.20

オンロード、オフロード問わず優雅な移動体験を提供するフラッグシップSUV「レクサスLX」が堂々フルモデルチェンジ

 レクサスのフラッグシップ「LX」が生まれ変わった。新型LXは、「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を確保するために、ボディオンフレーム構造を維持しつつ、新GAFプラットフォームの採用や約200㎏の軽量化、デジタル開発による高剛性ボディの実現などを通じ、クルマの素性を刷新。また、高出力で高トルクのV6 3.5ℓツインターボガソリンエンジンや電子制御ブレーキシステム(ECB)、電動パワーステアリングシステム(EPS)を搭載し、オールラウンドでレクサスらしい運転を満喫できるよう走行性能を追求している。
 過酷なオフロードにおいては、より安心で快適な走行を実現すべく、インストルメントパネルにレクサス初の12.3インチと7インチの上下2画面のデュアルディスプレイを採用するとともに、世界初採用のバックアンダーフロアビュー機能を搭載している。
 またユーザーの多様なライフスタイルに寄り添うべく、あらゆる道を優雅に安心して移動するための4座独立式シートをはじめとした専用設計を施した「エグゼクティブ」や、前後デフロック機能を装備してオフロード性能を高め、専用のエクステリアデザインを施した「オフロード」を新規設定しているのがトピックだ。デザイン面においては、運動性能や機能に根差したデザインを追求しつつ、フラッグシップSUVに相応しい力強さや存在感と、洗練されたプロポーションを実現した。

EXECUTIVE

新型LX600は、多様化する様々なユーザーのニーズに一層寄り添った開発を図り、標準仕様に加え、新たに“EXECUTIVE”と“OFFROAD”を新規設定。
“EXECUTIVE”では、オンロードはもちろん、オフロードでも快適に過ごせる機能を備え、移動時間に安らぎを提供する。また“OFFROAD”では、悪路走破性を高める専用装備によって、LEXUSの新たなオフロードイメージを提案する。マットグレー塗装のホイールや、ブラック塗装のホイールアーチモール、黒光輝塗装を施したフロントグリルなどの専用エクステリアにより、力強い走破性を主張する独自のデザインを実現している。

OFFROAD

3.5ℓ V6ツインターボガソリンエンジン(V35A-FTS)は、前モデルのV8自然吸気エンジンからダウンサイジングしつつもターボ化により出力・トルクともに大幅に向上し、最高出力305kW(415PS)、最大トルク650N・mを発生。マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用とロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出す。
後席空間の拡充と寛ぎに重点を置いた4人乗り仕様の“EXECUTIVE”を新たに設定。都市をまたぐような長距離や荒れた路面を移動する際もリラックスの出来る空間を演出。寄木細工の繊細な美しさが映えるオーナメントパネル「鷹羽(たかのは)」を新規開発。鷹の羽根の紋様をモチーフに、日本の匠が三種類の杢を重ねた素材を、角度を変えながら三度にわたり切削を行なうことで、「鷹羽」の紋様を浮かび上がらせているのだ。「鷹」の勇猛さと美しさを兼ね備え、フラッグシップているSUVに相応しい意匠としている。

オートマチックトランスミッションは、発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、ダイレクトなフィーリングを実現。また、10速化により、ギヤステップのクロス化、全体のギヤレシオのワイドレンジ化を実現し、リズミカルで心地の良い走りと、高速燃費、発進加速、オフロード性能の向上を同時に果たしている。

路面状況に応じたオフロード走行支援を、6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できるマルチテレインセレクトを、新型LX600においても採用。従来のブレーキ油圧に加え、駆動力、サスペンションを統合制御し、選択したモードに応じて最適化。路面状況に応じた走破性能を引き出すことが可能だ。また、従来ローレンジ(L4)のみであった動作範囲をハイレンジ(H4)にも拡張。岩石路の極低速走行から未舗装路の高速走行まで、世界中のどんな道でも楽で上質な走行を実現する機能に進化した。さらに、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、ブレーキ油圧、駆動力、サスペンション制御を最適化するAUTOモードを、LEXUS初採用。ドライバー自らモード切替えすることなく、走行シーンに応じた走破性能を引き出すことを可能にしている。

全長◇5,100㎜ 全幅◇1,990㎜ 全高◇1,885㎜ ホイールベース◇2,850㎜ パワートレーン◇3.5ℓ V型6気筒インタークーラー付ツインターボ タイヤサイズ◇18/20/22インチ 車両重量◇2,540~2,600

新型LXはこれまで定評のある悪路走破性をさらに進化させた。伝統のボディオンフレーム構造とリヤのリジッドサスペンションなどのハード性能を磨き上げるとともに、マルチテレインセレクト、クロールコントロールなどのソフトウェアを進化。さらに、マルチテレインモニターやLX初のデュアルディスプレイなど、オフロードでの運転を支える様々な最新技術を導入することにより、過酷な環境においてもより安心して運転することができるのだ。