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【WIN’S WORKS】五感で違いを感じる事ができる楽しいジムニーを提案する!

40年近くに渡り、様々な4WDユーザーを支え続けてきたウインズワークスの中島氏。2000年に創業し間もなく四半世紀を迎えるが、それ以前からサスペンションやアルミホイールなど様々なパーツ開発に携わっており、パリ‐ダカールラリーにも参戦した経験の持ち主。だからと言って競技一辺倒ではなくキャンプや釣りといったアウトドアもライフスタイルに持ち、ユーザーが「ジムニーをこうカスタムしたい!」という要望に対して広い目線で最適な答えを提案してくれる。
 今回紹介するシエラは、ユーザーが本格的なオフロード走行を楽しみたい!という要望を最大限叶えた仕様。サスペンションの変更とボディリフトで合計4インチリフトアップし、265/75R16タイヤを装着。また前後のバンパーはコンパクトで、堅牢なスチールタイプに変更。大きな岩でボディにダメージを与えない様にロックレールも装備するが、必要にして十分なパーツを選択しており、意外にもシンプルなスタイルといえる。
 エンジンルームを覗いてみると、アースケーブルやオイルキャッチタンクを装備。またツインタイプのホーンに変更。ただ見た目を着飾るのでなく、快適な乗り味、愛車の良好なコンディションを維持する装備、心地よい音色を奏でるアイテムも装備する。まさにウインズワークスのカスタムは、五感で違いが体感できるクルマと言えるだろう。

オフロードをガッツリ走りたい!そんな要望に応えたカスタマイズ

ジムニー専門店は日本全国にあるものの、サスペンションだけでなく様々なタイヤのキャラクターまで把握し、ユーザーに最適なモデルを提案できるお店は意外と少ないかもしれない。岐阜県にあるウインズワークス代表の中島氏は、特にタイヤに対する造詣が深く、装着タイヤまで考慮したサスペンションチューニングを得意とする。これまで同社が創るデモカーは比較的大人しい印象があったが、今回のデモカーはそれまでのイメージと大きく変わり、本格的なロッククローリングが楽しめる様な仕様。3インチリフトアップに1インチのボディリフトを組み合わせる事で、265/75R16という走破性と個性的なスタイルを両立。もちろん車高をただ上げるのでなく、しっかり「走れる」仕様となっている。

加飾を施さず機能や性能面の向上を追求する

オフロードの走破性を高めるためにタイヤを265/75R16へ変更。外装面では金属製バンパーやガードを追加し、ダメージを予防する。他にもウインチの追加、ビードロックホイールなど本格的な走りを楽しむためには不可欠な装備を追加している。
ニューラインサカのスチール性バンパーに交換することで、アプローチアングルが増し小回りが効くようになる。ウインチが内蔵できる構造となっており、シンプルなフロントマスクを演出する。
大きなタイヤを装着すると、どうしても発進時の加速が鈍くなる。そこでクルマの各部に流れる電気のロスを減らし、エンジンの本来の能力を引き出すダイレクトアースキットを追加。エンジンの主要部からバッテリーにダイレクトにアースを取ることで、走り出しが走り出しが滑らかになり、燃費の向上も期待できる。
ハイブリッジ1stのジェントルマフラースマートに変更。バンパーから突き出さないので、オフロードでヒットする心配もない。
バンパーと同じくニューラインサカのロックレールを採用。オリジナルをそのまま取り付けるのではなく、取付位置と形状を最適化しボディにピッタリフィットさせるとともに、アフターメンテナンスも考慮して脱着も可能としており、ここでもウインズワークス流のアレンジ技が冴える。
リアバンパーもニューラインサカの製品を装着。可能な限りバンパーの全長を短縮しているので、ヒットさせる心配がない。またリアバンパーを交換するのに併せ、ナンバーをテールゲート部分に移設。スタイルよりもナンバーの破損を防ぐためと言える。
直径810㎜ものかなり大きなタイヤを装着。空気圧を下げてもビード落ちしないソリッドレーシングjmetal BEADLOCKはオフロードに欠かせない装備。
ウインズワークスを代表するパーツが、このオイルキャッチタンク。取り付けステーは車種別に設計され、DIYでの装着が可能。ブローバイガスの中に含まれる水分をエンジンに戻さず瓶離する事で、サビの発生を予防。長く良好なコンディションを長期間キープしたいなら、新車の時から装着しておきたいアイテムの1つだ。
サスペンションはハイブリッジ1stの3インチリフトアップキットに変更。前後のアームも交換し、アライメントの補正もしっかり行なう。リフトアップすると各可動部分の位置関係が変わることでバランスが崩れる。それを修正する事で操縦性と乗り心地が劇的に変化する。
純正ホーンはシングルなので、どうしてもチープな印象。これをデュアルにする事で和音となり、堂々たるサウンドへと変身できる。