ランクル100が新車販売されていた時代から、急増し続ける車両盗難。その後イモビライザーの標準装備が一般化するが、残念ながら盗難防止の決定打にはなっていない。最近ではCANインベーダーやリレーアタックと呼ばれるデジタル機器を使用した手口が一般化している。そして驚くことに、プロの窃盗団なら5分以内にクルマを盗み出してしまうそうだ!言い換えるならば、この5分を死守できれば窃盗団は盗むことを断念すると言う。そんな昨今の犯罪事情を反映して、セキュリティショップは大混雑。3カ月待ちという話も決して珍しくはないが、その間にクルマが盗まれない保証は一切ない!今日大丈夫でも、明日狙われるかもしれない。自分は大丈夫!と慢心せず、しっかり対策を行なおう。
そんな悩めるユーザーに救いの手を差し伸べるのが、岐阜にあるセキュリティ専門店のコンセプト。同社が強く推奨するセキュリティシステムは、世界中で愛用されているロシア製のオーサー・IGLA2ALARM(イグラ2アラーム)だ。
IGLA2ALARMの機能は各部のドアやボンネット、イグニッションを常時監視しており、万が一開けられたらサイレンとハザードで警告を実施。またエンジンの始動をロックする。前述したとおり窃盗団は5分以上時間を費やしたくないため、もっと盗難しやすい車両を選ぶというわけだ。さらにオプションを追加することでスマホと連動し、自車位置や履歴も確認可能。またリモートでエンジンの停止が可能だ。
そんな鉄壁のようなIGLA2ALARMを、コンセプトでは常時300台分の在庫を確保。インストール期間は丸3日で、その間の代車も無料で提供してくれる。ユーザーの不安を最小限にしたいので、愛車が納車された日に作業ができるよう、スケジュールは柔軟に対応しますと宮岡氏は語る。納車から数カ月眠れない夜を過ごすのはナンセンスだし、精神的にも良いことはない。それを解消するには、まずはコンセプトに相談だ。
IGLA

IGLA ALARM
(作業期間:3日/代車費用:無料)
●CANインベーダーやリレーアタック、さらにはゲームボーイなどの脅威から愛車を確実にガード
ロシア製のAUTHOR ALARMが、現代の車両盗難を確実に防ぐセキュリティシステムとしてリリースするIGLA。ベーシックモデルのIGLAはドアを開錠されてもエンジンの始動を防ぐが、アラート機能は備わっていない。そのためコンセプトがもっとも強くオススメするのが、アラーム機能が備わるこのIGLA2ALARM。タブと呼ばれる認証キーが2組セットになっているので、家族や複数人で使用するクルマにもインストールが可能。なおコンセプトは2024年でAUTHOR ALARMの製品をもっとも多く販売したお店なので、豊富な経験だけでなく様々なノウハウも持ち合わせている。
KLB PRO/KLB PRO+

KLB PRO/KLB PRO+
●従来通りのスマートキーを使用しつつリレーアタックを防止
スマートキーは非常に便利だが、常にリレーアタックの脅威にさらされていると言える。しかも一度スマートキーに慣れてしまうと、様々なセキュリティを解除するのが非常に煩わしく感じてしまう。だがIGLA2+にこのKLB PROを組み合わせれば、今まで通りスマートキーを使用しながらもリレーアタックを防止可能だ。
TOR

TOR
●アナログ式のロッキングシステムをデジタル制御するTOR
TORを使用すれば、CANBUS制御されている車両にアナログ式のロッキングシステムをデジタルで制御することが可能。複雑なシステムを構築することで5分の壁をより高く強固にすることが可能だ。他メーカーのセキュリティシステムと組み合わせたい人には欠かせないデバイス。もちろんIGLA2との併用が必須。
IGLA2+

IGLA2+
●IGLAシステムのベースを構築
すべての元となるのが、このIGLA2+。ドアやボンネットの開閉を常にモニタリングする。また開錠されてもエンジンの始動を防ぐので、車両が移動できないという訳だ。スマートキーを採用していないランクル70やビンテージランクルにはこちらがオススメ。これに自分の使い方に合わせたオプションを組み合わせよう。
COMPASS 4G

COMPASS 4G
●たとえ愛車が盗難されても位置情報を常に把握することが可能
通信型モジュールを追加することで、スマホを使用すれば自車の位置情報を常にモニタリングすることが可能。万が一車両が盗難されてもどこにいるのか一目瞭然。ちなみに、これまでコンセプトがIGLA2+をインストールした車両の被害は一件も報告されていない。だが、備えあれば憂いなし!と言うことだ。
視覚的な効果でIGLAの存在をアピール


オプションとなるが、エンジンを停止してセキュリティがスタンバイ状態になると点滅するスキャナイーも発売中。色はブルーとホワイトの2タイプを設定しており、文字もIGLAとAUTHORの2種類からチョイスが可能。窃盗団に対してIGLAの存在をアピールすることで、トラブルを未然に防ぐ効果も期待できるだろう。
非常にコンパクトなタブを採用
IGLAの各システムに採用されるタブは非常にコンパクト。通常のスマートキーと同じ感覚で開錠・施錠が可能だ。またオプションで電波を遮断するレザー製のタブケースも発売中。見た目も非常におしゃれで、セキュリティシステムを装着しているようには見えない、シンプルさも魅力と言えるだろう。
セキュリティ以外の電装系パーツも特異メニュー!ランドクルーザー250にも走行中でも見られるTVキットをラインナップ


ランドクルーザー250のサウンドアップグレードメニューも提案中。スピーカーはキッカーを使用しており、いくつかプランを設定中。また純正ナビでTVが見たい人のために、コンセプトではフジ電気工業のBullcin一択とのこと。信頼性が抜群で、安価なものを使用すると画面がブラックアウト。CAN-BUSに誤信号が入ると想定外のトラブルが起こりかねないそうだ。
通信モジュールのCOMPASS 4GにAUTO STARTを組み合わせれば、携帯電話を使用してエンジンの始動・停止が可能。また携帯からロックを行なった場合、スマートキーを使用しても開錠されない。まさに鉄壁と表現したくなるような、そんな強固な守りを実現している。車両の現在位置確認だけでなく、見た目には分からないようなイタズラの履歴も確認可能。海外出張などで長期間駐車場に止めたままにする機会が多い人に最適で、海外からでも愛車の状況確認や施錠が可能だ。ほかにも点検時用のオフモードも備えている。

宮岡氏は「なるべくIGLAが装着されているようには見えないように配線していますね。ゲームじゃないけれど、5分で見つけられなければコッチの勝ち。窃盗団の気持ちになって配線を取り回しています」と語る。ただ装着するのではなく、ノーマルの配線に溶け込ませる。コンセプトのセキュリティには、そんな気配りも込められていると言えるだろう。

GDJ76にはスマートキーが採用されていないのでリレーアタックの心配はない。そのためIGLA2 ALARMをチョイス。それに対しランクル250と300はスマートキーを採用するので、IGLA2 ALARMに加えてキーレスブロックPROがマスト。ユーザーの使い方に合わせたシステムを構築するのも大切だが、装着する車両に合わせた、最適なシステムをコンセプトなら提案してくれる。

- 岐阜県羽島郡笠松町円城寺647
- 058-374-7750
- 営業時間 : 11:00〜20:00
- 定休日 : 不定休
- http://www.concept450.com/