【ピークス松田ゴム】卓越のワザとノウハウでユーザーの想いをリアルに
目してほしいのはシエラ。カスタムのコンセプトは車高をできる限り上げないで265/75R16のタイヤを履くこと。その難題に対応すべくサスを3インチアップキットに換装。フロントは調整式アームでホイールベースとキャスター角を最適化。純正よりもやや寝かせたキャスターとしている。リア側で起こるコイルの湾曲はリアアーム交換でホーシングの角度を修正。加えてエナペタル製のステアリングダンパーで直進安定性も補正するほかスタビライザーの延長などして自然なハンドリングを実現しているのだ。いっぽうタイヤの大径化によってハイギアードとなったギア比はダウンギアとスロットルコントローラーで対処。同サイズ背面タイヤで見えなくなった後方視界はカメラを装着してモニターに映すなど安全面も配慮している。エクステリアではクワドロペットで特注したスチール製のフロントバンパーに換装しワイルドなスタイルを実現。逆にリアには工藤自動車製のバンパーを使用しスッキリとした印象に仕上げている。さらにトランスファーやアームピボットにはイギリスから取り寄せたガードを装着。燃料タンクには自社製のガードを装着しオフロードにも対応しているのだ。ただ部品をつけるだけでなく、書ききれないほど細かな作業が施されたJB74。オーナーの夢を丁寧な仕事で答える姿勢こそ、ピークス松田ゴムの魅力なのだ。
265/75の大径タイヤを履き、オンもオフもしっかりと走れるカスタムが施されている。しかもこの状態で構造変更も行ったフル公認車なのだ。
タンクガードはピークス松田ゴムオリジナルを装着。アームピボットガードやトランスファー、ショックガードなどは人と違ったカスタムがしたかったからとイギリスから取り寄せたガードを装着している。
265サイズだと純正フェンダーからタイヤが微妙に出てしまう。それをカバーするためラバーフェンダーで延長して構造変更を受けているのだ。
旧型ジムニーでは255サイズでも履くにはインナーフェンダーの加工などが必要だった。しかしそれより大径の265を履かせたノウハウには驚く。
大径タイヤを背面に背負うと後方視界が悪くなる。それに対応すべくデータシステムのカメラを装備。前方や直左の視界もカメラで確認できる。
丁寧にセッティングされたサスペンション。コイルは新製品のピークスレスポンス3インチアップコイル。ダンパーは14段の調整式だ。このほか前後アームやスタビライザーの延長など細かな部分まで調整し純正以上に自然なハンドリングを実現。
目的やコストに合わせて相談できるラインアップも魅力だ
ピークス松田ゴムではJB64、74ともに1~2インチのサスを揃えている。またキットもライトなリフトアップからガッツリとオフを走りたい人まで対応可能。例えばこのJB64では2インチUPコイルに14段調整式のダンパーをセットアップ。クロスメンバーも交換しておりオフでしっかりと遊べる仕様。店長の松田さんもオフ走行が趣味なので、いろいろと相談してみるといいだろう。
M/Tパターンながら街中で走行ノイズが少なく、オフでも遊べるデューラー225/75を装着する。
ピークスのリフトアップスプリングは1~3インチをラインナップする。手軽な1インチは純正ショックにも対応。3インチは現在専用ダンパーを開発中とのこと。2インチはマルチに使いやすい特性となっている。
2インチ以上のリフトアップになればクロスメンバーの交換は必須。車検適合の問題にもピークスでは対応してくれるのでまずは気軽に相談してみよう。