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【GANADOR】充実のラインナップを誇るガナドールにおいてもレアなサイド出しマフラーをランクル250に新設定!

四駆に強い純国産スポーツマフラーメーカー『GANADOR(ガナドール)』。超・長期開発の末に満を持してランドクルーザー300用の各種マフラーが発売されたのは記憶に新しいが、このマフラーで現行ランクルオーナーからの絶大なる人気を不動のものとしたガナドールの4WD・SUVに向けたマフラーシリーズ『バーテックス4WD/SUV』から、ランクル250用も好評発売中だ。
 今回メインで紹介するのは、250用の左右4本出しマフラー(120×90大型スクエアテール)だが、ランクルオーナーにはお馴染みのスタイルを継承し、リアビューに圧倒的な迫力を与え、風格のある姿を披露してくれる。
 一方で左サイド出しという、特徴的なレイアウトを採用したマフラーも250用に新登場!これはトレーラーなどのけん引時に排ガスが直接かかりにくく、さらにデパーチャーアングルも稼げる仕様だ。またテールエンド形状をオーバル2本出しとすることでランクル250との一体感を高めている。
 これらガナドールのマフラーは、エンジン特性を気持ち良い走りに変えてくれるスポーツマフラーだ。そうしたパワーとトルク、燃費改善までを実現するのが、特許取得済みのガナドール独自の技術『PBS.S(パワーブーストシステム・スーパー)』の搭載によるもの。
 そのパフォーマンスアップを具体的に説明すれば、パワー&トルクのアップによる動力性能の向上、さらには燃費の改善に、耐久性のアップなど。これを実現するため、ガナドールのマフラー開発はすべて専用設計となる。同時に、出力&トルクの向上をベンチテストと実走行で行ない、燃費向上の確認も満タン法にて確認。また専用デザインと取り回しとしているため、優れたフィット感も大きな特長だ。
 中でも開発自体は困難を極めるが、確かな性能アップや長期間の使用に最適である〝グラスウールレス構造のサイレンサー〟の採用もガナドールマフラーの大きな特徴だ。マフラーの部材には高品質なステンレスやチタンを使用するため、ぶつけるなどのアクシデントがなければ、サビへの耐食性も高く、グラスウール構造のサイレンサーと違い、消音効果が劣化もない。
 ユーザーのニーズを満たすため、ガナドールではマフラー開発における設備投資やスクラップ&ビルドで生じる手間を惜しまない。こうした開発姿勢は、マフラーを即座に量産・販売するという点では〝非効率〟だが、スポーツマフラーを望むユーザーの満足度を第一に考え、性能・ルックス・品質面で妥協を許さないという意味では、これが一番〝効率的〟だとガナドールは主張する。手間が増えれば開発には時間がかかるが、自社一貫製作の強みで実現している。
 見た目だけのマフラーと異なり、パフォーマンスが得られて〝見た目〟も最高峰。ゆえにガナドールマフラーはファンに支持されている。

■LAND CRUISER×オールステンレス/リヤピース/左右4本出しスクエアテール(ポリッシュ仕上げ)

自社開発であることはもちろん、国内自社工場での一貫生産で優れた品質を確保しているガナドールのマフラー。PBS.Sを搭載した下写真のランクル250用のVertex 4WD/SUVマフラー(左右4本出し)は、光沢感のある質感と耐久性に優れたメカニカルなオールステンレス製。ランクル300で初採用された120×90という大型スクエアテールを250用にも踏襲し、ランドクルーザー250のリアビューに風格を与える。性能面だけでなく、スタイリング面でも圧倒的な迫力で満足させてくれる。もちろん、テールの出幅や取付位置は装着対象のバンパーの形状などに合わせて設定されている。

