ジムニーへの本格参入を皮切りに、4WD・SUVジャンルのパーツ開発・リリースに注力する総合パーツメーカー「ブリッツ」。スーパーチャージャーやマフラーなどのラインナップからどうしても〝チューニング〟のイメージが強いが、ジムニーJB64用でも好評を博す「リフトアップ車高調」の車種バリエーションが拡大中だ。満を持してリリースされたランドクルーザープラド150のリフトアップ車高調を中心に紹介していこう。
ブリッツが新たに150プラドの2.7ℓガソリンエンジンモデル用として、リリースした車高調キットは「DAMPER ZZ-R」シリーズの2種類。ひとつは従来のノウハウを注ぎ込んだローダウンモデル、もうひとつが先述したリフトアップ仕様で、「ストリートでもチョイ上げ+オフロードタイヤでオフ感を満喫したい!」というニーズに応えるべく設定されている。
この車高調キットの特長は、まずサスペンション・ストローク量を犠牲にしない全長調整式であること。さらに実に32段もの減衰力調整機能が与えられていることだ。専用開発されたコイルスプリングのバネレートは適正なレートに設定され、そこに組み合わせるショックアブソーバーはフロントがコイルオーバータイプ、リヤは別体タイプを採用。優れた走行安定性を確保できるため、高速道路などでも不安なく走ることができるし、さらに乗車人数や積載量に応じて32段の減衰力調整機能を駆使すれば、高いコンフォート性能を得ることができるのだ。
ちなみにDAMPER ZZ-Rリフトアップ仕様は約15㎜〜50㎜アップ、ローダウン仕様は60㎜〜10㎜ダウンが可能。つまり、前後でアゲ量が変えられるため、尻上がりを抑制して、いわゆる水平姿勢を保つカスタムにも対応できる。今回の車高調キットに触れて、安全かつ快適にリフトアップやローダウンを楽しむためには、最適な車高調整が必要だと思い知らされた。

DAMPER ZZ-R (リフトアップ仕様)

DAMPER ZZ-R(ローダウン仕様)

バンプ側に加えてリバンプストロークも多く取るセッティングで、しなやかな乗り心地を実現し、ノーマルの腰高感やロール過多な印象も抑制。モデリスタエアロを装着した車両との相性が非常に良好な車高調だ。




NUR-SPEC CUSTOM EDITION

COMPRESSOR SYSTEM


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