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枠に捕われないカスタムで狙い通りのイメージへ「BRAIN STORM」

デリカカスタムの専門店ではなく、4WD車全般のマルチファクトリーとして様々なジャンルのカスタムカーを制作、販売してきた奈良県のブレインストーム。固定概念や定番アイテムといったマニュアルに縛られることのない自由な発想と提案力は、ジャンルを問わずファンが多い。今回紹介するデリカオーナーの一人は、先にランドクルーザーカスタムで同店の仕立ての良さに感動して、3カ月前に新車で購入したばかりのデリカを早速預けてフルカスタムを施してもらうほど、ユーザーから絶大な支持と信頼を寄せている。特筆すべきはそのアレンジの振り幅。この2台、どちらも4インチアップとなるが、キットは左側がWalker Supplys、右側がオートガレージチャンプ製となる異なるサスペンションをチョイスしている。同じ上げ幅であっても、ユーザーの使用用途や好みに応じて、適したアイテムの提案ができることこそが、同店の強みである。その他、同じKMCホイールでもリムインサートの塗り分けで個性を主張したり、デューリーマーカーの有無やバンパーガード、オーバーフェンダーの塗装までユーザーがイメージする姿を可能な限りカタチにしていく姿勢は、多くの4WDファンを虜にしている。デリカをカスタムしてみたいけれど、どこに相談すればいいか迷っている人は、ぜひ同店へ足を運んでみるといいだろう。

KMC XD827 ロックスター3の20インチ(9J)はマットブラックにリムインサート部分をゴールドに塗装して立体感を演出。タイヤはMONSTA テレーングリッパーの265/50R20のホワイトレターを組み合わせる。
KADDIS製AR4オーバーフェンダーは、あえて塗装前の素地のような印象を見せるマットブラック塗装を施している。
アルミのサイドステップの組み合わせて乗降性が向上。ブレインストームのサイドディカールも備わる。
TGS製モディファイドリアディフレクターでスクエア基調のリアフォルムをスポーティに演出。
KADDISヘッドライトプロテクターはレンズ割れ防止にもなる。
JAOSロアスキッドバーを装着。リア周りをワイルドな印象に演出する。
フェラーリレッドに塗装されたWalker Supplysディーゼル4インチリフトアップキット。4インチの上げ幅に対して、各部高さや角度補正が施される。ホイールベースのズレも考慮されている。
ノーマル車高のD5(右)と比較してみると明らかにヘッドライトの位置が大きく異なる。タイヤの外径アップと4インチリフトにより、アクティブな印象に仕上げている。

54馬力アップを可能にする燃料コントローラー!

D.F.Cは独自に設計、開発された国内生産。自社プログラミングにより納得のいくセッティングを実現。ECUを介さずユニットをエンジンに接続するだけのイージーインストールで、デリカD:5の弱点であるスタート時に感じるアクセルフィーリングの鈍さを払拭できる。

右のデリカと同じKMC XD827 ロックスター3の20インチ(9J)ではあるが、こちらはホワイトの塗り分けでコーディネイト。タイヤはMONSTAテレーングリッパーの265/50R20をチョイス。ホワイトレターと相まってモノトーン基調が足元を引き締めている。
イマドキのフェイスに昔ながらのオフローダーらしい精悍さをプラスするX4X GOQBUTO-R。専用のLED補助灯とセットで装着すれば、さらに逞しさが際立つ。
アメリカンSUVやトラック御用達のルーフマーカーランプはELFORD製のアンバー色を採用。目線が上へと行く視覚効果も手伝って、夜間走行時は圧倒的な存在感を放つ。
オートガレージチャンプ製ディーゼル4インチアップキット。アライメントをはじめとする各部補正、修正により、リフトアップしても安定した走りを実現している。

同じ4インチアップでも組み合わせるパーツやカラーコーデで異なるスタイルを提案

4インチアップ/ノーマル車高/4インチアップ

同じ4インチアップでもルーフマーカーが付いている方が若干車高が高く見えて、塗り分けを施す黒いオーバーフェンダーの方が少しワイドに見える。実寸だけでなく、こうしたパーツの組み合わせによる視覚効果がいかに重要かが分かる。