TOP > 記事 > 「4×4エンジニアリングサービス」ランドクルーザーだからこそ、様々な状況にも対応できる最高の足回りを選びたい!

「4×4エンジニアリングサービス」ランドクルーザーだからこそ、様々な状況にも対応できる最高の足回りを選びたい!

今年はランドクルーザーの生誕から70周年を迎えた。世界中で愛されるランクルだが、その歴史の半分以上の期間にわたり、数多くのユーザーを支え続けてきた老舗パーツメーカー、それが「4×4エンジニアリングサービス」だ。若いランクルユーザーには馴染みが薄いかも知れないが、ベテランユーザーなら知らない人はいないほど絶大なシェアを誇り、カントリーサスペンション(通称カンサス)は、ランクルユーザーのためのサスペンションだと言える。40年以上に渡り200系を除く歴代モデルを網羅し、150プラドやGRJ76&79はもちろん、今でも40用のスプリングを販売中だ。
今回はその豊富なラインアップの中から、GRJ76用にスポットを当てインプレッションを実施してみた。リフト量はフロント50㎜/リヤ70㎜となり、ある程度荷物を積載することを前提に設計。ショックアブソーバーは14段階で減衰力調整が可能で、夏と冬でタイヤを履き替えても最善な乗り心地に調整することが可能。また走るシチュエーションに応じて切り替えることで、そのポテンシャルをフルに発揮できる。
さらに今回の撮影で装着している減衰力調整付きのショックには、KYBが開発した周波数に感応するハーモフレックというメカニズムも搭載。特に細かな振動を抑制するので、MTタイヤを装着していても快適な乗り心地も実現。道を選ばないランクルだからこそ、様々な状況にも対応できる足回りを選びたい。カンサスなら、そんなユーザーの要望に応えてくれる。

カントリーサスペンション

かつての70オーナーはオフロードの性能を重視しがちであったが、GRJ70系のオーナーは、レジャーで使う人がほとんど。そのため、以前の70系用とは全く異なるコンセプトで開発されている。減衰力調整が14段階となっており、ハーモフレックも乗り心地の改善に大きく貢献。またリーフスプリングとリヤホーシングが接する部分をあえて平らにすることで、スムーズな動きも実現している。更にステアリングダンパーの装着で、快適な直進安定性も実現している。
少々大きめの石が敷き詰められた河原を走行してみるが、オンロード向けの硬めのセッティングでは車体が跳ねる感じになり、安定感に少々欠けてしまう。もちろん速度は控えめにするべきだが、減衰力を3番ぐらいに変更すると、見違えるほど安定。細かな衝撃をキレイにいなしてくれるので走りやすい。
オフロードの中でも起伏が激しいクロカンは、減衰力が低い方がいいと思っているのでは?意外かも知れないが、ダートよりもやや硬めにするとヒルクライムなどの瞬発力が必要な場面で非常に走りやすくなる。特にパワフルな1GRを搭載するGRJは、トルクをロスなく路面に伝えることが重要だ。
4×4エンジニアリングの代表的なアイテムは、カンサスとアルミホイール。だがそれ以外にも、70系用には細かなエクステリアパーツを発売中。ステンレス製のリヤラダーはステップ部分を縦のパイプに貫通させる構造を採用。安全性にも配慮している。また泥除けを外した時にボディの一部が丸見えになるが、そこをキレイにカバーするサイドガーニッシュも発売中。嬉しいことに70系の全年式に対応可能だ。

150プラド用カンサスにも注目!

150プラド用のカンサスも、絶賛販売中。フロントは車高調を採用しており、25~80㎜で車高のアップが可能。例えばフロントバンパーを変更したりウインチを搭載した場合にも、容易に車体の姿勢が調整できるというメリットがある。ショックの減衰力はフロントが40段階、リヤはハーモフレックを搭載した14段階で調整が可能だ。なお、エアサスを採用するTZ-Gには装着不可となる。