ガナドールが独自開発した特許技術「PBS.S(パワー・ブースト・システム・スーパー)」のテクノロジーは、専用で設計されるサイレンサー(タイコ部分)の内部構造と、テールフィンとのマッチング、流体力学管理を極限まで行った成果が凝縮されたもの。その構造は社外秘だが、ひとつのポイントはサイレンサーに完全なグラスウールレス構造を採用していること。比較的安価で容易に消音効果が得られるが耐久性が低いという弱点のあるグラスウールを使わず、独自のウールレス構造のサイレンサーとすることで、優れた耐久性と消音効果に加え、高い排気効率も実現。さらに車種ごとに最適な排気レイアウトとすることで、ノーマルのマフラーとは段違いの性能が得られる。ちなみにこれまでのPBSマフラーとPBS.S搭載マフラーとの違いが分かるのが、テールエンドに内蔵された渦巻き状のスパイラルフィン。既存のPBS搭載マフラーに比べ、このフィンの形状自体を最適化することで、さらに排気効率を高めている。さらにガスケットにも専用品を使うほか、応力分散を考えた取り付けステー部など、コダワリは数多い。
今回撮影した250用のガナドールの左右4本出しマフラーは、リヤピースのみだが大型メインサイレンサーを採用し、その中央に「GANADOR」の文字を刻印。なお、角がアールを描いた丸型サイレンサーは空気抵抗の低減も狙ったものだ。

充実のラインナップを誇るガナドールにおいてもレアなサイド出しマフラーをランクル250に新設定!

ランドクルーザー250ガソリン車・ディーゼル車用サイド出しマフラー

ガナドール独自の特許技術「PBS.S」は、ランクル250用のサイド出しマフラーにもしっかりと搭載されている。これにより低中速から出力を向上させて日常運転での発進や加速時のレスポンスを改善。スポーツ走行時に限らず、いつでも理想的な走行アシストが提供され、ノーマルマフラーと比べて加速時の力強さや燃費改善をもたらしてくれる。しかも静粛性に優れており、ディーゼル車用は特有のざらついた感じがマイルドでおだやかになり、ガソリン車用は体を包み込む心地よい低音サウンドをプラス。もちろんその見た目がサイド出しマフラー最大の特徴で、けん引やオフロード走行の機会の多い250に最適だ。

ランドクルーザー250用のサイド出しテールは2本出し形状。105×70オーバルテール(左サイドダブル出し)を採用し、チタンブルーとポリッシュテールから選べる。
サイド出しだがオーバルダブルテールすることで、リアビューの迫力は満点!モデリスタリヤバンパーガーニッシュにも装着可能。

■PBS.S比較体感試乗

ここからは、見た目の迫力以上にパフォーマンスをアップできるランクル250用PBS.S搭載4本出しマフラー『バーテックス4WD/SUV』の実力をチェック!今回は250では力不足な印象もある2.7ℓガソリン車で〝比較〟試乗した。その内容はノーマルマフラーと4本出しのPBS.Sを搭載したマフラーをそれぞれ装着して、一般道と高速道路の同じルート約20㎞を走行するものだ。
 率直な感想として、PBS.Sマフラーを装着すると明らかに乗りやすくなった。ノーマルマフラー装着時はエンジンレスポンスにタイムラグがあって、モッサリと回転が上がる。さらに3000回転以上まで一生懸命に回して、エンジン音も大きくなってから、ようやく加速していく印象があるのだ。これがランクル250というクルマの車格からすると、意外とストレスに感じられる。
 一方PBS.Sマフラーでは、始動のためにアクセルを踏み込んだ瞬間にその力強さが分かる。左の性能曲線データを見ると、PBS.S搭載のマフラーは低中回転のトルクがノーマルを遥かにしのぐ数値を叩き出しているが、これらはスムーズな発進や加速時のレスポンス改善を生み出している。その後もパワーもトルクもノーマルと同等のカーブを描いていくが、すべての回転域でノーマルマフラーを上回る数値を示している。ちなみに最大トルクは、ノーマルの4010回転よりかなり低い3760回転時となっており、さらに3060回転時のトルクの最大差は、なんと+4.1kgf・m(約22%UP)を達成。こうした常用回転域でのトルク改善幅が、実際の運転では数値以上に改善されたフィーリングとなる。
 250が搭載する2.7ℓガソリンエンジンの特性を強調するチューニングとしているのも好印象で、高速道路では追い越し加速や登り坂でストレスのない発進と加速を体感できる。試しにアクセルをベタ踏みしてみたが、瞬時に加速してグイグイとレスポンス良く走れる。ここにはパワートレイン本来のシフトアップ感もちゃんとあって、「まるでスポーツカーのような滑らかさ」と言っても良いレベルで、自然な加速に移行できる。
 実はこの太いトルクは一般道でのスムーズな走りでも役に立つ。低中速から出力の向上は日常運転での発進がスムーズになるため、アクセルを深く踏まないで済む。つまり燃料を使うことが少なくなって、燃費の改善にも効く。
 PBS.Sマフラーは、しっかりチューニング感があるのにエコである。さらに運転が楽しく気持ち良くなる誰にでも扱いやすいマフラーであることが体感できた。

