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ハイラックス

2021.02.12

「トヨタカローラ三重」ハイラックスを底上げするディーラーの手腕を披露する

国内唯一のピックアップトラックであるトヨタ・ハイラックス。ノーマルでもその存在感は圧倒的だ。例えば、かつて大ヒットしたハリウッド映画の中でアメリカ人の若き主人公が日本産のトヨタ・ハイラックスに憧れたように、ハイラックスらしさを底上げするカスタムで市場を盛り上げたいと願う人物がいた。それが永井自動車工業株式会社の代表取締役を務め、トヨタカローラ三重やトヨタホーム三重などの企業を兼任して運営する永井宏明さん。そのかたわらレース活動も行ない、ARN RACING代表にして自らもレーシングドライバーとして、社員メカニックとともにスーパーGTなどに参戦する熱き男だ。
そんなカーガイが、最近カスタムマインドを刺激されたのが、2020年に顔回りを中心にビッグマイナーチェンジを行なった新型ハイラックス。しかも単にワイルドにしてオフロード走破性をアップさせるだけでなく、ディーラーでも取り扱えるカスタムを目指して…という至上命題がある。

トヨタカローラ三重の戦いはまだ続く…。今後の完成型も気になるところ。

赤い差し色がレーシー感を強めるGRスキッドガードやWALDの55㎜ワイドオーバーフェンダーを装着(フェンダーはフロントバンパーを新型用フェイスに併せるように加工)。さらに全体の統一感を目指すため、Xグレードの染地パーツをあえて使いつつボディ同色塗装を施した。こうした徹底的にメッキ感をなくしたことで、実際はアメリカではハイラックスは発売されていないのだが、ピックアップトラック大国のアメリカで走っていそうな精悍ながら押し出しの強いスタイルを獲得している。
BATTLEZ リフトアップセット VFCA ver.Cにてリフトアップを実施。フロントは車高調付きVFCAダンパーとコイルスプリング、リヤはリフトアップリーフを選択。適なドライビングと高いスタビリティを両立。
YOKOHAMA ジオランダーA/Tの275/55R20サイズとTEAM DAYTONA F8 Gain(20×9.0J±0)のボトムでインチアップを敢行。それに伴いタイヤが干渉してしまうが、バンパーやインナーフェンダーカット加工に対応。
荷台には純正のベッドライナーを装備した上でTRDキャノピーを実装。長大なボディが迫力を増幅している。