2023年に創業50周年を迎える4×4エンジニアリングサービス。永きに渡り4WDの様々なアフターパーツを提供してきたが、そのポリシーは「4WDの機動性を損なわず、オンもオフも快適で安心感のある走りを提供する」こと。そのスタンスから生まれたのが〝カントリーサスペンション〟であり、名作ホイール〝ブラッドレーV〟もまた然り。
これまで同社は、このサスペンションとアルミホイールという2枚看板を大きく打ち出していたが、オフロード走行を安心して楽しむには、下回りのガードパーツは必要不可欠。そこで今回はリアダンパー/ピボット/タンクガードといった保護&補強部品に加え、ラテラルアップブラケットやクロスメンバーダウンブラケットと言った補正パーツを新たに登場させた。いずれもジムニー/シエラのどちらにも装着可能だが、リアダンパーガード、ラテラルアップブラケットはJB23/33/43も装着できるとか(ピボットガードはJB64/74のみ)。こちらのオーナーも要チェックだ!
さて、今回撮影したデモカーのJB64/74は、共にビッグカントリーサスペンションキットを組み込み、30㎜リフトアップした仕様。数値だけ見ると大人しい印象があるが、車高を上げすぎると各部の補正がかなり必要となり、その分出費も増えてしまう…。つまり気軽にカスタムを楽しめるリフト量でもある。前後のショックは14段階で減衰力の切り替えが可能。さらにフロントには細かな振動を抑制するハーモフレック®を採用しているので、心地良い乗り心地を披露する。これはゴツゴツしたM/Tタイヤなどの装着時に、その効果を体感できる。
実際に試乗させてもらったが、オンロードでは車高が上がっているにも関わらず、むしろノーマルよりも安定感がアップした印象。またオフロードではわずか30㎜でもクリアランスが拡大するので、安心感や走破性が格段に向上。もちろんその足もとは〝機能美〟を具現化したブラッドレーVを装着。シンプル&強靭さを追求したカタチが、ジムニーの機能を最大限に引き出してくれる。
ジムニーの楽しみ方は人それぞれだが、オンロードだけでなくキャンプやオフロードを目一杯楽しみたいのなら、何を選ぶべきかが、ご理解いただけるだろう。
カントリーサスペンションキット [ジムニー専用約30㎜リフトアップサスペンション]
4×4エンジニアリングサービスが展開する『ビッグカントリーサスペンションキット』は、ジムニーJB64用もジムニーシエラJB74用も基本的には「30㎜リフトアップコイル」と「14段階で減衰力が調整できるショック」で構成される。また、より安定感のあるハンドリングを好む人のためにステアリングダンパーやリーディングアームブッシュがセットになったフルコンプリート仕様までラインナップ。いずれも装着車のグレードに合わせ、ヘッドライトレベライザーステーの有無があり、必要なものだけをチョイスすることができる。キットでの装着がベストだが、リーズナブルにリフトアップしたい方や、純正車高派のユーザーのためにコイルスプリングやショックは単品でも販売されている。
ビッグカントリーエキップメント:ショックアブソーバー
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30㎜程度のリフトアップであっても、車高を上げるとロッドの取付角度が大きくなってしまう。そこでホーシング側にブラケットを追加し、ロッドの角度やホーシングの位置を補正する。こうすることでサスペンションが上下にスムーズに動き、不快な横揺れを防ぐことが可能。
3インチ以上のリフトアップで必須、2インチでも長いショックを装着するならクロスメンバーを下げないとプロペラシャフトと干渉する。それを防ぐため、クロスメンバー本体を下&後ろ方向にオフセットするダウンブラケット。4.5㎜厚のスチールで、強度面も考慮。
■BRADLEY V for JIMNY
オフロード走行をする際にヒットしやすく、また変形させてしまいがちなピボット部分。ここも3.2㎜厚のスチール製ガードでしっかり保護。排土性にも配慮した形状を採用する
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