メーカー担当者自らが開発車両を所有し、実際にプライベートから仕事の足としても乗りこなして欠点や改善点をあぶり出す。それをフィードバックしてより良い物作りへ励む。X-FANGはデモカーであるデリカも自家用車として開発担当者が普段フィッシングやアウトドアに使用しており、紹介するラングラーも若きオーナーが自らの足としてファミリーユースとして愛用している。
実はここが一番の肝で、いくら有名所のパーツサプライヤーでも、実際に乗っている人が感じる部分と、在庫車両もしくは開発車両として展示しているだけのクルマを軸にパーツ開発するのでは雲泥の差。同社定番アイテムのビレットシフターの握り易さやドリンクホルダーの絶妙なフィッティング、さらには荷崩れを効果的に防ぎ、ビジュアルもアグレッシブかつスポーティーなSPYCEレーシングネット。そしてステアリングフィールが格段に心地良くなるサスペンションからステアリングダンパーまで、ドライバーが普段乗る上で「あったら良いな!」をカタチするスタンスがX-FANGの魅力であり、理に適ったアイテムを続々とリリースするようだ。
F/2.5、R/2インチの理想的なスタイリング!
ここ数年タイヤ外径の肥大化は如実で、37インチ履き、39インチ、さらには40オーバーも珍しくなくなってきた。しかし、過剰なリフトアップと腰下重量の増加は車両に負担を掛けてしまうということで、現実的なサイズ感としては35インチあたりが一番バランスが良いのではとX-FANGでは考えている。
この辺りのバランスを考慮して上げ幅をフロント2.5インチ、リア2インチの設定でコイルスプリングをリリース。ソレに合わせてスタビライザーリンクやアジャスタブルトラックバーも開発。さらにはFOX製ステアリングダンパーにXF延長キットを採用して右ハンドル用へセッティングするなど、上げたことでスポイルするステアリングフィールを見事に改善。我慢を強いられることなく、普通に快適に乗れるリフトアップの理想形を実現させた。
機能美はもちろん、利便性も格上げするインテリアパーツ
ジュラルミン25㎜の削り出しで左右のサイドプレートを包み込んで精密な作動性と高い剛性感を両立するエッジの効いたフォルムがもたらす造形美で、ジープらしいタフなイメージを印象付けるビレットシフター。そして市販品のドリンクホルダーの取り付けが難しいJL用に開発されたアルミブロック採用のビレットドリンクホルダー。A/C吹き出し口からの温度に連動してドリンクの温度保持をサポートするなど、機能美に満ちた逸品だ。
またSPYCEレーシングネットは荷室と座席を仕切って、ソフトトップ化に伴うラゲッジスペースの制限を絶妙にかわすことにも有効。
- X-FANG byTGS
- 06-6311-9000
- https://www.tgs-at.jp