「Weed」新作ボディキットや熟成パーツで彩るコンプリート
リフトアップしてオーバーフェンダーを装着、ワイルドにするためにオフ系タイヤに変更する……そう、多くのユーザーが想い描くスタイルだろう。ただし、カスタムしたらトヨタセーフティセンスや新車保証はどうなるのか?と不安を感じる人も多いはず。それらを取り除き、お気に入りにカスタムしたプラドを新車購入時から楽しめるのが、Mclimb/Weed(エムクライム/ウィード)の新車コンプリートカーだ。
元々ハイラックスサーフの専門店として展開してきたウィードは、エムクライムが運営する車両販売ショップ。そのウィードがランクルの新車〝カスタム〞コンプリート販売を開始したのは150プラドの中期型から。ブラックパーツを中心に仕上げた「BKスタイル」やアメリカの西海岸を想起させるようなメッキパーツを多用した「LAスタイル」を提案してきたが、現在ウィードがイチオシする新車コンプリートカーは、この「Mclimbコンプリート+」。ちなみにウィードの新車コンプリートカーはグレードやエンジン、ボディカラーはディーラーでの新車購入と同様に自分好みのセレクトができ、もちろん純正オプションも追加可能。そこにカスタムパーツとして、エムクライム製のリフトアップサスペンションやオーバーフェンダー、マフラーの装着、オプションの社外ナビなども追加できる。では、今回のMclimbコンプリート+の詳細なカスタムメニューを見てみよう。
リフトアップコイル/オーバーフェンダー/タイヤ&ホイールはパッケージとなり、コンプリート+にはノーマルバンパーの前後に追加するオーバーライダー風ボディパーツを文字通りプラス。注目はやはり新登場したこのボディパーツ。ノーマルバンパーに被せて追加するいわゆる手軽な〝貼り系〞パーツだが、装着車のイメージはガラリと変わる。立体的造形を加える4点のボディパーツで構成されているが、トータルで装着するもよし、一部を選んで装着することもできる。
フロントバンパーの下側センター部や両サイド、フォグランプの下、さらにリヤバンパーの両端といった立体的造形のMclimb(エムクライム)オリジナルのプラド用ボディパーツ4点。シンプルながらイメージを一新できる。今回撮影したホワイトのデモカーはパーツの形状を分かりやすくするため未塗装の状態だが、欧州系SUVらしくも見えるため、これはこれでアリ。
フロント
リヤ
バンパー中央とその左右、さらにフォグランプの下にガーニッシュを追加。存在感を主張できるが、ランクルとしての走破性を損なわないように考え抜かれたデザインとしているのもポイント。
リヤバンパーのサイドにはキャラクターラインのあるパーツを追加。後ろに切り上がったデザインとすることで、軽快感や疾走感が強調される。ホワイトデモカーはあえて未塗装。
一方、ブラックのデモカーは、全く同じパーツを装着しているが、ボディ同色塗装とすることで、統一感のあるエアロバンパーのようにも見せることが可能だ。
フロント
リヤ
コンプリートカーのオプションメニューとなる片側2本出しマフラー(もちろんパーツのみでの購入も可能)。エレガントなオーバル形状はリヤビューのアクセントにも効果的だし、レスポンスもアップする。
ボディ同色ペイント仕様はマッチングとデザインがバツグンで、一見純正風なシンプルさが魅力的。一方オーバーフェンダーは、ボディパーツと一緒に装着しても良いし、それ無しでもイケる。片側35㎜ワイドで車格をアップさせつつ、ボディサイドを立体的に彩ることができる。
元々のボディカラーの違い、装着したパーツがボディ同色か未塗装樹脂ブラックかの違い、さらに足もとのタイヤ&ホイールが20インチか17インチかと異なる今回のMclimb/Weedのデモカー2台。これらはWeedがイチ推し新車コンプリートスタイルの一例だ。ここに自分なりのスタイルを盛り込むこともできる。
ボディパーツと同じくエムクライム・オリジナルのコイルスプリングへと交換することで40㎜のリフトアップを実施(ショックはノーマルのままでOK)。タイヤサイズを大きくしたこととも相まって、たくましいスタイルとなる。コイルのスペック自体は、乗り心地を損なわないように設計されたもので、ファミリーユーザーも満足できる快適性を実現しながら、フィールドに乗り入れた時にはボディへのヒットが軽減され、走破性もアップできる!
リフトアップコイルとと一緒に、フロントデフのダウンブラケットも同時に装着することで、ドライブシャフトのブーツ切れが軽減するように対処済み。しっかりと安全性に配慮したサスペンションだ。
Mclimbオリジナル(KANONE)
ホイールは両車ともMclimbオリジナルのKANONE(カノン)をオフロードタイヤと共にセット。サイズはホワイトが17インチ、ブラックが20インチだが、新車コンプリートでオーバーフェンダーを装着した場合に限り、通常の+20インセットと違い、写真のインセ ット±0や-10のKANONEの装着もできる。通常モデルよりコンケイブが強く、立体感やリムの深さを感じられる。また〝限定品〟という響きは、何ものにも代え難い満足感を得られる。
外観だけでなく室内も!コンプリートの醍醐味!
例え純正のファブリックシート装着車でもWeedのコンプリートオプションのレザー調シートカバーを装着するだけで、最上級グレード風にアレンジが可能(装着したのはシルバーステッチ入り)。撥水性も高く、濡れた状態や飲み物をこぼしてもサッと拭き取ることが可能など、汚れが気になるユーザーにもイイ。