先を見据えた仕入れで価格を抑えつつ品質を確保
補修パーツの輸入販売を主軸に、オリジナルアイテムの開発&販売も手掛ける企業として、2004年に設立されたセントピア。当初は業者向けに純正品、OEM、社外品を輸入販売していたが、ネットの普及と同時に、エンドユーザーへの販売も積極的に行うこととなった。その過程において、ドイツ車のパーツ価格がどのように変化したのかを、18年間、日本を代表する部品商社であるセントピアに伺った。
まず、ドイツ車のパーツ価格が年々上昇傾向にあることは確かだが、ネットの普及で価格破壊のようなことが起きたことも事実だ。インターネットが普及したことで、いわゆるパーツブローカーのような存在が、ネットオークションなどで低価格のパーツを流通したことで、セントピアも価格を下げざるを得ない状況になったとのこと。しかし、その価格破壊と同時に、品質のよくない部品が多数流通したことも事実。その結果、時間と費用を大きく失うこととなった工場やエンドユーザーが増え、現在は品質を考慮したパーツ選びの重要性が、広く認知されているような状況になりつつある。
では、部品商社としてのセントピアの特長とは何か。それは徹底した品質チェックを行なっていること。どんなに安くても、品質のよくないものを販売することは、セントピアの企業理念に反する。そのため、輸入パーツの品質チェックを徹底し、自社基準をクリアするものだけを販売しているのだ。ゆえにパーツ価格だけで判断すると、セントピアよりも安いパーツは存在するが、品質までをしっかり考慮したパーツ選びとなると、決して高くはないことが分かるはずだ。加えて、近年では輸入コストの削減という課題にも取り組んでいる。とくに現在はコロナ問題に加えてウクライナ問題も発生しているため、輸送費は空も海も非常に高騰している。計画的な輸入を行なっていなければ、部品の在庫に大きな支障をきたすだけでなく、部品価格に多額の輸送費を転嫁しなければならない状態になる。
しかしセントピアでは約2年前から現在の仕入れを計画的に行なっている。過去の販売状況やドイツ車の流通状況など、あらゆる情報を蓄積し、過剰在庫の抑制や輸送コンテナに効率良くパーツを積み込めるような部品を選択をするなど、地道な企業努力を24時間体制で行なっている。そのため、セントピアの輸入商材はまだ大幅な価格アップをせずにパーツを供給することが可能となっているのだ。ただし、今後は価格アップとなることも十分に考えられることと、輸送の遅延という問題もあるため、早めの購入が維持費を節約する大きなポイントとなることは間違いないだろう。輸入パーツの善し悪しを判断することは非常に難しい。だからこそ、エンドユーザーや修理工場に代わり、品質チェックされたパーツを提供することが、セントピアの大きな強みとなっている。OEMや社外品のみならず、パーツによっては純正品を強く推奨するといったことも、品質重視のパーツ提供を行なうという、セントピアの企業理念に沿ったことなのである。
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