ランドクルーザー250のノーマルマフラーとPBS.S搭載左右4本出しマフラーで性能を検証

※ランドクルーザー250 VX(3BA-TRJ250W:2.7ℓガソリン) R6/4~

●パワーデータ
ノーマルマフラー 149.1 ps/5,070rpm → GANADORマフラー 158.2ps/5,060rpm【ノーマル比+9.1ps】
●トルクデータ
ノーマルマフラー 22.6㎏f・m/4,010rpm → GANADORマフラー 25.0㎏f・m/3,760rpm【ノーマル比+2.4㎏f・m】
※トルク最大差は3,060rpm時に+4.1㎏f・m
●近接排気騒音データ -2dB(3,900rpm時) ※車検対応/●燃費改善値(検証結果) +14.8%(8.2㎞/ℓ→9.4㎞/ℓ)

ノーマルマフラーを装着した2.7ℓガソリン仕様のランドクルーザー250 VXで一般道から高速道路をまず走る。その後にPBS.S搭載のガナドールマフラー「Vertex 4WD/SUV・左右4本出し」に交換して同じコースを比較試乗している。結果、高速道の追越し加速はもちろん、一般道の出足においてもハッキリと分かるパワー&トルクの向上を実感できた。さらに気持ち良く走れたのも特筆点。
低中速から出力を向上させるため、アクセルにリニアに反応するフィーリングはとても心地良い。もうひとつのポイントがサウンド面。低音で重厚さを増した排気音は250にふさわしいサウンドを奏でランクルらしさを強調。車検対応であるため音量自体はもちろん大きくなく〝静か〟と表現しても良いもの。ガナドールの250用マフラーのラインナップの中では、特にこの左右4本出しが最も静粛性が高いらしい。数値上はノーマルとほぼ同等だが、その違いは数値でないところで分かる。気持ち良く走れる。

パワーブーストシステム・スーパー塔載/左ダブル出し/サークルテール(チタンブルー仕上げ)

■PBS.S SPORT MUFFLER LINE-UP for LAND CRUISER “250“

正同様の左側出しながら、左右4本出しと同様にガナドール渾身のPBS.S技術を搭載するVertex 4WD/SUVマフラーもラインナップ。GDS-175は120×90スクエアテールでGVS-061やGVS-062シリーズはφ98サークルテールを採用したサイレンサー一体型となる。

左ダブル出し

左右4本出し

左シングル出し

 さらに先述した通り、ランドクルーザー250用の左サイド出しマフラーが今夏から新発売!テール形状は左サイドダブル出しの105×70 オーバルテールで、他のモデル同様にテールカラーは「ポリッシュ」と「チタンブルー」を設定。ラインアップもVX標準バンパー、純正ヒッチ付バンパー、モデリスタリヤバンパーガーニッシュ付などに適合する。これらの左出し系マフラーの最大のメリットは、スペアタイヤを搭載したままでマフラーの装着が可能なこと。様々な選択肢からお気に入りのマフラーを選んでみたい!

モデリスタエアロバンパー装着車したオーナーにもスポーツマフラーでのカスタムを楽しんでもらうべく、ガナドールでは純正バンパーに用意されているマフラーをモデリスタ用にも設定。左右4本出しのスクエア・ポリッシュテール、左ダブル出しのスクエア・ポリッシュテール、左シングル出しのサークル・ポリッシュテールと同じくサークル・チタンブルーテール、さらに左サイドダブル出しのオーバル・ポリッシュテールとチタンブルーテールという4パターンをベースに、スクエア・ポリッシュテールやサークル・ポリッシュテールやサークル・チタンブルーテール、左サイド出し用の2本出しオーバルテールといったフルラインアップを誇る。なお、モデリスタエアロ用のマフラー形状やラインナップは基本的に標準リアバンパー用と同じで、価格も同じ。詳細はガナドールのWEBにて確認して欲しい!