【Weed】ハードなギア感を強調した ハイラックス〝ネオBKスタイル〟
ハイラックスサーフのユーズドコンプリートをはじめ、デリカD:5やプラドのカスタムコンプリート販売を手掛けるWeed(ウィード)。その中でもブラック&クロームが特長の「BKスタイル」は、スタイリッシュにブラックカラーを演出する同社を代表するカスタムコンプリートモデルだ。そんな「BKスタイル・コンプリート」に、マイナーチェンジ後の現行型ハイラックスのZグレードをベースとしたモデルが新たに追加された。このモデルの特長は、従来のBKスタイルと異なり、ノーマルに装着されているクロームの存在をあえて抑えていること。
具体的には、フロントグリルとリアバンパーの純正クローム(さらにフロントバンパーにも)にタフライナーペイントを施し、ワイルドな印象とした。タフライナーは強靱な粉体塗装の一種で見た目だけでなく、キズの防止にも効果がある。ゆえにハイラックスのベッドライナーにもオススメだ。
加えて、足もとにはオリジナルホイール「エムクライム・カノン」をセット。サイズはJAOSのオーバーフェンダーを装着した場合は17×8J±0、ノーマルの場合は17×8J+20が履ける。
車高はフロント下がりを抑えて水平な姿勢を保つべく、フロントに40㎜アップのコイルスプリング、リアには25㎜のブロックを装着。これがベーシックな仕様であり、さらなる要望に応えて、マフラーやシートカバー追加などのオプションカスタムも可能だ。
GUN125ハイラックス後期 リフトアップカスタム
Weedカスタムコンプリートの基本メニューでもあるリフトアップを敢行。フロントに40㎜アップのコイルスプリング、リアは25㎜アップのブロックとあえて前後のアゲ幅を変えることで、前下がりなハイラックスを水平な姿勢へとアジャストしながら車高をアップ。これがベーシックなメニューとなるが、大幅にリフトアップしない理由はノーマルショックの使用を前提としていることと、サスペンションに過大な負荷を与えないため。より高みを目指したいユーザーにはアップグレードプランも用意。
フロントにはリフトアップの補正メニューとして、デフダウンスペーサーも装着し、ドライブシャフトブーツへの負担を低減。またコンプリートカーでは車高を上げた場合、トヨタセーフィティセンスも再調整している。
触媒以降、センターパイプから交換するエキゾーストとして、オールステンレスのエムクライム・デュアルサイドマフラーをインストール。車検対応のため、音量は控えめだが低音を重視したサウンドは心地良い。もちろん走りのレスポンスもアップ。出口形状はネーミングが示す通り、オーバルのデュアル。リヤヒッチを活用する機会の多いハイラックスにふさわしいサイド出し仕様。
タフライナーペイント
ポリウレアという樹脂化合物を使用した、トラックの荷台(ベッドライニング)など、サビやキズつきのダメージから守るのに最適なスプレーオンのライニング剤。定着すると強靭かつ柔軟性のある皮膜によって、様々なダメージから保護できる。ちなみに皮膜の種類は2種類。いわゆる保護塗装の一種であるが、独特な見た目のザラザラした質感はギア感が強くかなりワイルドな見た目となるため、Weedではカスタムペイントとしても使用している。
新しいBKスタイルでは、純正クロームパーツのフロントグリルとリアバンパーを塗りつぶすようにタフライナーペイントを実施。さらにフロントバンパーのアンダー部にも施工することで、統一感のあるエクステリアに生まれ変わっている。
Mclimb KANON(エムクライム・カノン)
オリジナルのパーツブランドであるMclimb(エムクライム)からリリースされているアルミホイール「KANON(カノン)」の17インチを装着。欧州・中世時代の大砲であるカノン砲からデザインのエッセンスを得たスタイルで、センターから深くコンケーブを描く6本スポークはとにかく力強さに溢れている。そのスポークにレクタングルスロットを設けることで、軽量化と個性的なスタイルを実現している。
荷台に積載を前提としているハイラックスは、純正状態では実は前下がり。それをウィードのリフトアップカスタムでは水平姿勢にアジャスト。相当な重荷を積まない限りは、トラクションのかかりが良くなり乗り心地も向上する。