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2021.09.30

【GANADOR】最高峰の性能と迫力を満たす専用設計マフラーチューン

 確実なパフォーマンスアップが得られるだけでなく、リヤビューも最高峰の見た目に仕上げられるなど〝大人のスポーツチューニング〟とも言える高品質のスポーツマフラーを世に送り出している、純国産マフラーメーカー「GANADOR(ガナドール)」。
 そんなガナドールから、先代から人気車として君臨し、先頃モデルチェンジを果たしたばかりのホンダ・ヴェゼル用のP.B.S搭載スポーツマフラー(バーテックス4WD/SUV)のリリースの案内が届いた。聞くところによれば、今回のマフラーはガナドールではとにかくひさしぶりのホンダ車への対応ということもあり、ガナドールのチューニング理論がそのまま通じるか…といった不安は少なからずあったそうだ。とはいえ、マフラーはリヤピースのみの構成であり、また逆に得意としているハイブリッド車のチューニングということもある。

 ここではガナドールの開発部で図面から製作、実車テストまでを担当する開発部の柴部に開発のエピソードを伺った。
「このヴェゼルe:HEV専用のマフラーは、純正センターパイプに触媒があるため、リヤピースのみでガナドールのP.B.S理論を実現しています。ホンダ車のマフラー開発はしばらくぶりだったのですが、結果としては大きな問題が生じることなく開発に終始できました。これまで他メーカーの同クラスのモデルに対してやってきたノウハウは間違っていなかったのだなと。結果、気持ち良く走れて、かつ燃費改善も実現するスポーツマフが実現できました。企業秘密の部分なので内容は詳しく明かせませんが、これまでリリースしてきたすべてのマフラーは最適なバランスを求めてチューニングしています。過去の経験から、数値的にはトルクの最大値がもっと伸びるかと思っていましたが、今回のヴェゼルではこれがベスト。数値には現れない扱いやさや快適さを十分に感じていただけると思っています。」
 そう、まさに専用設計によって、テールやパイプレイアウト、そしてメインサイレンサーは成立する。ちなみに、ガナドールのマフラーは〝グラスウールレス構造のサイレンサー〟で専用設計されていることも特徴である。
「すぐに消音しやすいことから、グラスウールを使用したサイレンサーはある意味楽なのですが、ガナドールではそれよりも確実な性能のアップが望めたり、また長期間の使用においても劣化しにくいということで、グラスウールレス構造のサイレンサーとしています。開発に時間がかからないワケではありませんが、開発スピードのみを優先せずに、装着した時に必ず満足できるように考えながら、開発を進めています。」
 マフラーを即座に量産するという点では〝非効率〟かもしれないが、スポーツマフラーを望むユーザーのことを第一に考えて、性能・ルックス・品質面での妥協を許さないという意味では、これが一番〝効率的〟なのである。
 ガナドールでは、むしろ〝コダワリのスポーツマフラー〟を造ることでユーザーのもとに最高峰のチューニングプランを届けているのである。

ホンダ・ヴェゼル専用Vertex 4WD/SUV
GANADORスポーツマフラー・ラインアップ

GVE-054BL

右ダブル出し/リヤピース/オーバルテール(チタン製ブルー発色)

GVE-054PO

右ダブル出し/リヤピース
オーバルテール(ポリッシュ仕上げ)

リヤピースのみだが、チタニウム製ブルーテールとポリッシュ仕上げテールの2タイプをリリース。4WD用マフラーも鋭意開発中だ。
※現在、ヴェゼル /e:HEV Z/e:HEV X(6AA-RV5)4WD用のマフラーも開発中

馬力向上と燃費改善を生むP.B.S効果とは?

 ガナドールマフラーは、P.B.S(パワーブーストシステム)という独自の理論に基づく、特殊な流体管理構造をマフラー本体に組み込むことで、エンジンには手を加えずに出力を上げる全く新しいスポーツマフラー。P.B.S塔載マフラーは、大きく3つの効果をもたらしてくれる。

➊徹底した車種別専用設計により、供給された燃料のみでトルク(登坂力)やパワー(高速走行時の馬力)を大幅に増強するスポーツ走行型にセッティング。
➋ゆったり加速&減速といった運転では、増強されたパワーを使わなかった分の燃料がすべてカットされ残る。結果、大幅に燃費を改善。
➌サウンド(排気音)は、心地よく響きながら出力状況を絶えずドライバーに伝え、運転をアシストしてくれる。

フィット感や性能に配慮し、105×70φのオーバルテールマフラーによって、リヤビューを引き立てている。なお、テール内部にはパワー&トルクを向上させるスパイラルフィンを採用。これがまさに専用設計にふさわしい仕上がりだ。
 
 
ウールレス仕様にこだわっているヴェゼル専用のサイレンサー。パワー、トルク、音量、音質を決定付ける重要な要素だ。ここにガナドールマフラーのノウハウが凝縮されている。
リヤピースのみの構造だけに、徹底して無駄をなくしたパイプ配置を行ない、排気効率に貢献。
効率と安全のパイプレイアウトと右ダブル出しマフラーによって、ボディやフレームには一切加工すること無く、マフラーの装着が可能。

ホンダ・ヴェゼル専用ガナドールマフラーの性能

ノーマルマフラーと性能を比較(ガナドール社内データ)

●パワーデータ
ノーマルマフラー 133.4ps/5050rpm
GANADORマフラー 139.1ps/4930rpm (ノーマル比:+5.7ps)
●トルクデータ
ノーマルマフラー 20.5kgf・m/4390rpm
GANADORマフラー 21.7kgf・m/4320rpm (ノーマル比:+1.2kgf・m)
●燃費改善値(実燃費走行テスト結果) +12.3%改善!

※走行時の写真に化粧プレートを
 合成したイメージ画像

 ガナドールのP.B.S搭載/右ダブル出しマフラーを装着した新型ヴェゼルに乗って早速テストドライブ!本ページにあるパワー・トルクの性能曲線を参照してから読んでもらうと、走りの印象が分かりやすいと思う。
 まず最高出力(パワー)は、ノーマルマフラーより5.7psアップの139.1psを叩き出した。ハイブリッドでこの伸びは驚異的だ。また曲線にある通り、パワーの勢いも良い。だから、ハイスピードな高速巡航も快適そのもの。
 一方トルクの最大値は+1.2㎏f・mアップ。この最大アップ値に加え、トルクの最大幅も重要で、+2.6㎏f・m以上の数値をマーク。また全域で常にトルク数値は高く、簡単に言えば、アクセルの踏み込みが少なくても加速感がある。さらに低回転から勢いがグーンと伸び上がるため、楽に発進・加速できるようにチューニングされている。当然、燃費も12.3%もの改善率を誇る。
 エキゾーストノートはノーマルよりは大きめの音量だが、もちろん車検適合。車両全体を包み込む低音の心地良いサウンドは、大人のスポーティなムードに溢れている。

リヤビューに直感的に感じる美しさはもちろんのこと、安全面にもしっかりと配慮。バンパーの形状に合わせて設計されており、安全基準にもとづいたテール突出量を誇る。105×70φのオーバルテールは見た目も性能も、そして安全面もバランスして調和した見事なフィッティングを実現しているのだ。