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「SUZY SPORTS」車高アップに伴うネガ要素を排除したJB23カスタムの完成形

新型モデルが登場しても人気に陰りが見え始めるか?と思えば、ますます注目度が高くなるばかりのJB23。カスタマイズの需要も高く、さらなる高みを目指すユーザーも数知れず。そんなJB23を愛する人たちをサポートするためにスージースポーツではパーツ開発を続けていく。これはファンにとっては嬉しい限りだ。

さて、ここに紹介するJB23だが、スージースポーツが、以前、デモカーと仕上げた車両を、現オーナーによってさらなる進化を遂げた。ジムニーのカスタマイズにおいて、リフトアップして、タイヤを交換して、といったファインチューニングは一般的。ここに紹介する車両もまた、そのセオリーにのっとってカスタムされていて、各部の補正もしっかり行なわれた4インチアップの足回りは、オンロードでも、オフロードでもガシガシ攻めることのできる仕上がりとなっている。純正タイヤからオフロードタイヤに変更するとどうしても加速が鈍くなる。これは、タイヤの重さが大幅に増加したことによるパワーロスが原因。スージースポーツでは、このパワーロスを改善するために、サブコン導入を前提にしたチューニングを施している。ノーマル状態にすぐに戻せる非調整型のサブコンで燃調をコントロールし、合わせてオリジナルのエアクリーナーやマフラーなどの追加でパワーロスを改善している。このチューニングは、燃料を絞る方向で調整しているので結果、燃費の改善にも効いている。スージースポーツ流石である。

スージースポーツのオリジナルパーツの中でも高い人気を誇るFRP製の前後バンパー。これに変更することで、アプローチ&デパーチャーアングルが大幅に向上する。前後バンパーとオーバーフェンダーにはLINE-Xを塗布。
良好な視界確保に役立つライト類のカスタムを随所に導入。テールランプやフォグランプをLED化。バックランプやフロントライトバーにもLEDを採用した。追加フォグもLEDとした。
タイヤの重量増を緩和するためにホイールは軽量なA・LAP-Jを採用。タイヤは、M/T(225/75R16)とした。
ディンプル加工を施したアルミペダルセットで確実な踏みしろを確保。

ワンポイントカスタマイズ

重量増加で生じる加速不足をエンジンチューニングで補う!

パワー&トルクアップと同時に、冷却系やホース類の強化も実施済み。
吸入空気を増加させ、確実にエンジンに空気を送り込むためにスポーツエアクリーナーやステンレス製インテークパイプ他を導入している。
ラジエターとコアサポート上部の隙間を塞ぎ、冷却効率を高めるクーリングプレート。
ブローバイガスに含まれるオイルを溜め、インテークの汚れを抑制するキャッチタンク。
オーバル形状の左右2本出しとなる、レボリューション・デュアルマフラーを装着。
レブリミッター・スピードリミッター引き上げ、可変バルブタイミングマップの最適化補正など行なうパワーエフェクトフルコンピュータ−、燃料の増加を可能にするMINICON-PROなどでトルクアップを果たしている。