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「クライメイト」大胆かつダイナミックなボディキットの先駆者!

今では想像もつかないかも知れないが、150プラドがデビューした直後は圧倒的にローダウン&エアロパーツといったスタイルがカスタムの主流派であった。好みの分かれるところではあるのだが、四駆らしさやランクルの機能性は残念ながらスポイルしていると言わざるを得ない仕様と言える。だが、そんな流れに一石を投じたのがクライメイトだ。
 素材にFRPを採用しながらも、エアロパーツではなく、四駆らしさを強調する機能的なボディキットとして開発されており、何よりもリフトアップに似合うことを前提にデザインされているのが最大のポイント。フロントバンパーは極力薄く切り詰め、対地クリアランスを拡大するデザインを採用。だがそのままではフレームの先端部分が丸見えになってしまうため、ここをアンダーガード風に処理している。またリアバンパーはノーマルのままであるが、同じくアンダーガードを追加することで、ダートランナー的なスポーティさを演出。さらにサイドビューを見ると、ピアスボルトがあしらわれたオーバーフェンダーを装着。これは30㎜ワイドな設計となっており、1ランク上の風格を醸し出している。
 ボディキットは150プラドに2タイプ、またランクル200やLX570用もそれぞれ専用に発売中であり、走りを感じさせるスタイル、それがクライメイトの最大の魅力となっている。

フロントバンパーを薄くデザインすることで、疾走感を強調。下側はアンダーガード風の処理を施すことで、ランクルらしさをさらに強調。コーナー部分にはラインLEDをビルトイン。
リアバンパーはノーマルのままだが、ここにアンダーガードを追加。フロント同様、単なるカバーでなくリブを設けることで、砂漠を疾走するレースマシンの様な雰囲気を演出する。
車高を上げタイヤサイズを大きくすると、どうしても制動性能は低下する。そこでクライメイトでは前後共6ポッドの強化ブレーキも発売中。走りを極めるならマストアイテムだ。
車高を上げタイヤサイズを大きくすると、どうしても制動性能は低下する。そこでクライメイトでは前後共6ポッドの強化ブレーキも発売中。走りを極めるならマストアイテムだ。

LAND CRUISER 150 PRADO BODY KIT Ver.1

フロントバンパー・Ver1は、バルブタイプのLEDを採用。これだけで印象が大きく変貌。

LAND CRUISER 200 BODY KIT

ランクル200用も、オフロードを意識した形状を採用。コーナーセンサーなど移植可能だ。

LEXUS LX570 BODY KIT

LX570用はその性格を考慮し、土のイメージを完全に排除しスポーティ性を強調する。