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【JAOS】スタイル・機能性・品質を備えた本格派なJAOSスタイル

NEWフラッグシップモデル「300」シリーズの登場で、話題沸騰中のランドクルーザー。そうした状況もあり、トヨタSUVと親密な関係にあるジャオスは、そのミドルレンジを担う「ランドクルーザープラド150系」のカスタマイズを今なお加速させている。すでにプラドに対するカスタムメニューは熟成されているが、さらなるアイテム追加やパーツのリニューアルを行ない、現在のユーザーのニーズにキャッチアップしている。
 とりわけ注目なのが『JAOSフラットラック』。いわゆる新世代の仕上げのルーフラックだ。フラットなデッキをベースに、多彩なオプションパーツの床板枚数(フロアバー)や外枠(ウォールバー)のほか、ランプステー&ランプの追加など、使い方に合わせ自在にアレンジできるのが魅力。今回のモデルはフット部分もプラド専用で、スタイル・信頼性・機能性も十分考慮されている。
 また従来FRP製だったフェンダーガーニッシュはABS製に、さらにマフラーカッターがメインだった排気系パーツも、本体からつくり込んだ新作マフラーを完成。サスペンションは既存の前後同じリフトアップ量(約40㎜)のコイルスプリングに加え、リヤのリフト量のみを20㎜に抑えたいわゆる水平姿勢を保仕様を設定する(デモカーには未装着)。
 機能性と走りをさらなる高みに昇華させるジャオス・プラドは、300系に負けない存在感がある。

JAOS フラットラック1250×1920

かつて、四駆ブームの頃に一世を風靡した“JAOSスタイル”を担うマストアイテムだったジャオスのルーフキャリアが、アウトドアブームに呼応して復活!“JAOSフラットラック”の名で、スタイリッシュかつユーティリティを高めた拡張型の薄型ラックとして登場。現在ラック本体のサイズは1250×1400㎜、1250×1920㎜の2種で、レインモール付き車用と専用フットタイプを用意(プラド用はラック本体と共に専用フットをセットして販売)。アルミ製で軽量ながら、開発段階で『引張強度試験』や『振動試験』といった自動車メーカーの厳しい品質基準に準拠した過酷な試験を行うなどタフさも追求。メーカーOEMを手がけるジャオスならではのクオリティと信頼性の高さが魅力の〝純国産品〟だ。

今回、プラドに装着されたのは1250×1920の専用フットタイプ。フロアバーに設けたTスロットに荷物をタイダウンできるようにするアイナットの他、追加フロアバー、ウォールバー(いわゆるアオリ)などオプションも充実。IPFのLEDランプなどを装備できるランプステーも開発中だ。

フロント

ジャオスの150プラド用サスペンションは、3種類のショックアブソーバーのほか、リフトアップやローダウンコイルまで多彩。今回はフロントに車高調機能(10㎜~50㎜)を持つ渾身の VFCAサスでリフトアップ(リヤはコイルで35~40㎜アップ)。ダンパーには乗り心地と安定性を両立するハーモフレック機構も搭載したほか、前後とも14段階の減衰力調整機構を備える。

リア

今回の仕様の他、リヤのリフトアップ量を20~25㎜に抑えた“バージョンB”シリーズも追加。フロントの車高調と共に、いわゆる前のめりの姿勢を整える仕様だ。

カーボン調PVC材を採用した小キズからボディを守る実用アイテムのプロテクター類も最近のJAOSのヒット商品。デモカーにはJAOSドアハンドルプロテクターやJAOSフューエルリッドプロテクターを装備。ボディサイドのアクセントにもなる。
タイヤはホワイトレターが映えるTOYOオープンカントリーR/T(LT275/55R20)。純正で20インチのない150プラドだが、ロープロファイルのインチアップ、しかもホワイトレタータイヤで足もとを鮮烈に演出。リフト量もホイールも275サイズを自然に装着できる設定だ。
オリジナルホイール“JAOSバッカスCM-11”を装着。リムに向かって力強く伸びるツインスポークが特徴で、プラド用サイズは20×8.5J+18/6H-139.7を設定。
カラーはマットアッシュブロンズとスモークポリッシュブラックの2種類を用意。品質にこだわったMADE IN JAPAN製。

JAOS フェンダーガーニッシュtype-X

片側わずか10㎜以内の出幅ながら、数値以上のワイド感を演出するJAOSフェンダーガーニッシュは、今回素材をABS樹脂にリニューアルして、製品のクオリティをアップしたこともトピック。ダミーボルト付きの“type-X”は、太めのタイヤ&ホイールとマッチングさせてもよく似合う。一方でダミーボルトの無い“type-S”仕様(FRP製)も設定。
150プラドのブラックエディションにもマッチさせるべく、JAOSスキッドバーはブラック、プレートがブラスト仕上げの仕様をセレクト。さらにラリー活動から生まれたボディアンダーを守るスキッドプレートtype-Rも実装。
排気系パーツに関しては、これまでいわゆるマフラーカッター「BATTLEZテールパイプフィニッシャー」があったが、いよいよ本格的な“マフラー”もリリース!まずは今回の砲弾タイプから。
JAOSリヤスキッドプレートはタフなリヤビューを演出するとともに、リフトアップで露見してしまうスペアタイヤをカバーする役目も。カラーはブラックとブラストの2タイプを用意している。

新型ランドクルーザー<300>JAOSスタイル

ジャオスでは、プラドだけでなく新型ランクル<300シリーズ>のパーツ開発も当然急ピッチで進行中。その第1弾は「都市型向けの最上級・ZXグレードでフィールドでも映えるアウトドア仕様に」というコンセプト。リフトアップorローダウンか、オフロードかオンロードか…と方向性は多彩なだけに今後のスタイル拡大も気になるところ。
 なお、今回開発中の現場を見学する機会を得たので、具体的なパーツもチェック!まずZXの純正スタイルを活かしながら、力強いアピアランスを持つバンパープロテクター(仮称)の存在感はやはり際立っている。純正バンパーの上に被せるタイプでマスクをよりワイルドに見せる。ほかにも、今回プラド用がABS樹脂製を採用したフェンダーガーニッシュtype-Xもランクル300でもモデリング中だった。
さらに大径感とオフロード感を融合した新作20インチホイールを装着予定とするリフトアップスタイルに期待が高まる!
すでに主要なエクステリアパーツのテイストは決まり、クレイでモデリング中。アピアランスのキモとなるのが、フロントバンパーガード(仮称)。センター部左右に2灯ずつLEDデイライトをインストールするディテールが見て取れる。その姿は2022年のオートサロンで初披露を予定。
話題のルーフキャリア、JAOSフラットラックはすでに取り付け検討中。また、恐らくプラド用も設定される20インチサイズのホイール、トライブクロスの登場も楽しみだ。