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「モトレージ」リフトアップ量とタイヤ&ホイールの関係をスタイリングの変化でチェックしてみた。

ジムニーを買った。リフトアップしてゴツゴツしたタイヤにし、カッコ良くしたい。多くのジムニーオーナーはそう考えているだろう。だが、リフトアップとは、メーカーが設計した設定を崩す行為でもある。
ノーマルという、スズキが作り上げた仕様は、確かにオールマイティで誰が乗ってもそれなりの走りができる。だが、悪い言い方をするとオンロードもオフロードも中庸というか、そこそこな仕上がり。そのクルマの性格を、ある程度特化させたのがモトレージのサスペンションキットで、ユーザーの使い方や目的に合わせて、6種類もの仕様が用意されている。
そのサスペンションキットだが、同じように見えて、実は全く性格が異なる。車高を上げればオフロードを走れるのかというとそうでもないし、オフロードを重視すれば、峠道はダメかというとそうでもない。

◆走りに違いは現れるのか?

今回オフロードに持ち込んだのは、オンロード性能を重視した3.5インチリフトと、オフロードに重点を置いた3インチリフトの2台。数値だけ見れば3.5インチの方がクリアランスに余裕があるが、結果はいかに!?

3.5インチアップ

3インチアップ

ショックは共にモトレージのオリジナルビルシュタインで、違いはスプリングのみ。3.5インチは車高が上がった分、路面との接触は少ないが、バネが硬めなのでややバタバタする感じ。それに対し3インチはスムーズと言うか、路面に張り付くようにサスペンションが動く。もちろん3.5でも十分オフロードは走れるし、より大きなタイヤが履きたいならこちら。対して3インチは、オンロードは重要だが、それよりもオフロードを最重視したいという人に向いている。

◆スタイルの違いを知る

リフトアップ量とタイヤ&ホイールの関係をスタイリングの変化でチェックしてみる。

2.5インチアップ

選択したタイヤ&ホイール

●タイヤ
銘柄:BF Goodrich Mud-Terrein T/A KM3
サイズ:225/75R16
●ホイール
銘柄:ENKEI RP T1

フロントサスペンション

リアサスペンション

選択したサスペンション

・モトレージ 2.5インチセミハードコイル

・モンロー サムライショック 

・モトレージ 調整式ラテラルロッド

・モトレージ ラテラルロッドアップブラケット

3インチアップ

選択したタイヤ&ホイール

●タイヤ
銘柄:BF Goodrich Mud-Terrein T/A KM3
サイズ:205/80R16

●ホイール
銘柄:WORK CRAG SJ-1

フロントサスペンション

リアサスペンション

選択したサスペンション

・モトレージ 3インチソフトコイル 

・モトレージ オリジナルビルシュタイン46スーパーロングダンパー 

・モトレージ 調整式ラテラルロッド

3.5インチアップ

選択したタイヤ&ホイール

●タイヤ
銘柄:YOKOHAMA GEOLANDAR X-MT
サイズ:7.00R16

●ホイール
銘柄:ENKEI RP T1

フロントサスペンション

リアサスペンション

選択したサスペンション

・モトレージ3.5インチスーパーホットコイル 

・モトレージ オリジナルビルシュタイン46スーパーロングダンパー

・モトレージ 調整式ラテラルロッド 

・ラテラルロッドアップブラケット 

ノーマル車高

選択したタイヤ&ホイール

●タイヤ
銘柄:YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015
サイズ:215/65R16

●ホイール
銘柄:MKW MK-56

フロントサスペンション

リアサスペンション

選択したサスペンション

・モトレージ ノーマル高スーパーホットコイル 

・モトレージ ビルシュタイン46 ノーマル長ダンパー

自分がジムニーをどのような場面で一番使うのか、どんな路面で気持ちよく走りたいのかを考えて選ぶのが間違いないと言える。もちろんモトレージに相談すれば的確なアドバイスがもらえるので、自分に最適な仕様を見つけ出して欲しい。